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化学産業
日本化学会、化学工学会、新化学技術推進協会、日本化学工業協会の化学4団体は1993年、化学の啓発と化学産業の社会貢献への理解促進を目的に「夢・化学ー21」委員会を創設。同委員会は若い世代に化学の持つ面白さ、不思議さを理解してもらい、化学の世界に興味を持ってもらう目的で「夏休み子ども化学実験ショー」や「なぜなに?かがく実験教室」などの活動を行う。さまざまな活動で化学の魅力を伝え、化学人材の育成に貢献している。
農薬 害虫防除で作物守る
新興国の経済成長や世界人口の増加などに伴う食料需要の拡大を背景とし、世界の農薬市場は今後も拡大が期待される。クレハは環境負荷を抑えながら農業の生産性を高める研究開発を進め、農業・園芸用殺菌剤や種子消毒剤を手がける。日産化学は国内外の主要な作物を対象に、殺虫剤などを展開する。日本農薬は研究開発力や営業力を武器に、水稲殺虫殺菌剤などを手がける。
環境負荷抑え生産性向上へ
クレハは環境負荷を抑えながら農業の生産性を高める研究開発を進める。「メトコナゾール」はトリアゾール系の農業・園芸用殺菌剤で、麦類やトウモロコシの重要病害に高い効果を示す。1986年に初めて合成され、同時期に発見された「イプコナゾール」と比べて、茎葉散布に適した性能を持つ。
イプコナゾールはトリアゾール系の農業・園芸用殺菌剤原体で、播種(はしゅ)前における種子の消毒に用いられる。種子伝染性や土壌伝染性の病害に対して、低薬量で高い防除効果を示す。
害虫防除に貢献
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速効性と幅広い害虫への有効性を兼ねた殺虫剤「グレーシア」
日産化学は国内外の主要作物を対象に、新規薬剤の探索や開発を進める。同社は殺虫剤「グレーシア」を手がける。グレーシアは自社原体「フルキサメタミド」を成分とし、野菜や茶を加害する害虫を防除する。速効性と幅広い害虫への有効性を兼ね備え、収量確保に寄与する点が特徴だ。
2018年に韓国で販売されて以降、国内では19年5月に販売を開始した。24年にはアルゼンチンで登録が認可され、今後も順次市場投入を予定している。
日本農薬は研究開発力と営業力を武器に事業を展開する。水稲殺虫殺菌剤の「オーケストラロムダンモンカットエアー」は、オーケストラやロムダン、モンカットの混合剤だ。ウンカ類やチョウ目類、紋枯病を同時防除できる。
オーケストラは新規作用性を持ち、既存剤に抵抗性が高まったウンカ類にも高い効果を発揮する。ロムダンはコブノメイガなどチョウ目害虫に対して優れた防除効果を示す。モンカットは稲体への浸透移行性を持ち、紋枯病に対して予防・治療効果を示す。
