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日本フルードパワー工業会 創立70周年
日本フルードパワー工業会 創立70周年
わが国のフルードパワー産業の高度化・発展を後押ししてきた日本フルードパワー工業会(会長=川瀬正裕カヤバ社長)が2月18日に創立70周年を迎えた。これを記念して22日、東京プリンスホテル(東京都港区)で創立70周年記念式典および祝賀懇親会を開催する。
フルードパワーは流体のエネルギーを利用して機械や装置を動かす駆動方式で、製造業を支える基盤産業。日本フルードパワー工業会は70年にわたって、日本の産業競争力を支え続けている。
1956年に14社で発足した油圧機器工業会と、9社が参加した日本自動機器工業会が同工業会の母体となる組織で、高度経済成長と共に発展してきた。86年に日本油圧工業会と日本空気圧工業会(69年に日本自動機器工業会から発足)が合併し、日本油空圧工業会が誕生。その後は水圧関連事業領域も取り込み、日本フルードパワー工業会として新たなスタートを切った。現在は正会員56社、賛助会員65社で構成されている。
ごあいさつ/日本フルードパワー工業会 会長 川瀬 正裕
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日本フルードパワー工業会 会長 川瀬 正裕
若手技術者の教育制度充実
日本フルードパワー工業会は、1956年に油圧機器工業会と日本自動機器工業会が設立されたことを源流とし、今年、おかげさまで創立70周年を迎えることができました。会員企業の皆さまをはじめ、歴代の先輩諸氏、関係官庁・関係団体の皆さまのご支援により歩みを進めてこられましたことに、改めて深く感謝申し上げます。
近年、世界経済は大きな転換期を迎えました。コロナ禍によるサプライチェーン(供給網)の混乱、地政学リスクの高まり、資源価格の変動、さらにはカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)への要求など、産業界を取り巻く環境はかつてないスピードで変化しました。その中で、製造業ではデジタル化・自動化需要の拡大、半導体製造装置市場の成長などが顕著となり、これらの動きに対応すべく当工業会においても、若手技術者を対象とした教育制度の充実やIoT(モノのインターネット)・AI(人工知能)の活用に関する情報収集や検討を進めてきました。
記念式典では、長年にわたり業界の発展に寄与された功労者の皆さまに対し、経済産業大臣から表彰を賜ります。また、経済産業省製造産業局産業機械課の須賀千鶴課長より、「フィジカルAI時代の製造業—我々はどこで勝ち残るのか」をテーマにご講演をいただき、今後の産業の方向性について大きな示唆を頂戴します。
これまでの70年の歩みを礎とし、次の時代に向けて、当工業会は引き続き課題解決に取り組み、フルードパワー産業のさらなる発展に貢献していきたいと考えております。
メッセージ/経済産業省 製造産業局 産業機械課 課長 須賀 千鶴 氏
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経済産業省 製造産業局 産業機械課 課長 須賀 千鶴 氏
継続的イノベーション期待
日本フルードパワー工業会が創立70周年を迎えられましたことを、心よりお祝い申し上げます。
同工業会は1956年の創立以来、86年の油圧・空圧両団体の統合を経て、調査研究、標準化、各種展示会の開催を通じて、長年にわたりわが国フルードパワー業界の発展をけん引してこられました。
フルードパワー機器は建設機械や輸送機械、生産設備のパワーユニットなど、幅広い分野で用いられる基幹部品であり、その高い品質と性能は日本の製造業の競争力を力強く支えてきました。これもひとえに、同工業会や会員企業ならびに技術の進歩に尽力されてきた多くの先人の方々の不断の努力のたまものであり、産業機械政策を担当する立場として深く敬意を表します。
近年、国際情勢の不安定化や少子高齢化に伴う人手不足など、製造業を取り巻く環境は大きく変化しています。こうした中にあっても、同工業会は日本発の水圧技術の国際標準化や国際見本市の開催、IoT推進部会の発足など、積極的な取り組みを通じて業界の持続的な発展に貢献されてきました。
今後も、わが国がGX(グリーントランスフォーメーション)を進めていく上で、フルードパワー業界には、製品のさらなる省エネ化や幅広い産業のニーズに対応した継続的なイノベーションが強く期待されます。経済産業省としても同工業会と緊密に連携しながら、わが国フルードパワー業界の一層の発展に取り組んでいきたいと思います。
70年の歩みを礎に、同工業会が新たな時代を切り開かれることを祈念いたします。
