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日本バルブ工業会 創立70周年
バルブはインフラ設備や産業プラントなどで流体制御の要として高い品質、安全性、信頼性が求められる重要機器。あらゆる産業の"縁の下の力持ち"で、施設・設備、人と社会の安全を守り、生産やサービスの品質を守っている。バルブ産業の高度化・発展を後押ししてきた日本バルブ工業会(西岡利明会長=SANEI社長)が3月21日に創立70周年を迎えた。これを記念して6日、東京・大手町の大手町サンケイプラザで創立70周年記念祝賀会を開催する。
みんなで語ろう!! バルブの魅力
SANEI 開発本部 研究部 部長 牧 照明
このたびは創立70周年を迎えられましたこと、誠におめでとうございます。
SANEIも今年度、工業会と同じく創業70周年を迎えました。社会貢献を実現しながら、70年間歩み続けられたことをうれしく思います。
当社は創業以来、「人類ある限り水は必要である」という理念の下、流体制御という生活の礎を守る技術を磨いてきました。自然の尊い恵みである水を通じて、キッチンでの憩いやバスでのリラクゼーションといった生活シーンを喜びの場にできる商品を提案しています。十人十色のライフスタイルに寄り添える商品を研究開発することが魅力です。
今後も工業会とともに80年、90年、100年と発展継続していきたいです。
東工・バレックス 代表取締役社長 横山 達也
日本バルブ工業会が創立70周年を迎えられたこと、心からお喜び申し上げます。
バルブの種類は多岐に渡り、ライフライン、各種プラント、造船や航空関係、さらには宇宙開発へと人々の生活や経済発展には欠かせない存在となっています。このようなバルブ産業に携わる企業が集い、業界の継続的発展の一端を担うのが日本バルブ工業会です。会員企業は他企業のさまざまな製品を学ぶ機会となり、異なる分野についても知識を得られます。"バルブ"が共通とはいえ、まるで異業種交流のようなところが魅力です。
今後は若手にも積極的に参画してもらい、工業会活動がより活発になるようベクトルを合わせて進むことを望んでいます。
オーケーエム マーケティング課 課長代理 山中 達博
工業会創立70周年おめでとうございます。私はバルブ業界に飛び込んで約4年ですが、バルブという工業製品は奥深く、驚く機会が数多くあります。
バルブは満たすべき規格や順守すべき法令が厳密に決められています。一方で制御対象の流体は多種多様、変幻自在であり、各メーカーで不断の努力が続けられています。単純な構造でありながらも未解明な点が多く残されている―。私がバルブに魅力を感じるポイントの一つです。
また目立たないところで仕事を黙々とこなしているのも"推せる"点です。工場や商業施設、駐車場などでバルブを探すことが習慣になってきました。皆さまも、街中でいろいろなバルブに注目してもらえるとうれしいです。
キッツ 取締役 代表執行役社長 河野 誠
日本バルブ工業会創立70周年おめでとうございます。過日はキッツグループ主催の展示会「KITZ CONVENTION 2024」に来場いただき、ありがとうございました。
キッツは流体制御技術と材料開発によって社会インフラの支えとなる企業を目指し、長期経営ビジョン「Beyond New Heights 2030 『流れ』を変える」を掲げています。市場を取り巻く環境が変化するなかで、半導体や水素などの新産業を支える企業へ飛躍するために、さらなる高みに挑戦し続けていく準備と仕込みを行っています。
これからも業界全体の発展に寄与できるよう努力を重ね、皆さまと一緒に未来を切り拓いていくことを心から楽しみにしています。
オーエヌ工業 OEM営業課 課長 寺坂 公宏
日本バルブ工業会創立70周年おめでとうございます。オーエヌ工業はバルブを含めたステンレス配管機材の専門メーカーとして鋳造から完成に至るまでの生産を行っています。私の所属しているOEM営業課ではステンレス鋳造の実績を生かし、バルブ業界で活躍するメーカーとの取引も増えてきました。
一口にバルブといっても、流体条件や使用環境により多種多様な製品があり、メーカーごとに大きな特徴があることを、恥ずかしながら今でも勉強の日々です。過酷な状況で使用されるバルブにとって、ステンレス鋳物は生命線です。
今後もバルブ業界発展の一端を担えるよう精進していきますので、ご指導の程よろしくお願いいたします。
フジキン 国内営業本部 副本部長 上野 邦彦
このたびは日本バルブ工業会の創立70周年、心よりお祝い申し上げます。日本バルブ工業会の工業用分科会にも参加しており、いつも大変お世話になっております。
私はバルブメーカーで製品の販売を通じて、さまざまな産業のモノづくりに携わってきました。モノづくりをする上で"ながれ"があるところには必ずバルブがあります。目立たぬ存在ではありますが、バルブは常に新しい技術や性能が求められながら進化してきました。
