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第36回 読者が選ぶネーミング大賞
アイデアネーミング賞/インパクトネーミング賞/ユーモアネーミング賞/スタイリッシュネーミング賞
【アイデアネーミング賞】 あんしん夢終身/東京海上日動あんしん生命保険
東京海上日動あんしん生命保険の円建て一時払い終身保険「あんしん夢終身」は、「財産を子どもに残したい」「老後の自分のためにお金を準備したい」といった多様な資産ニーズに応えられるように、死亡保険金額重視プランと積立金額重視プランの二つを用意した。健康状態の告知なしで加入できるのが特徴だ。
90歳まで契約でき、死亡保障は最大10億円。積立利率は毎月2回、市場金利に応じて設定される。
[喜びの声] 東京海上日動あんしん生命保険 企画部 商品開発グループ ユニットリーダー 坂本 達哉 氏
より多くのお客さまにお届けできるよう、ポジティブで親しみやすいネーミングにした。お客さまの「夢をかなえる」「夢を引き継ぐ」お手伝いをしたいという思いを込めた。資産形成や相続対策への関心が高まる中、お客さま一人ひとりのニーズに応じた最適な提案を、社名に込めた「あんしん」とともに将来にわたり届けていきたい。
【アイデアネーミング賞】 天候指数保険/三井住友海上火災保険
三井住友海上火災保険の「天候指数保険」は、天候不順や異常気象などに伴う企業の利益喪失や費用支出を補償する。損害調査を実施することなく、気温、雨、風、雪、日照などの天候情報に基づいて定額の保険金を速やかに支払うのが特徴だ。
売り上げが天候に左右されるテーマパークやスキー場、農家、百貨店などの需要を見込む。
保険料や補償額は、過去の天候情報、契約企業の収益などのデータを用いて決める。
[喜びの声] 三井住友海上火災保険 コマーシャル商品部 費用保険チーム長 山形 賢史 氏
本商品は多雨、少雪、猛暑などさまざまな気象影響によりお客さまに発生する収益減少、費用支出を保険の対象とする新しい保険商品だ。
昨今激甚化している天候リスクに対応する。損害調査を実施することなく速やかに定額の保険金を支払う商品であり、お客さまに新たな価値、体験を提供していく。
【アイデアネーミング賞】 マグピタくん/神奈川トヨタ自動車
神奈川トヨタ自動車(横浜市神奈川区、安藤栄一社長)の「マグピタくん」は、自動車整備のリフトアップ作業を安全かつ省力化できるプレートリフト用磁石内蔵アタッチメント。ブロックの上面と側面に溝が切ってあり、車高に応じて向きを変えて使う。
車両のリフトアップポイントにマグネットがピタっと密着し、位置合わせが不要。作業者の指挟み防止および負担軽減に寄与する製品として、全国の自動車整備場で活用が広がる。
[喜びの声] 神奈川トヨタ自動車 常務 小島 泰範 氏
当社の整備現場の声を基に開発した。かがみ込んだ姿勢で行う調整作業にかかるストレスを減らし、作業効率を高め、指を挟み込む事故も防止する。社内で高い効果があったため、社外でも使ってもらえるように改良して市販した。製品の特徴に加え、「現場のエンジニアの相棒として大切に使ってほしい」という思いでネーミングした。
【インパクトネーミング賞】 CRAZY—5/ユーエフツール
ユーエフツール(名古屋市天白区、赤羽厚彦社長)の「CRAZY—5(クレイジー5)」は高速側面加工、トロコイド加工向けの5枚刃チップブレーカー付きエンドミル。高速加工で課題となる切りくずの排出性や放熱性を高めた。開発のきっかけは2024年11月の日本国際工作機械見本市(JIMTOF)。スギノマシン(富山県滑川市)の高速加工の実演を見て魅了され、それに耐えられる工具を目指し、同社の協力を得て開発した。
[喜びの声] ユーエフツール 常務取締役 丹羽 修一 氏
「CRAZY—5」は思わず「クレイジー」とつぶやくほど、驚異的な高速切削を実現した高能率5枚刃エンドミル。「切削音が静かになった」「切りくずの詰まりが解消した」「ステンレス鋼『SUS304』の加工が従来の4倍の速度で実現できた」などインパクト十分だ。商品化にあたり、協力をいただいた企業の皆さまに感謝申し上げる。
【ユーモアネーミング賞】 泡出る水道物語/NMC
NMC(東京都小平市、湯田仁社長)のマイクロバブル発生器「泡出る水道物語」は、水中の酸素を細かく分解し、マイクロバブルを発生させることで汚れやにおいの元を洗浄、脱臭、除菌可能。
