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住宅産業
ハウスメーカー新製品・新技術
ライフスタイルに合わせ提案
住宅へのニーズは高耐久性、耐震性、省エネルギー性、防火・防犯、空調性能、バリアフリー、洗練されたデザインなど多種多様である。ハウスメーカー各社はこうしたニーズに応えるべく、最新技術を盛り込んだ住宅を提供している。
積水ハウス/スマホで安心・便利 実現
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スマートフォンから家の状態確認や設備の遠隔操作が可能
積水ハウスが提案するPLATFORM HOUSE touch(プラットフォームハウスタッチ)は、住まいの安心・快適・便利をスマートフォンのアプリで実現するスマートホームサービス。人生100年時代の幸せを「健康」「つながり」「学び」に因数分解し、無形資産として蓄積するというプラットフォームハウス構想の下で誕生した。
家の間取り図と連動した直感的な操作画面で、設備の遠隔操作や住環境モニタリング、熱中症対策も可能。今後さまざまなサービスをインストールしていく。
第1弾としてALSOKと連携した駆けつけサービスを導入。行動習慣に応じて月額料金が変動する世界初の仕組みを搭載する。リフォーム物件への展開も開始されており、今後も安心・安全と省エネルギーを両立した次世代の暮らしを実現する。
大和ハウス工業/AIが一戸建てプラン 提案
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快適で開放感のある住環境を提供する
大和ハウス工業とAI(人工知能)スタートアップ企業の燈(東京都千代田区)は共同で、AIが一戸建て住宅プランを提案する新サービス「AIプランコンシェルジュ ver・1」を開発した。同サービスは顧客にヒアリングした建設敷地条件や住まいの要望、予算などを入力することで、同社が持つ2000以上の一戸建て住宅プランの中からAIが最適なものを数秒で厳選する。さらに、要望への合致度が高い順にスコア化し、複数プランを同時に提案することができる。
また同社は「酷暑でもエコで涼しい暮らし」を実現するためにネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)水準を上回る「断熱等級6」を一戸建て注文住宅で標準仕様とし、「GX ZEHシリーズ」に適用。2・72メートルの高い天井高も従来通り標準仕様とすることで、より快適で開放感のある住環境を提供する。
旭化成ホームズ/CO2収支ゼロ住宅
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住宅の生涯CO2収支ゼロを目指す
旭化成ホームズは自社製品由来の再生可能エネルギー電力と、その環境価値を活用し、住宅の生涯二酸化炭素(CO2)収支ゼロを目指す一戸建て新商品「earth—tect(アーステクト)」を9月に発売した。
ヘーベルハウスオーナーで再生可能エネルギー固定価格買い取り制度(FIT)の期間が満了した顧客から、太陽光発電の余剰電力を買い取る。この電力の環境価値を分離し、アーステクト購入者に供給する電力と組み合わせることで、実質再生可能エネルギー電力として20年間供給する。料金は通常の電力価格と同額。将来的にはアーステクト自体が再生可能エネルギー電力を供給する側となり、循環システムを構築することを想定している。高断熱性能や省エネルギー設備に加え、独自アプリを通じてCO2削減効果を可視化し、省エネルギー行動を促す仕組みも導入している。
ポラスグループ/ZEH上回る 省エネ性能
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フォレストレ大和田GXgrade(外観イメージ)
ポラスグループのポラスマイホームプラザ(さいたま市中央区)は、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)水準を上回る省エネ性能を持つ環境配慮型の分譲住宅・フォレストレ大和田GXgrade(全17棟)を開発・販売中だ。脱炭素化を見据えたGX(グリーン・トランスフォーメーション)志向型住宅で、特徴はランニングコストの低さと快適性の両立。太陽光パネルやハイブリッド給湯器の導入で、年間水道光熱費がZEH水準の住宅比で約8万5000円削減できる試算。また高断熱の構造で、夏は外の熱気を遮り冬は室内の暖気を逃がさない。窓にアルミ樹脂複合フレームとLow—E複層ガラスを採用し、国内最高レベルの断熱性で結露の発生を抑える。同社は今後も、第三者評価による省エネラベルを取得したGXgradeシリーズで、環境と暮らしにやさしい住まいを普及する。
住友林業/横浜で住宅展示イベント
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横浜で開催される大規模住宅展示イベント「超・住まい博」
住友林業は11月15、16の両日、横浜・みなとみらいのパシフィコ横浜で「超・住まい博」と題した住宅展示イベントを開催する。同社の家づくりの最新技術や製品を展示し、来場者に実際の体験を通してその良さを伝えることを目的としている。会場には多彩なブースやコンテンツが用意される。
「BFテクノロジー」ブースでは今年20周年を迎えたビッグフレーム(BF)構法による、耐震性と自由な暮らしを叶える同社ならではの独自構法の進化を体感できる。「PRIME WOOD」ブースでは同社オリジナル部材であるPRIME WOODを使用した40種類以上の床材が展示され、それぞれの木目や質感、色調の違いを確認できる。
さらに家づくりの流れから間取りの工夫まで、ドラマ仕立てで紹介する「家づくりセミナー」ブースなども設ける。
積水化学工業/ユニットの合理性と機能美
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「ELVIA(エルビア)」(外観イメージ)
積水化学工業は10月30日に、鉄骨2階建て住宅「ELVIA(エルビア)」を発売する。同商品はユニット工法の合理性と機能美を追求し、普遍的で美しい内外観デザインと、同社最高水準である断熱等級7と建築基準法の2倍相当の耐震性を実現。工場生産技術による建築時の高いコストパフォーマンスだけでなく、住み始めてからの光熱費の削減やメンテナンス費用の軽減により、資産価値にも配慮した住まいを提供する。
また、第1種換気と全館空調を独自に組み合わせた新開発のシステム「AirLax(エアラクス)」により、非居室部分も含め家全体の空調をコントロール。住む人に合わせた心地よい温熱環境を実現する。同商品の普及を通じ、自分らしく心地よく過ごせる暮らしの提供と社会課題の解決に向けた取り組みを加速化していく。年間300棟の販売を目指す。
