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化学産業
日本化学会、化学工学会、新化学技術推進協会、日本化学工業協会の化学4団体は1993年、化学の啓発と化学産業の社会貢献への理解促進を目的に「夢・化学ー21」委員会を創設。同委員会は若い世代に化学の持つ面白さ、不思議さを理解してもらい、化学の世界に興味を持ってもらう目的で「夏休み子ども化学実験ショー」や「なぜなに?かがく実験教室」などの活動を行う。さまざまな活動で化学の魅力を伝え、化学人材の育成に貢献している。
半導体 差別化材料に注力
2026年の半導体市場は引き続きデータセンター投資がけん引役となる見通し。WSTS(世界半導体市場統計)は、26年の同市場について前年比26・3%増と成長の加速を予測した。生成AI(人工知能)や次世代通信の拡大で高成長が続く。化学各社はフォトレジストや高純度ガスなど化学技術が不可欠な高付加価値分野で差別化を図れる半導体材料に注力する傾向だ。
投資・買収進め体制構築
三菱ケミカルグループは、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)子会社を通じ米ボストン・マテリアルズ(マサチューセッツ州)に追加投資した。同社の垂直配列炭素繊維と液体金属合金を用いた高性能放熱技術を生かし、AIサーバーや次世代半導体向けの先進熱界面材料(TIM)の共同開発と事業化を進める。
住友化学は、半導体用プロセスケミカル製品を手がける台湾のアジア・ユニオン・エレクトロニック・ケミカル・コーポレーション(AUECC)の買収を決めた。AUECC社の幅広い製品ライン、高度な品質管理に加え、原料調達、製造からパッケージング、グローバル物流まで一貫した供給体制を取り込む。
半導体材料開発
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富士フイルムは静岡県の拠点に新たな開発・評価棟を建設し、稼働した
富士フイルムは、静岡県の拠点に新たな開発・評価棟を建設し、25年11月に稼働した。高い清浄度のクリーンルームに先端評価機器を導入し、品質評価機能を強化したほかAI画像認識などを活用し、半導体材料に含まれる微粒子検査の精度を向上させた。EUV(極端紫外線)リソグラフィ用レジストやArF(フッ化アルゴン)レジストなどの開発を加速し、次世代半導体の進歩につなげる。
信越化学工業の300ミリメートルの窒化ガリウム(GaN)成長専用の複合材料基板「QST基板」が、ベルギーの半導体技術の研究開発機関である「IMEC」の開発プログラムで採用された。同基板を用いた5マイクロメートル厚の高電子移動度トランジスタ(HEMT)の評価で、300ミリメートル基板として世界最高水準となる650ボルト超の耐圧を達成。QST基板では、シリコンウエハー基板上で不可能だった反りやクラックのない高耐圧向け厚膜の300ミリメートルGaNエピタキシャル成長を可能とし、デバイスコストを大幅に削減できる。
