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兵庫・神戸産業界
兵庫・神戸産業界 トップメッセージ③
神鋼環境ソリューション 社長 奥村 英樹 氏/持続可能な社会へ価値提供
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神鋼環境ソリューション 社長 奥村 英樹 氏
脱炭素化や資源循環のニーズが一層高まるなか、当社は水処理・廃棄物処理といった環境事業に加え、独自のものづくり力を生かした医薬・ファインケミカル機械関連事業を展開し、持続可能な社会の実現に向けた価値提供を行っています。また、国内トップシェアの水電解式水素発生装置や、新技術である高速炭酸化技術「Carbonel(登録商標)」を通じて、エネルギーの最適化、産業のカーボンニュートラル化といった社会課題の解決に取り組んでいます。
当社は2030年の目指す姿を「カーボンニュートラルのトップ企業」と掲げ、上下水道・廃棄物処理分野の強みをさらに深化させるとともに、再生可能エネルギーやエネルギー効率改善に貢献する新たな技術革新にも挑戦しています。これからの挑戦のために、就業環境の整備や風土改革にも一層取り組むことで、従業員一人ひとりが安心して力を発揮できる環境づくりを行ってまいります。
本年も、ビジョンとして掲げる「社会と地球が調和する未来を支える」ことのできる企業となれるよう持続可能な社会の実現に貢献してまいります。引き続き、ご指導ご鞭撻(べんたつ)のほどよろしくお願い申し上げます。
柳瀬 社長 柳瀬 孝之 氏/働きやすい環境づくり推進
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柳瀬 社長 柳瀬 孝之 氏
あらゆる業界で“人手不足”が叫ばれていますが、当社においても、特に営業部門での採用が難しいというのが現状です。こうした課題に対応するため、近年はより働きやすい社内体制の整備に加え、経験に左右されず成果を出せる営業の仕組みづくりにも力を入れています。
人事評価制度の毎年刷新や、休日出勤に対する代休制度の整備に加え、有給休暇を半日単位で取得できるようにするなど、休暇を取得しやすい環境づくりを進めています。また、社員旅行やスポーツイベントなども定期的に開催し、社員同士のコミュニケーション活性化にも努めています。こうした取り組みが奏功し、当社では女性社員の定着率が高いことも特長の一つとなっています。
一方、技術面では、強みである研磨技術を軸に、産業用製品はもとより一般向け製品など、幅広い分野で事業を展開しています。中でも現在は、「研磨の自動化」を掲げた取り組みに注力しています。お客さまのニーズにより細やかにお応えするため昨年9月の大阪営業所移転と同時に、1階に展示ショールームを開設しました。複数の研磨ロボットを展示し、お客さまの研磨テストにも対応できる体制を整えています。
さらに、美容雑貨などの一般向け製品分野においてはトレンド変化への迅速な対応が不可欠であることから、専門チームによる継続的な新製品開発にも取り組んでまいります。
二六製作所 社長 八田 明彦 氏/非価格競争展開を目標に
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二六製作所 社長 八田 明彦 氏
創業80年を越える磁石専門商社として、豊富な品ぞろえやレスポンスの早さ、気配りの利いた対応で高評価を得ています。企業規模を問わず永続性の追求のため体質強化が重要視されています。
当社は付加価値創出から非価格競争展開を行動方針に掲げています。徹底した顧客フォローによる認知定着と新規案件の獲得や入・出荷管理の厳格化に向け、ISO各手順の厳守と人材育成など重点に取り組みます。
全従業員が「誠実なものづくり」の社風で培われた琴線に触れる対応を常に心がけ、今後もより広く専門的に磁石にこだわり、必要とされる企業であり続けます。
カルモ鋳工 社長 髙橋 直哉 氏/“人を大切にする経営”進める
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カルモ鋳工 社長 髙橋 直哉 氏
ここ最近は肌感覚ではあるものの、経済の空気感が変わってきたと感じています。昨年はいわゆる“トランプ関税”の動向もあり、当社のようなモノづくり企業は全体的に慎重でした。しかし最近では、少し動きが出てきたと思っています。新政権が進める積極財政や金融緩和など、期待感の高まりが感じられます。
一方で、特に飲食・観光業や宿泊業にとっては、中国との外交問題によるインバウンド激減により、影響も決して小さくありません。こうした問題を背景に改めて重要だと感じる事は、他国に依存するのではなく、自国の強みをさらに高める事だと思っています。
日本はこれまで技術立国、モノづくりで経済成長し国力を高めてきました。いま一度“原点回帰”が必用であり、中国との問題はこうした忘れかけていた“大切な事”に改めて気づかせてくれたと前向きに捉えています。
経営のかじ取りにおいても原点回帰が必用です。モノづくり企業で重要な事は製品の付加価値を高める事です。これからも“人を大切にする経営”を進め、自社と自社製品の価値を向上していきます。
ゼロ精工 社長 佐藤 雅弘 氏/主力の油圧関連も回復の兆し
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ゼロ精工 社長 佐藤 雅弘 氏
トランプ関税の影響も受け、主力である精密油圧機器業界を取り巻く環境は2024年に続き25年も厳しいものとなりました。一方で、防衛予算の増額に伴い防衛関連部品の需要が高まり、新しいお客さまとの出会いも増えた1年でした。
今が底となっている油圧関連の受注も徐々に回復の兆しが見えてきました。航空機産業もコロナ禍はオーバーホール用の受注が増えていましたが、新しい機体への切り替えが進み始めれば受注拡大が期待できます。同産業ではサプライヤーの撤退や廃業が進んでいたためか、ここに来て新規のメーカーから手伝ってほしいという依頼が飛び込んでくるようになりました。ここ数年よりも経営環境は明るいと感じており、新規設備の導入も進めました。
かねてより開発を続けてきたマグネシウム合金素材の金管尺八ですが、ひとつの目標としていた昨年の大阪・関西万博で出展・演奏ができました。今年は3Dプリンターで製作した樹脂製の部品を組み合わせて、金属ではできなかった加工を行うことで尺八の音の改善をするなど、挑戦を続けてまいります。
兵庫県信用保証協会 理事長 遠藤 英二 氏/「伴走支援」一層充実させる
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兵庫県信用保証協会 理事長 遠藤 英二 氏
昨年は、大阪・関西万博の開催や神戸空港の国際化などインバウンド需要の回復が経済を底支えする一方、物価高騰や深刻な人手不足に加え、米国の関税措置などの影響もあり、事業者の皆さまを取り巻く経営環境は依然として厳しい状況が続きました。
本年も、為替・物価変動や金利上昇、先行き不透明な国際情勢など、予断を許さない状況にはありますが、AI関連への投資やDXの推進、排出量取引制度のスタートなどビジネスチャンスを広げる前向きな動きも見られます。
当協会では、こうした社会や産業の変化をしっかりと捉え、果敢に挑戦を続ける事業者の皆さまに寄り添い、金融機関や関係機関との連携のもと、事業承継、脱炭素、ICT技術の活用といった複雑化するさまざまな経営課題の解決に向けて、先を見据えた「伴走支援」を一層充実させてまいります。併せて、来るべき災害への備えとして、災害時発動型予約保証「そなえ」の展開などを通して、事業継続計画(BCP)の普及促進にも取り組んでいきます。