同社による実証試験では約40%の節水効果が確認されており、内径15ミリメートルのホースとホースバンドを2個用意し、家庭用水道の蛇口に設置して使える。手・食材・自動車・ペット用品などの洗浄や掃除用水など、幅広い使い方ができる。
[喜びの声] NMC 企画開発営業部 統括部長 岡部 弘善 氏
製品名はバブルと水の流れるイメージ、またバブルを使った製品として気軽に使いやすく、よりなじみやすい名前を考え、社内投票も行って付けた。現在、少しずつ受注も来ており先行きが楽しみな製品だ。認知度を上げ、将来的には金属製にするなど工業用途にも使えるようにラインアップも拡充していきたいと考えている。
【ユーモアネーミング賞】 ほーるマンAT—5/エアテックジャパン
エアテックジャパン(東京都江戸川区、長屋明彦社長)の水循環式無振動ドリル「ほーるマンAT—5」は、低騒音・無粉塵で穿孔(せんこう)ができる。
マンションやオフィスビルなどの外壁工事での利用を想定。従来の振動ドリルに比べ、外壁穿孔作業時の不快な室内騒音を低減する。
軽量かつコンパクトな設計で、循環式のため水くみや汚泥廃棄時の足場の昇降が不要。夏場も長時間使用でき、アスベスト(石綿)含有建材の穿孔にも対応する。
[喜びの声] エアテックジャパン 営業本部 部長 長屋 雄貴 氏
本製品は外壁工事の現場の「穴開け作業が最も負担が大きく、仕上がりにも直結する重要な工程だ」との声から生まれた。少ない負担で高品質な穿孔ができる“頼れる相棒”を目指した。日本語の「掘る」と英語の「hole」を重ね合わせ、その仕事を支える“プロフェッショナル”という思いを込めて「ほーるマン」と名付けた。
【スタイリッシュネーミング賞】 iCE de Vest/アトリエケー
アトリエケー(兵庫県姫路市、北浦基広社長)は建設現場や工場の熱中症対策などでの採用を見込んで、「iCE de Vest」を発売した。2025年6月1日から職場における熱中症対策の強化を促すため、改正労働安全衛生規則が施行。熱中症対策製品の使用が義務化されたこともあって、販売は好調だった。バッテリーを搭載しないため、石油関連など防爆仕様が必要な現場でも着用が可能。またファン付き作業服と重ね着すると、冷感の増大が期待できる。
[喜びの声] アトリエケー 社長 北浦 基広 氏
「スタイリッシュネーミング賞」に選んでいただき、感謝申し上げる。ここ数年猛暑が続いている中、熱中症対策が必須になっている。発音しやすくポップなイメージで、なおかつ覚えやすい「iCE de Vest」というネーミングにした。お客さまにわかりやすく、興味を持っていただけるネーミングに今後もこだわりたい。
【スタイリッシュネーミング賞】 海人(KAITO)/アースライズ
アースライズ(北九州市若松区、髙橋かなえ社長)の「海人(KAITO)」は、船舶の燃料を改質して燃料消費量を削減する装置。エンジンに燃料を送る管につないで用いる。エンジンの出力向上や有害排出ガス減少なども期待できる。同社は漁業関係や船舶関連の商品を取り扱っており、ネーミングには海を愛し守る人への思いを込めた。微風でも船を進める軽帆や、凧(たこ)の英語「kite(カイト)」にもかけた。
【喜びの声】 アースライズ 社長 髙橋 かなえ 氏
自分の子どものように愛着がある製品なので、受賞の知らせを受けたときは驚きとともにうれしい気持ちでいっぱいになった。「みんなの社会のために 地球のために 未来のために」を企業理念に掲げている。環境関連製品はコツコツと少しずつ知ってもらい、売れていくことが重要と考える。一歩一歩着実にユーザーを増やしていきたい。
【スタイリッシュネーミング賞】 マグプラス カラビーナ/マグエバー
マグエバー(東京都渋谷区、澤渡紀子社長)の「マグプラス カラビーナ」は、カラビナ(リング状固定具)付きのマグネットフック。固定具をカラビナにしたことで工具、吊り具などを簡単に掛けて収納できる。マグネットのため機械筐体(きょうたい)、壁などの金属面にワンタッチで装着可能で位置変更も柔軟に行える。同社のマグネット部品「マグプラス」は、ネオジム磁石に吸盤のような羽根を組み合わせて、耐荷重を従来品比4倍に高めている。
[喜びの声] マグエバー 社長 澤渡 紀子 氏
このたびは名誉ある賞をいただき、大変光栄に思う。マグプラスにカラビナを装着し、工場や倉庫、アウトドアなど幅広い現場で活躍できる仕様に進化させた。「マグプラス カラビーナ」という名前は少し遊び心を持って、カラビーナと伸ばした。これからも磁石の力で社会課題の解決に挑み続けたい。
