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さいたま市
「リーディングエッジ企業」を認証 研究開発型モノづくり支援
さいたま市/イノベーション後押し
さいたま市が推進する「リーディングエッジ企業認証制度」は、独創性・革新性に優れた研究開発型モノづくり企業を市が認証することで、企業の国際競争力強化を支援する。市内産業全体のイメージアップも図る。市が認証することで知名度の向上やイノベーション創出を促し、経営基盤の強化につなげる。また、ニーズに応じたオーダーメイド型の支援をさいたま市産業創造財団と連携し、リアルタイムで提供する。
2024年度は新規で認証された日本製衡所を含む14社を認証しており、25年1月1日現在の認証企業数は34社となった。
継続認証企業は次の通り。
▽朝日ラバー▽アライヘルメット(さいたま市大宮区)▽後藤精工(同中央区)▽住田光学ガラス(同浦和区)▽テクノスコープ(同浦和区)▽東京チタニウム(同岩槻区)▽日新化成(同西区)▽日本電鍍工業(同北区)▽ハーベス(同浦和区)▽藤倉コンポジット▽ベルニクス(同南区)▽山田マシンツール(東京都台東区)▽渡辺製作所(さいたま市桜区)
タムロン/売上高120億円増 950億円目指す
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タムロン 社長 桜庭 省吾 氏
2024年より新中期経営計画「Value Creation26」を掲げ、新たにスタートしたが、26年の経営数値目標の全てを初年度に達成したため上方修正した。「同ver2・0」へと進化させ、新経営数値目標として、売上高は120億円増額の950億円、営業利益率は21%以上を確保し、営業利益は200億円台への到達を目指す。25年は5年、10年先を支える新規事業創出を加速化する。長期ビジョンである「売上高1000億円」「新規事業売上高100億円」を達成するため、私自ら率先して加速させたい。
当社は人々が心の豊かさを感じることのできる社会を作るため、地域に根付いたフォトコンテスト「タムロン鉄道風景コンテスト 私の好きな鉄道風景ベストショット」の主催や、写真の力でアスリートを支援する「スポーツ支援」、そして芝川第一調節池とその周辺(見沼田んぼ地域)での自然再生活動の支援を行っている。
(談)
埼玉機器/重要保安部品 軽量化に挑戦
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埼玉機器 社長 大西 義典 氏
当社は商用車メーカー向けに、ブレーキやステアリング、サスペンションなどの重要保安部品を手がける。現在、部品の軽量化にチャレンジしている。
軽量化は燃費向上に直結する重要テーマ。2024年春、サスペンション部品・トルクロッドの重量を従来比8%減少することができた。まず、部品同士を接合するための溶接部のボス部の短縮による軽量化を図った。さらに設計を見直し、茨城県内の鍛造メーカーの協力を得て小型・軽量化に取り組んだ。並行で、同部品を製造する児玉工場(埼玉県上里町)の生産ラインにロボットやAI(人工知能)を導入し業務効率化を図り、競合より価格を抑えた。これらの取り組みで、競合より軽くて価格競争力もあるトルクロッドを商用車大手2社に納入することが決まり、売り上げに貢献した。今後はさらなる軽量化に向けて、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の活用を検討中だ。将来的には商用車メーカー向けへの提案・導入を進めていく。
(談)
山田マシンツール/タイに大型溶接自動ライン構築
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山田マシンツール 社長 山田 雅英 氏
当社は1947年に創業し、国内外の機械工具の販売と自社製品のマーキングシステムの製造販売を手がける。本社は東京都台東区にあるが、63年に旧埼玉県与野市(現さいたま市中央区)に工場を完成した。
タイでは24年9月にピックアップトラック用シャシーフレーム溶接ライン構築事業に参入した。日系自動車部品メーカーの工場内に大型溶接自動ラインを構築。全長約100メートルで合計42台の溶接ロボットを配置し、工期は4カ月半で7月までに納入。現地の協力会社を含め、約55人を常時投入し短納期を実現した。主力の工具販売で培ったつながりに加えて、経験豊富なエンジニアの採用が功を奏した。
製造業が日本を支えていくためには自動化が不可欠。人手不足の中でファクトリーオートメーションの設計やシステム構築にも力を入れている。工作機械の制御装置のリニューアルも手がけ、国内設備投資の低調が続いて衰えていた生産技術力のリカバリーにも貢献する。
(談)
長谷川機械製作所/工作機械 小型・高速・高精度に軸足
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長谷川機械製作所 社長 長谷川 透 氏
当社は「大は小を兼ねない」をコンセプトに、小型で高速、高精度な数値制御(NC)旋盤やマシニングセンター(MC)の開発・製造を担っている。
国内は白河工場(福島県西郷村)、海外は中国・浙江省に製造拠点を設けている。自動車や医療、半導体、光学機器、腕時計など多様な業界に提供。顧客の生産性向上をミッションに、創業から97年、企業のミッションに応え続けてきた。
近年は、顧客のニーズに合わせてフレキシブルな生産を実現する「多品種変量生産」や、通常だと別工程で行う加工を一台で完了して生産効率化と省スペース化を図る「工程集約」に対応した工作機械の開発に力を入れている。今後も顧客のフレキシブルな生産ラインの構築をサポートする。
足元では工作機械ユーザーの設備投資意欲が減退しているが、今年後半以降、徐々に回復するとみている。需要回復時の反転攻勢に向け、今後も新製品開発を継続していく方針だ。
(談)
コンゴーテクノロジー/国内初、抜き型認証メーカー認定
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コンゴーテクノロジー 常務執行役員工場長 研谷 英一 氏
当社は紙や樹脂、そしてゴムなどを打ち抜くための「抜き型」の製造・販売を担っている。抜き型は紙製の箱やディスプレー、そして自動車や家電製品など、生活の身近にある多種多様な品物に深く関わっている。最近では抜き型で抜いた後、製品と不要な部分を分離するカス取り型をさらに進化させた「ダイナミックストリッピング型」を提供することで、今までにないスムーズなカス取りシステムを提供。作業効率の向上を図るとともに省人化ニーズにも対応している。
2024年6月には紙器・段ボール印刷加工機械の大手メーカーである、スイス・BOBST社より日本唯一の抜き型認証メーカーとして認定された。この認証を通じてBOBST社から抜き型に関する技術情報を受けることで、顧客には最新のアイデアや専門技術を提供し、品質向上に寄与している。これからも当社は顧客の生産性向上を念頭に最適なソリューションを提供していく。
(談)