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神奈川県特集
県内主要商工会議所会頭メッセージ ①/神奈川経済の成長目指して
横浜商工会議所 会頭 上野 孝 氏/横浜トランスフォーメーション「Y★X」で新たな変革を目指して
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横浜商工会議所 会頭 上野 孝 氏
長引くロシアのウクライナ侵攻や米国のトランプ関税により不確実性が高まる中、国内では資源・原材料価格の高騰や人手不足が顕在化し、中小企業は依然として厳しい経済環境が続いております。
こうした中、横浜商工会議所では、国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」の開催を契機に脱炭素社会の構築を図る「GX(グリーン・トランスフォーメーション)」を推進するほか、人口減少社会に対応した新たな横浜のまちづくりを促進する「UX(アーバン・トランスフォーメーション)」、企業の生産性の向上とさまざまな環境変化に対応する企業への変革を図る「DX・CX(デジタル/コーポレート・トランスフォーメーション)」を推進します。この三つの変革により“横浜トランスフォーメーション「Y★X」”を推進し、持続可能な横浜経済を目指します。
特に開催まで2年を切った園芸博では、サステナブル社会の実現に向けてさまざまな社会課題の解決に取り組む市内企業のGXの取り組みを世界に発信し、新たな変革により発展する横浜経済の確立に尽力してまいります。
川崎商工会議所 会頭 草壁 悟朗 氏/中小の持続的な発展へ 挑戦するマインド後押し
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川崎商工会議所 会頭 草壁 悟朗 氏
京浜工業地帯の中枢を担う工業都市として発展した川崎市は、現在、グローバル企業や研究開発機関が立地する産業都市として進化しています。それらを支える優れた製品や技術を持つ中小企業も数多く集積しています。
地域経済の好循環の実現には、中小・小規模事業者の稼ぐ力の強化が不可欠で、近年の構造的な人手不足や熟練技術者の高齢化などは大きな社会問題となっており、いかに生産性や産業競争力を向上させるかが喫緊の課題となっています。また、優れた技術をいかに継承していくかも乗り越えなければならない課題だと考えます。
そうした中、川崎商工会議所では中小・小規模事業者の持続的発展に資するために、県下で最も多い経営指導員を配置して相談・指導をはじめAI・デジタル化の推進による生産性の向上や事業承継への支援など多面的な取り組みを関係団体と連携し行っています。
人口減少や高齢化といった社会課題解決に向けた取り組みなど、時代の変化を成長への好機と捉え、挑戦できる環境やマインドを積極的に後押しすることで持続可能なまちづくりに貢献してまいります。
相模原商工会議所 会頭 杉岡 芳樹 氏/企業と都市の「稼ぐ力」強化 地域の成長導く
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相模原商工会議所 会頭 杉岡 芳樹 氏
相模原市内では橋本、相模原、淵野辺各駅周辺はじめ、まちづくりに関する計画等の策定が進んでいます。相模原商工会議所では民間主導・官民連携によるまちづくりを推進しており、特に、橋本駅周辺の「ものづくり産業交流ゾーン」などの土地利用計画の具体化に際しては、地元企業の参画を強く訴えてまいりました。
地域の成長においては、イノベーションセンターや産業交流拠点の創設などを通じた、企業誘致・人材育成・研究連携といった多面的な展開を視野に入れ、広域交流都市としての機能をいかに実装し、地域の稼ぐ力を高めていけるかが今後の重要課題です。
一方、中小企業の状況としては、物価高や人手不足といった課題の対応に迫られる中、省力化やデジタル活用、新規事業展開による付加価値創造等が求められています。当所では中小企業の課題解決に向け、補助金相談や金融支援等の伴走支援に取り組んでいるところです。
地域経済の発展には中小企業の活力が不可欠です。企業と都市、両輪の稼ぐ力を強化し地域のポテンシャルを最大限に引き出しながら、経済発展に取り組んでまいります。
厚木商工会議所 会頭 中村 幹夫 氏/官民連携 かながわの未来づくりに貢献
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厚木商工会議所 会頭 中村 幹夫 氏
厚木市は、人口約22万3000人、2023年度の財政力指数は1・148と県内市トップを誇ります。交通網は、東名や新東名、圏央道などが交差し、現在五つのインターチェンジが将来は七つにまで増設される計画で、多くの研究所や国・県の出先機関、企業や大学の集積をもたらしています。昼夜間人口比率でも115・80%(20年国勢調査)と県内市トップで、勤労や就学による人口吸引力が高いことも特長です。
また、厚木市と市内5大学、商工会議所で締結した包括協定に基づき定期的に協議会を開催し、産学公で地域の潜在的能力や可能性を高めるための意見情報交換を活発に行っています。
厚木商工会議所では、産業競争力強化の提言を継続し、企業立地や雇用を支援する奨励金、固定資産税の減免等を行政の施策に反映いただくことで官民連携による企業誘致を推進しています。
昨年にはSDGsの理念を理解し、達成に向けた取り組みを進める企業、団体、教育機関等で組織される「あつぎSDGsパートナー」に会議所も加わりました。魅力あふれる、かながわの未来づくりに貢献してまいります。


