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ロボットテクノロジージャパン2026 開幕迫る
いよいよ来週、6月11日から開かれる「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2026」の開催に合わせ、日刊工業新聞ではロボット業界や自動化技術の今とこれからをテーマにした特集紙面を実施する。Biz-Novaではその内容を一部先取りで掲載。全貌は6月10日発行の日刊工業新聞、または会場で配付する特集号で。
2026年06月03日 掲載
熟練の技再現、産ロボで高精度穴開け
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エンドエフェクターを付けたロボットで穴開け試験を実施
人手不足が深刻な社会課題となり、さまざまな分野で産業用ロボットや自動化システムの導入が求められている。特に製造業では熟練技術者の不足は顕著で、ロボットによって高精度な加工技術を再現する研究は重要だ。今回は、航空機向けのロボットによる高精度穴開けについて、岐阜大学の伊藤和晃教授の研究を紹介する。
航空機製造では、金属や炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などさまざまな材料に多数の穴あけ加工を施す作業があり、高精度な締結品質が求められる。しかし部材は大型かつ複雑で、従来は熟練者の技能に依存してきた。産業用ロボットは広い作業範囲と柔軟性を持つ一方、剛性不足や変形により加工精度が低下する課題がある。
そこで伊藤教授らの研究では、ロボットの先端にエンドエフェクターを装着し、押し付け力や送りを精密制御することで、加工点近傍での安定性と精度を向上させる手法を提案した。ロボットは大まかな位置決めを担い、微細制御は装置側が行う役割分担により性能を補完する。
さらに対象面の計測や姿勢補正、キャリブレーションにより位置ズレを抑制する。加工データの蓄積とAI(人工知能)活用により品質向上や異常検知も期待され、今後は多様条件での検証と産学連携を通じた実用化が重要とされる。
