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連携特集2026 “京感力”
成長の翼広げる新興
日本最大級イベント 4年連続京都で開催
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IVS各種企業のピッチ。多くの来場者が訪れた
京都府と京都市、ヘッドラインジャパン(東京都渋谷区)が主催する日本最大級のスタートアップイベント「IVS2026」が4年連続京都で開催された。京都を代表する企業や大学、金融機関が集まる「KYOTO ZONE」では、ブース出展やセッションで京都がディープテック拠点であることをアピール。多くの来場者の関心を集めた。
ディープテックスタートアップの資本政策のセッションでは、島津製作所や京都府などが登壇。島津製作所はコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)について紹介。ヘルスケアやグリーン、マテリアル技術を持つ企業を注視し、出資するに当たっては、技術・経営陣・株主を重要視するとした。京都府は、「シーズの総量を増やしたい」(担当者)として、京都から世界と戦えるディープテック・スタートアップの創出と成長を支えるコミュニティーについて説明した。
堀場製作所や村田製作所、島津製作所、京セラ、NISSHAといった京都企業や、立命館、京都府立大学など大学によるピッチも行われた。産学連携の場である「京都クオリアフォーラム」に所属する企業・大学で、それぞれのスタートアップとの連携の取り組みや、研究内容などを発表。発表により、同フォーラム内だけでなく、外部へも連携を広げていきたい考えだ。
島津製作所 常務執行役員 山本 晋 氏/グループの製造機能強化
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島津製作所 常務執行役員 山本 晋 氏
—各事業部の製造機能を集約した製造本部を4月に新設しました。
「当社は技術力に強みを持つが、製造力も武器にしたいという思いがあった。最大の狙いはグループ全体の製造機能強化。経営環境の変化に対して生産・供給に迅速に対応できる体制を構築していく。ただ、簡単にできることではない。慎重に取り組み、振り返ったら効果があったと思えるようにしたい」
—まずは何に注力されますか。
「それぞれの事業部が保有している人材やスキル、設備などの資源を共有化していく。例えばある事業部が忙しい場合は別の事業部から応援できるような体制が整えられる。そのためにそれぞれの事業部の仕事に興味を持つことがまず大切だ。製造本部新設後は、異なる部門の工場長が集まり、さまざまな考えを共有している」
—フィジカルAI(人工知能)の活用もしていきます。
「現在もAIによる画像検査や自動化などは推進しているが、フィジカルAIはこれから。多品種少量生産が多い中でどのように活用するかを検討していく。調達や在庫管理なども試験的にAI化を進め、2028年度までの中期経営計画期間中にAIを用いて年間数万時間の作業時間削減を目指す」
—グローバルでの最適地生産にも力を入れます。
「まずはインドの工場の立ち上げが最優先だ。それ以外の拠点でも情勢を見ながら拡張できる余地があれば拡張などもしていく」
堀場製作所 社長 足立 正之 氏/半導体・製薬向けで攻勢
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堀場製作所 社長 足立 正之 氏
—AI(人工知能)・データセンター関連の需要がけん引し、マスフローコントローラー(MFC)を含む先端材料・半導体フィールドが好調です。
「タイミング良くMFCなどを製造する京都福知山工場(京都府福知山市)が立ち上がった。今後も積極的な投資をし、市場の要求に応えていけるようにする。当社のMFCは顧客ごとにカスタマイズされている。種類が増えるが、それを国内外で生産できることも特徴だ。半導体製造装置向けのMFCで世界シェアトップにつながっている」
—バイオ・ヘルスケアフィールドはライフサイエンス領域で投資を継続しています。狙いは。
「現在はラボで使われる装置としての展開が多い。今後は製薬業界向けなどの生産プロセスに当社の装置を入れていきたいと考えている。現場で使いやすいよう装置をカスタマイズする必要があり、その開発に投資している。グローバルな販路やサービスなどを持っていることも強みに、中期経営計画期間中に生産プロセス向けの装置の販売を伸ばしていきたい」
—富士フイルムと共同開発を進めていますす。
「遺伝子導入装置や、インラインラマン高感度計測システムを共同開発した。開発した装置によって、高額な治療薬の価格が少しでも下がり、治療できる人が増える環境になればという思いをで進めている。米国の展示会では非常に強い反響があった。引き合いには柔軟に対応していきたい」
