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2025“超”モノづくり部品大賞
12月11日 贈賞式
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「部品大賞」に輝いたOSGの工具開発会議 -
モノづくり日本会議と日刊工業新聞社は、日本のモノづくりの競争力向上を支援するため、産業・社会の発展に広く貢献する部品・部材を対象に「“超”モノづくり部品大賞」(経済産業省、日本商工会議所、日本経済団体連合会後援)を実施している。
「第22回/2025年“超”モノづくり部品大賞」の栄えある「大賞」には、OSGの「高性能・低炭素型転造タップ GREEN TAP『GRT』」が輝いた。同製品は独自の新製法を採用し、製造時の二酸化炭素(CO2)排出量を従来比35%削減した。また、従来製法ではできなかった工具形状を実現し、折損強度を高め、工具寿命・精度を向上させた。
上位賞である「モノづくり日本会議共同議長賞」は魁半導体の「PTFE粉体の親水化を実現する環境調和型プラズマ処理技術」が、「ものづくり生命文明機構理事長賞」はリファインホールディングスの「RegeNature及びその成形体」がそれぞれ受賞した。このほか、「日本力(にっぽんぶらんど)賞」4件、各部門賞23件、奨励賞10件を合わせた40件を選定した。
“超”モノづくり部品大賞は2003年に「モノづくり部品大賞」として創設した、日本のモノづくりの競争力の源泉である部品や部材に焦点を当てた表彰事業。08年から現在の名称となった。①機械・ロボット②電気・電子③モビリティー関連④環境・資源・エネルギー関連⑤健康福祉・バイオ・医療機器⑥生活・社会課題ソリューション関連—の6分野を表彰対象としている。受賞した部品はいずれも、わが国の産業・社会を支える重要な役割を果たしている。
技術革新や新市場の創造には優れた部品・部材が欠かせない。モノづくり日本会議と日刊工業新聞社は、今後も日本のモノづくりに貢献する優れた部品・部材を広く募集していく。贈賞式は12月11日11時から、東京・大手町の経団連会館で開催する。
