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MF-TOKYO2025(2025年7月)
鍛圧機械に関する国際展示会「MF-TOKYO 2025 第8回プレス・板金・フォーミング展」が16日から19日までの4日間、東京・有明の東京ビッグサイト東展示棟4-8ホールで開かれる。主催は日本鍛圧機械工業会(日鍛工)と日刊工業新聞社。開場は10時から17時(19日は16時)まで。入場料は1000円(招待状持参者および事前登録者、中学生以下は無料)。
知っておきたい! MF-TOKYO関連用語
MF-TOKYOは塑性加工や板金加工の専門展です。ところで塑性加工や板金加工って何だか知っていますか?
MF-TOKYOに来る前に知っておきたい基礎用語を、ものたんが解説します。
塑性加工って何?
塑性加工は材料に力を加えることで変形させて、目的の形状にする加工のことだよ。一定の力を加えられて変形した物質が元に戻らず変形を維持する性質(塑性)を利用した加工法で、金属などの加工で使われるんだ。ガラスなどは変形すると割れてしまうので、塑性加工はできないんだよ。
金属を再結晶温度(金属内部の結晶が変化する温度)まで熱して行う「熱間加工」、金属を加熱せすに常温で行う「冷間加工」、熱間鍛造と冷間鍛造の中間の温度で行う「温間加工」があるよ。
塑性加工の主な種類
①プレス加工
板状の金属を金型に挟み、プレス機を使って強い力で押しつぶすことで製品を作るよ。
大量生産に適していて、自動車部品などの製造で多く用いられるんだ。
②鍛造加工
金属を叩き圧力を加え、強度を高めながら成形する加工法だよ。
プレス加工では薄い板材を、鍛造加工では塊状の金属を加工する時に用いられることが一般的。
③曲げ加工
金型や機械などを用いて、金属を曲げる加工で、ベンディング加工とも言われているよ。
主に板金やパイプの加工で用いられるよ。
④圧延加工
回転するロールで金属を押しつぶしながら引き延ばす加工法。
板材、棒材、管材などを作るのに使われるよ。
板金加工って何?
金属の薄板(板金)の加工のことで、切断、曲げ、穴開け、溶接などの種類があるよ。塑性を使った加工のほかに、レーザーを使った加工などもあるんだ。