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化学産業
日本化学会、化学工学会、新化学技術推進協会、日本化学工業協会の化学4団体は1993年、化学の啓発と化学産業の社会貢献への理解促進を目的に「夢・化学ー21」委員会を創設。同委員会は若い世代に化学の持つ面白さ、不思議さを理解してもらい、化学の世界に興味を持ってもらう目的で「夏休み子ども化学実験ショー」や「なぜなに?かがく実験教室」などの活動を行う。さまざまな活動で化学の魅力を伝え、化学人材の育成に貢献している。
業務領域広げ、得意分野への投資も進む 化学品商社
【執筆】化学産業企画 代表取締役 高橋 英晴
化学産業の発展には化学品商社の活躍が欠かせない。その領域は化学メーカーなどへの原料調達・販売に加え、研究開発や物流管理などの分野にまで及ぶ。アグリ事業や医薬品事業など、各社が独自で進める得意分野への投資や体制強化も進み、今後の展開にさらなる注目が集まる。
組織・拠点体制再編で海外事業強化
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海外展開も拡大の一途をたどる
新ケミカル商事は2024年に中長期計画「NCTムーンショット計画」をスタートさせ、26年度は中期計画の実行と中長期計画のローリング(見直し)を行う節目の年となっている。
中国の過剰生産の影響を受け、化学品・樹脂事業で構造変化や業界再編が進み、需給体制の見直しが必要となる中、建材事業とアグリ事業は好調で、26年度は売上1100億円超を目標とする。
また、今年度から組織体制を再編し、海外事業本部を新設した。事業部ごとに分散していた海外拠点をグループ横断で統括し、海外事業の拡大を図る。
国内外で医薬品事業を加速
化粧品原料の研究・処方開発・販売などを手がける日光ケミカルズは、医薬品事業にも力を注ぐ。これまで培ったコロイド化学などの独自知見を生かし、外用剤向け添加剤を中心とした各種原料の提供や製品開発支援を行っている。
近年は外用剤向け製品の海外展開や国内での経口剤用途の開拓を強化している。
国内では技術支援を通じた顧客との関係深化に取り組む。富山県と開催しているセミナーでは、ジェネリック企業が集積する同エリアのニーズを的確に捉えた情報を提供し、参加企業の売り上げ伸長に貢献している。
化学物質情報(物質・法規制データ)やSDS(安全データシート)作成支援システムを提供する日本ケミカルデータベースでは、英リカルドが提供する緊急電話対応サービス「Carechem24」を化学品輸送に関わる全ての事業者向けに紹介している。
同サービスは24時間365日体制で、多言語での電話対応サポートを行う。化学品の事故を想定し、化学品緊急対応の訓練を受けた化学分野の専門家が応対する。
