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神奈川県特集
社会のニーズに応える優れた技術・製品・サービス File004
東芝情報システム/熱・漏水・乾燥を検知
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手のひらサイズで製造現場や機械室を見守るセンサー
東芝情報システム(川崎市川崎区)は、熱・漏水・乾燥を非接触で検知するシステム「VisilantEye」を開発した。機械や設備の異常検知や状態監視などに役立てる。製造現場などの生産効率や安全性の向上に貢献する。
検出原理には物体の放射熱から温度分布を検知できる赤外線アレイセンサーを採用した。物体から放出される赤外線より熱画像を取得後、独自のアルゴリズムで解析し、熱・漏水・乾燥の状態を割り出す。
1台で3役をこなす小型装置が現場を見守る。検知温度の範囲はマイナス30度ー250度C。任意の温度変化も検知できる。漏水の検知距離は3メートルで温水や冷水を検知。5メートル離れた場所にある対象物の乾き具合を判定できる。
大久保歯車工業/ニーズに応える林業機械向けボギーアクスル
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ボギーアクスル
大久保歯車工業(神奈川県厚木市)は、国内外の建設機械やトラック、工作機械メーカーに、歯車やアクスルなどの動力伝達装置を供給する。
林業機械向けに開発したボギーアクスルは、起伏の激しい路面でも車両タイヤを確実に接地できるのが特長。国内林業の現場で使いやすい5トン積載車両用として車両メーカーと開発を進めている。独自に全国の林業組合や林業の現場でヒアリングを行い、高齢化や人手不足が深刻化する林業の現場のニーズを把握。ぬかるみでの走行やタイヤ接地圧を抑えるなど、障害物を越えて作業道や林道をスムーズに走行できることから、生産性や安全性の向上と森林保護に役立ち、今後の普及が期待されている。
日本耐熱線工業/きめ細かな製品開発でシェア拡大
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500度C雰囲気下で使用可能な耐熱絶縁電線各種
日本耐熱線工業(川崎市中原区)は、国内唯一の耐熱絶縁電線専業メーカーである。
被覆熱電対・補償導線や工業用ヒーターリード線のほか、高温機器周辺配線や炉内配線、プラント配線用電線など、扱う品目は多岐にわたる。
独自のセラミックスフェルティング技術で、1000度Cの高温にも耐えることができるアルミナファイバー絶縁電線を開発。超耐熱電線「アセコート」として発売以来、業界をリードしてきた。
同社の強みは、専業メーカーならではのきめ細かさだ。工業用ヒーター、半導体、液晶分野でシェアを拡大し、製品の応用範囲は工業用から宇宙まで広がっている。
小野測器/ポータブル振動計「VWー3100」
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ポータブル振動計「VW―3100」
プラント・製造業では設備の老朽化が進む一方、更新の負担が大きく、既存設備を長く安定稼働させる保全体制の強化が求められている。回転機械の状態監視には振動計測が用いられているが、現場では聴診棒による点検も多く、経験に依存しやすいことや技術継承が課題となっている。
小野測器のポータブル振動計「VW-3100」は、独自の信号処理で異常成分を数値化し、兆候を把握しやすくした。加速度・速度・変位を同時表示して見落としを防ぎ、振動を音として再生する機能により聴診棒の代替として異音確認が可能。計測と記録を同時に行えるため事務所での精密診断にも活用でき、ISO20816評価や傾向管理にも対応するなど、現場の振動診断を総合的に支援する。
神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)/走査型プローブ顕微鏡を導入
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走査型プローブ顕微鏡の観察例(線幅500ナノメートルのラインパターン)。本装置は、公益財団法人JKAの「2025年度公設工業試験研究所等における機械設備拡充補助事業」を受けて導入した
神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)では、神奈川県内を中心にモノづくりの研究から製品化・事業化までを一貫支援している。
このほど、KISTECでは、半導体や薄膜材料、微細加工分野における研究開発ニーズの高度化に対応するため、走査型プローブ顕微鏡を新規導入した。この顕微鏡はナノレベルの表面形状観察のほか、機械特性や電気特性、磁気特性、熱特性といった各種物性の分布を評価でき、材料やデバイスの詳細な解析に活用できるのが特長。また、大型電動ステージの搭載により8インチまでの半導体ウェハー等に対応するほか、化学機械研磨(CMP)試料、フォトマスク用ガラス等にも対応できる。さらに、軟X線照射除電装置も付属しており、パワー半導体材料で使用される絶縁材料基板や静電気が発生しやすい樹脂材料等の表面形状観察も容易となっている。
利用の際には、KISTEC職員が測定対象物や条件等を聞き取り、目的に応じた最適な測定方法を提案する。(相談無料)。相談は技術支援窓口サイト「KISTEC CONNECT」から受け付けている。


