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SEMICON JAPAN(2025年12月)
半導体製造サプライチェーンの国際展示会「SEMICON Japan(セミコンジャパン)2025」が17日から19日までの3日間、東京・有明の東京ビッグサイト東展示棟・西展示棟・南展示棟で開催する。主催はSEMIジャパン。今年は「AI×サステナビリティ×半導体」をテーマに、検査・計測技術に特化した「メトロロジー・アンド・インスペクション・サミット(MIS)」などの新企画とともに、幅広く半導体産業を紹介する。開場は10時から17時まで。入場は無料(事前登録制)。セミナーは一部有料。
SPECIAL FEATURES
THE高専/研究発表
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「THE高専コーナー」(SEMICON Japan2024)
高等専門学校(高専)は大学と同じ高等教育機関で、15歳から5年間専門教育を行う。本科卒なら20歳で社会に出る高専生は、身につけたスキルと行動力、論理的思考力を武器にモノづくりや情報通信などさまざまな分野で活躍している。
独創性
出展企業がスポンサーとなり、高専10校が参加する「THE高専」が東6ホールで開かれる。モノづくりに意欲的な高専の学生に研究成果発表機会を提供し、職業意欲の醸成、将来を見据えた業界研究促進、企業と高専との交流活性化を目的にする。参加校はブースを通じて独創性がある研究を発表する。
コンテスト
高専生を対象にしたコンテストも実施する。「SEMI Circuit Design Contest」は有明高専が開発協力した専用ツールで、半導体の回路設計スキルを競う。世界的に重要性が高まるエレクトロニクス産業において、将来活躍が期待される人材育成を目的に、半導体設計の未来を担う学生を対象に座学では得られない応用力や効率性などを高め合う。11校の高専が参加する予定だ。
アカデミア
高専と大学の半導体関連の研究室が参加する「アカデミア」は、独自の研究成果を発表する。産業界との接点をつくり、次世代の産業界発展の礎とすることなどを目的にする。優れた研究を審査し、表彰するアカデミアAwardも開催する。審査には半導体関連企業が協力した。最終審査進出校はプレゼンテーションを実施する。8研究室が最終審査に進出している。
未来担う人材育成
セミコンジャパンは業界の今後を担う若手世代の応援プログラムを複数実施する。
合同説明会
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未来COLLEGEでの座談会(SEMICON Japan2024)
「未来COLLEGE@SEMICON2025」は合同説明会形式のプログラム。半導体関連企業58社が参加する。事前予約優先のブースツアーは、1グループ最大15人で約1時間かけて出展ブースをツアー形式で巡る。
座談会
座談会「すごいぞ!半導体業界の仲間たち」では、各社で活躍する営業・技術・人事などさまざまな職種の社員が登壇する。半導体業界はピラミッド構造ではなく、各社が得意技を出し合うことで世界最先端の技術や製品を送り出している。当日は志望理由や仕事内容だけでなく、他社の魅力や社風の違いを本音で語る。
ファストパス
出展企業の採用意欲も高い。「SEMIファストパスプログラム」はセミコンに来場した学生を対象にした制度。制度への参画企業にレポートを提出することで、新卒採用の選考に関して選考免除などの特典を受けることができる。
夜も! セミコン
木曜夜—会議棟
「SEMI THURSDAY “WAKAMONO”NIGHT」は18日(木)16時から20時半まで会議棟で開催する、夜までセミコンを楽しむことができる初のイベント。学生や若手社会人を対象に、半導体業界のトップリーダーによるトークセッションなどを行う。
ものづくり太郎氏
「トークセッションSEMICONレジェンドトーク」では、ものづくり太郎氏(製造業系YouTuber)がゲストを迎えて、特別セッションを行う。ラピダス代表取締役社長兼CEOの小池淳義氏と京セラ社外取締役の須永順子氏がゲスト出演する。業界の最前線を走るトップリーダーが等身大の言葉で語る。
成田悠輔氏
「成田悠輔の情熱ラボ」は経済学者の成田悠輔氏が「AIと社会の未来」「未来の働き方と社会のかたち」「情報社会と信頼・意思決定」「テクノロジーと人間らしさ」などをテーマに参加学生たちと対話する。
社会人&学生
このほか、「“WAKAMONO”CONNECT」では、若手社会人と学生がチームを組み、アイスブレイクやゲームを交えたテーマトークなどで交流を図る。半導体業界に興味がある学生には直接リアルな話を聞くことができるチャンスとなる。夜のブースツアーなども開催する。