昨今は新エネルギーである水素分野のニーズなど、カーボンニュートラルの領域で地球環境改善の一翼を担い、あらためてバルブが社会に欠かせない存在であると強く感じています。
キタムラフォーセット 代表取締役社長 北村 徳宏
日本バルブ工業会の創立70周年に心よりお喜び申し上げます。
キタムラフォーセットは低圧金型鋳造により銅合金製の高品質な水栓をOEM(相手先ブランド)で生産し、ライフラインの安定・維持を支えてきました。
また、部品メーカーとして他の鋳造法や機械加工、表面処理、組み立てなども手がけ、香港子会社で材料・部品調達の多様化も後押しし、お客さまの多様な要望に一貫体制で対応しています。
銅合金では鉛レス、低カドミウムなど環境負荷の少ない材料の鋳物も生産し、試作を通じ銅合金の新素材開発にも貢献しています。今後は海外展開も課題です。新たな取り組みを通じ、今後もバルブ業界と産業界の発展に貢献してまいります。
兼工業 代表取締役社長 落合 佑亮
日本バルブ工業会創立70周年、おめでとうございます。兼工業は飲料水に特化した自動弁メーカーとして鋳造技術を生かしたモノづくりに注力しています。青銅製のボールタップなどを主力に、一貫生産で適切な品質と機能を提供しています。
バルブは生活に不可欠な水の供給を支えています。製品の安全性は人の命を守ることにもつながります。しかし認知度は低く、次世代を担う学生には広く知られていないのが現状です。80周年を視野に、若手経営者の一人としてバルブが果たす役割を広めたいと考えています。また業界で鋳造が減少する中、培った鋳造技術を絶やさないことも当社の役割と考えます。今後も飲料水から雨水、海水、農業用などに適用した自動弁メーカーとして挑戦していきます。
TVE 代表取締役社長 奥井 一史
日本バルブ工業会創立70周年おめでとうございます。
バルブにはいろいろな大きさ、形状、機能があり、生活の基盤を支えるさまざまな設備に用いられています。目立たない存在ではありますが、その担っている役割と責任は非常に重く、バルブの機能不全は設備の稼働に重大な影響を及ぼします。
たかが"バルブ"、されど"バルブ"です。社会基盤と人々の暮らしを守り、経済の発展を支えていくために、我々は日々技術を磨き、設備の維持と安定・安全運転に貢献すべくメンテナンス技術の向上も怠りません。
縁の下の力持ちでいい。持続可能な社会の実現に向けて、これからも夢を、心を、技術をつないでいきます。
オンダ製作所 営業統括部 営業開発部 直需開発グループ 新海 良真
日本バルブ工業会創立70周年おめでとうございます。オンダ製作所はバルブをはじめとした配管資材の総合メーカーで、材料から製品まで一貫生産しています。直需開発グループでは機器メーカーのニーズを当社の技術と融合することで製品を具体化しています。さまざまな場所で製品を目にすることができ、社会貢献ができていると感じます。
流体制御に使用するバルブですが、それだけにとどまらず、人と人とをつなげるものでもあると考えます。当社だからできることにこだわりを持ち続け、製品を提供することで、豊かな暮らしへ貢献できるようまい進していきます。今後ともご指導、ご鞭撻(べんたつ)の程、よろしくお願いいたします。
ミヤワキ 代表取締役 宮脇 健輔
日本バルブ工業会の創立70周年を心よりお祝い申し上げます。環境配慮バルブ登録制度の開始など国内外での多岐にわたる活動は、バルブ産業の進化に大きく貢献されてきたと深く感銘を受けています。
バルブの魅力は、多岐にわたる業界で必要不可欠な製品と位置付けられるという点です。社会全体に与える影響も大きく、各企業の取り組みによりサステナブルな社会の実現に貢献できると感じています。
ミヤワキとしても新たな挑戦を続けており、「温調トラップTB-SRシリーズ」が発明大賞を受賞するなど、省エネルギーに貢献できる製品開発に尽力しています。今後も日本バルブ工業会とともにより良い未来を築けるよう努めていきます。
西部電機 産業機械事業部 営業部 特販課 迎 俊平
日本バルブ工業会創立70周年おめでとうございます。西部電機は暮らしに欠かせない水、電気、ガス、石油などのエネルギーを暮らしに導く流体制御の要としてバルブの駆動装置を提供しています。
私は近年頻発する自然災害への防災・減災対策にニーズのある設備の自動化・省力化を実現するICT採用のシステムなどを提案しています。スマートフォンからリモート操作・監視を行うことができる「S3CON(Seibu Smart System Valcon)」や、停電時にバッテリー対応できる「SBS(Seibu Backup System)」などが好評です。
これからもお客さまと日本バルブ工業会の発展に貢献できるよう精進していきます。