-
業種・地域から探す
続きの記事
ロボットテクノロジージャパン2026(2026年6月)
自動化の最新技術、愛知に集結
産業用ロボットと自動化システムの専門展「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2026」が、6月11日から13日までの3日間、愛知県国際展示場(愛知県常滑市)で開かれる。人手不足が深刻な社会課題となる中、過去最大規模での開催となる。「好奇心って、引力だ。」をテーマに、ヒューマノイドロボットやAI(人工知能)を搭載したシステムなど産業用途で新たに開発・導入が期待される技術が披露される。また、ロボットシステムインテグレーター(SIer)や工作機械メーカーらも多数出展し、独自の技術を持ち寄る。主催はニュースダイジェスト社(名古屋市千種区、八角秀社長)で、愛知県機械工具商業協同組合(同熱田区、水谷隆彦理事長)との共催。
過去最大規模で開催
-
前回展では4万6000人以上が来場した
ロボットテクノロジージャパン(RTJ)は中部地域最大の産業用ロボットと自動化システムの専門展示会。2022年に初開催し、今回で3回目となる。あらゆる産業で人手不足が課題となる中、製造業の集積地である愛知県で開催される同展の注目度は高く、今回は過去最大規模の272社・団体が1378小間に出展する。
24年に開催した前回展では、3日間で4万6405人が来場した。ニュースダイジェスト社の八角秀社長は「人手不足は製造業の持続的な課題。中部地域で最新技術に触れることに、来場者も意義を感じている」と開催について語った。会期中に4万5000人の来場を目指す。
-
加工機メーカーによる自動化システムの提案も見どころ
同展の最大の特徴は、出展製品が製造現場や物流拠点の省人化、自動化を実現するロボットやシステムに限定される点だ。大手ロボットメーカーはもちろん、ロボットハンドやセンサーなどの周辺機器、無人搬送車(AGV)や自律走行搬送ロボット(AMR)、計測システムなどの企業も出展する。特に今回はヒューマノイドロボットが初登場する。従来サービス分野での開発が盛んだったが、人間と設備を共有できるため産業用途でも活用の期待が高まっているのを受け、出品が可能となった。
主催者アンケートによると、今回は国内外の企業から385点の新製品が出品され、うち239点は同展が初公開となる。中でもAI(人工知能)を活用した技術や製品を出品するという回答が目立ったという。
SIerが現場での活用示す
-
SIerゾーンには仮想ラインなどが並ぶ
生産設備の自動化に欠かせないシステムインテグレーター(SIer)の出展数も最多の91社・団体(前回65社・団体)となった。展示ホールFに設けた「SIerゾーン」では、各社がより実践的で製造現場での用途に近いロボットや自動化設備の使い方を展示する見込み。これから自動化を目指す来場者にとっても、いい検討材料となりそうだ。
12日には、SIerの取り組みの実例が分かる併催イベントを会場内の特設ステージで開催する。午前には愛知県の主催で「ロボット活用スタートガイド~事例で学ぶ導入のコツ~」と題した自動化ビギナー向けのセミナーを実施する。導入のポイントを専門家が解説するほか、実際にロボットを導入した企業と、自動化を担当したSIerの体験談も紹介する。
午後からは日本ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会)が会員企業による事例紹介を実施する。「ロボットに命を吹き込む仕事~ロボットシステムインテグレータの紹介」と題し、全国から10社が登壇し、自社の取り組みを解説する。イベント後には名刺交換会も予定する。定員は300人で、同協会の公式サイトから事前の聴講予約が可能。
SIerらは産業や工程によって得意分野がさまざま存在する。自社に最適な自動化について考える機会となるだろう。
