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茨城県産業 明日への挑戦
共創で拓く 茨城産業界
JX金属系、再生金属原料の分析施設完成 茨城で稼働
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JX金属ひたちなか新工場内のひたちなかリサイクル物流センター
JX金属の完全子会社であるJX金属製錬(東京都港区、安田豊社長)は、ひたちなかリサイクル物流センター(茨城県ひたちなか市)を完成した。国内外から最大で金属リサイクル原料を月間数千トン受け入れて計測や分析をする。グループ全体でリサイクル材料の受け入れや処理能力を拡充する。
同センターの敷地面積は2万1000平方メートルで、建屋は8棟。JX金属が整備中のひたちなか新工場の敷地の一部に建設した。エアコン配管やラジエーター、電気製品の基板などを運び込む。材料は圧縮や裁断の工程を経て、金属含有量を分析する。その後は同社グループの国内製錬所などに運び、半導体用スパッタリングターゲットなどの製品に生まれ変わる。
操業から2—3年でフル稼働する見込み。JX金属の戸上一郎執行役員は「従来拠点と連携し、効率的かつ機能的な集荷体制の構築に貢献できる」と期待を寄せる。
新日本電工、茨城高専の2施設命名権
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広場の記念碑に集まる青木社長(右から2人目)と鈴木校長(同3人目)
新日本電工は茨城工業高等専門学校の学内2施設のネーミングライツ(命名権)を取得した。自社の知名度を上げるほか人材採用にもつなげる狙い。茨城高専は契約金を設備管理や授業・研究費に充てる。期間は2028年11月末まで。青木泰社長は「1人でも多くの人に名前を知ってもらいたい」と笑顔を見せた。
学内1000平方メートルの広場を「新日本電工 eng 創造スクエア」、学生食堂を「新日本電工あつまる食堂」と名付けた。命名権獲得に当たり、広場に同社を紹介する記念碑の設置や食堂内の改装もした。
このほど開いた記念式典では、同食堂でネーミングライツに関連して販売する特別メニューの試食会も開いた。茨城高専の鈴木秋弘校長は「これを機に、さまざまな形で新日本電工と連携したい」と強調した。
音楽フェスで地域連携 中小経営者ら催事
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Team IBARAKI -
葵BAND
ものづくりMUSIC FES IN MITO実行委員会(水戸市、野上良太実行委員長=野上技研社長)は、音楽イベント「ものづくりMUSIC FES IN MITO2025」を水戸市内のライブハウスで開いた。茨城県内外のものづくり企業経営者らが音楽イベントを通じて交流し情報交換や地域活性化につなげることが目的。地域製造業を営む中小・中堅企業の経営者らの有志が結成したバンドグループなど3組が出演し、会場内を音楽パフォーマンスで盛り上げた。地域企業や自治体から100人が来場し、地域連携の輪を広げた。
ロボットメーカーの経営者やNCネットワーク(東京都台東区)の内原康雄社長を中心に結成した「Zen&Shin with COMBAT5」は、オリジナル曲計10曲を披露した。オペラ・ロックなどを織り交ぜた独自の音楽スタイルで、来場者を魅了した。実行副委員長のアイ・コネクト(茨城県東海村)の大久保賢二社長が率いる「Team IBARAKI」 、地域の経営者が集まり新規に結成した「葵BAND」は、世代問わず楽しめるカバー曲を演奏し、会場は熱気に満ちた。
ものづくりMUSIC FES IN MITO実行委員会は、茨城県内の経営者が音楽を通じた地域連携を目指して2019年に設立した。同様の音楽イベントは今回で3回目。野上実行委員長は活動について「音楽を通じて地域とつながり、製造業の魅力を発信していきたいと考えている。企業同士はもちろん、地域の皆さまとも交流が生まれ、ものづくりの力で地域を一緒に盛り上げるきっかけになれば嬉しい」と語った。
出演者は以下の通り
【Zen&Shin with COMBAT5】 音楽工房ZENSHIN・稲葉善治氏(Zen)、榊原伸介氏(Shin)、NCネットワーク・内原康雄氏、野島恵美氏、セルコ・湊宜泰氏、吉田工業・吉田寧裕氏、タカノ・高野英治氏、hakkai・関聡彦氏
【Team IBARAKI】 アイ・コネクト・大久保賢二氏、HIRANUMA・平沼和也氏、大塚製作所・根岸貴史氏、コロナ電気・柳生昌克氏、日東電気・阿部太洋氏、野村アーテック・野村英起氏
【葵BAND】 助川電気工業・高橋光俊氏、エムテック・松木徹氏、あけぼの印刷社・山田周氏、大塚製作所・根岸忠宏氏、海老沢工業所・海老沢敦氏
常陽銀、脱炭素経営支援でセミ 産学官の動向紹介
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茨城大の田中センター長がDACの研究内容を発表
常陽銀行は茨城県開発公社ビル(水戸市)で「脱炭素経営支援セミナー」(日刊工業新聞社など後援)を開いた。地域連携の枠組みをつくり、カーボンニュートラル(温室効果ガス〈GHG〉排出量実質ゼロ)で経済成長を目指す企業の競争力を高めることが目的。環境負荷低減に取り組む県内事業者や自治体などから83人が参加した。
二酸化炭素(CO2)などGHG削減に向けた行政や大学の取り組みのほか、事業者の省エネルギー機器導入事例など脱炭素に向けた動向を紹介した。
茨城大学カーボンリサイクルエネルギー研究センターの田中光太郎センター長が「低エネルギーなカーボンリサイクル技術の創出に向けて」と題して講演。同大が取り組む大気中のCO2を直接回収する「DAC」技術に関する研究内容を発表した。田中センター長は「世界で最も低エネルギーなDACシステムを茨城県から発信していきたい」と説明した。
常陽銀は取引先のカーボンニュートラルに向けた経営支援に注力し、地域と連携して取り組んでいる。
いばらきeスポ推進協、中学生がポケモン対戦 大会に40人参加
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会場では選手同士、あうんの呼吸で連携する様子が見られた
いばらきeスポーツ産業創造プロジェクト推進協議会(水戸市、幡谷俊一郎会長=茨城トヨペット社長)は、水戸啓明高校とeスポーツ大会を水戸市内で開いた(写真)。茨城県内の中学生40人が参加し、人気対戦ゲーム「ポケモンユナイト」で対戦した。eスポーツの普及を後押しする狙い。茨城県笠間市立友部中学校の生徒らによるチーム「Victory Road」が優勝した。
1チーム5人ずつで8チームが参加した。敵プレーヤーを倒しつつ、チームでポイントを稼ぐ内容。大会運営は水戸啓明高の生徒らが担当した。同校教諭の高田健市氏は「eスポーツを通じて自分の可能性を広げて」と参加者にエールを送った。
つくば市、視覚障がい体験で理解 損保ジャパン・技術大と研修
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石と盤が一体化したオセロを体験する参加者
茨城県つくば市と損害保険ジャパンは筑波技術大学の協力で、視覚障がいの理解を深める研修会をつくば市役所で開いた。周辺地域の11社・団体から21人が参加した。白杖(はくじょう)を使った歩行体験や視覚障がいを持つ学生との意見交換を通じ、当事者が直面する課題への認識を磨いた。視覚障がい者が企業に雇用されて活躍できる共生社会の実現を目指す。
ボール内で鳴る金属音を頼りに競技するブラインドサッカーや触覚で色を区別するオセロなどに、アイマスクを着用しながら挑戦した。参加者は思い通りにボールを操作できないことに驚きの声を上げ、オセロの盤面を想像しながら競技することには戸惑いの声を上げた。
当事者との交流では参加者が視覚障がいを持つ学生にインタビューし、日常生活の困りごとや当事者の前向きな意見を聞いた。最終日には共生社会実現に向けた案をつくば市に提言した。同大学生の萱野桃子さんは「視覚障がいについて少しでも知ってもらいたい。当事者が『出てもいい』と思う社会になれば」と笑顔を見せた。
日本公庫水戸など、承継マッチングイベントに4社登壇
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海老沢木工所の海老沢氏
日本政策金融公庫水戸支店は茨城県や茨城県商工会議所連合会などと、事業承継マッチングイベントを開いた。茨城県内で旅館業や自動車運送業などを営む4社の経営者が登壇し、自社の強みや課題を発表した。オンライン開催で、県内外から100人が参加した。経営者の高齢化などによる中小事業者の事業承継問題の解決を後押しする。
事前準備した企業紹介ビデオを使いながら自社内の雰囲気も伝えた。木工家具製造業を営む海老沢木工所(茨城県大洗町)の海老沢功泰氏は「お客さまの納得するモノづくりをできる人に引き継ぎたい」と参加者に呼びかけた。
日本公庫が全国で実施する事業承継イベントの一つで、既存事業の拡大や第2創業を検討する企業関係者、起業に関心のある個人が集まった。水戸支店の福岡和樹支店長は「イベントを通じて後継者を見つけてほしい」と強調した。
