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東大阪支局特集(東部大阪産業界)
出会いからつながる“新たなモノづくり”
東大阪商工会議所は11月5日と6日の2日間、東大阪市域の製造業の製品や技術が一堂に会する展示会「第38回東大阪産業展『テクノメッセ東大阪2025』」をマイドームおおさか(大阪市中央区)1階展示場で開く。入場無料で、事前の申し込みは不要。8000人を超える来場を見込む。
万博レガシー再び体感
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「テクノメッセ東大阪2024」開会後、来場者が入場する様子 -
今回の特別企画展示に出展する田尻薄片製作所の薄片技術 -
共和メディカルが導入した分身ロボット「Orihime」
同産業展は今後の中小企業のビジネスチャンス拡大を目的に、モノづくりのまち、東大阪の優れた技術や魅力ある製品・サービスを一堂に展示し、自社をPRする機会と出展者間の情報交換の場を提供する。
一般展示では主に、自動車関連部品やITを駆使したモノづくり技術といった、最新のモノづくり事情に応じた製品などを、共栄ダイカスト、帝国イオン、電業、ハードロック工業、フセラシ、山善金型、ユタカ、ロブテックスなど83社・団体が生産財、I・T・O、稲田歯ブラシ、広伸など13社・団体が消費財、近畿大学、大阪商業大学、大阪シティ信用金庫、東大阪市など9社・団体がビジネスサポーターズの各コーナーで出展。出展者は、来場者らとの商談を通じて販路拡大や企業間連携といったビジネスチャンスのきっかけをつかむ。会期中、ガイドブックの配布や特設サイトの公開などで出展者情報を発信する。
特別企画展示では「見たい!東大阪の万博レガシー!!」と題し、10月13日まで半年間開かれた2025年大阪・関西万博で披露した東大阪のモノづくり企業の先進的な技術や製品を再現する。万博には会期中、東大阪市域から約120の企業・団体が参画した。特別企画展示には、一般展示の計105社・団体とは別に、万博に参画した中から12社・団体が出展する。VR(仮想現実)を用いた「バーチャル工場見学」体験やドーム型の空間内でモノづくりの「未来の働き方」体験ができるコーナーのほか、ナミテイ、中農製作所、田尻薄片製作所、下西技研工業、タムラテコなどが「未来をサキドリ」した技術や製品を実演、展示で紹介するなど「万博の熱気」を体感できる。
今回は11月5日、マイドームおおさか8階で「東大阪のモノづくり優良企業(匠企業)とのイチ押し商談会」を初めて同時開催する。大阪府が認定した「大阪ものづくり優良企業賞」の受賞企業(匠企業)のうち、木田バルブ・ボール、繁原製作所、モリイ製作所、ダイワ、旭精工、アキツ、アオキなど東大阪の39社との個別商談会があるほか、小西金型工学、大和歯車製作、富士製作所など東大阪の匠企業5社の商談プレゼン、経営課題解決セミナーなどがある。東大阪の「匠企業」と直接商談でき、新たな出会いやビジネスマッチングにつながる機会となる。参加無料。
メッセージ/東大阪商工会議所 産業展実行委員会 委員長 藤塚 暁征 氏
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東大阪商工会議所 産業展実行委員会 委員長 藤塚 暁征 氏
テクノメッセ東大阪は、1988年(昭和63年)第1回以来、37回継続して開催し、新たなビジネスチャンスに繋げてまいりました。前回は9478人のご来場をいただき、「モノづくりのまち東大阪」の高い技術力や独創的な製品を披露するとともに、新しい技術や柔軟な発想で、新しいビジネスチャンスに積極果敢に挑戦する姿に関心が寄せられました。
第38回は「見たい技術!魅せたいモノづくり!」をテーマに、105社・団体の出展を得ました。販路拡大やビジネスパートナーの発掘に有益な場となるよう、期待するところです。また会場内には、「見たい!東大阪の万博レガシー!!」と銘打った特別企画展示も設けます。盛況のうちに閉幕した大阪・関西万博には東大阪市域から約120の企業・団体が参画したと聞いています。そこで万博に出展した技術・製品をピックアップし、VR体験コーナーも交えるなど、東大阪モノづくりの先進事例を再現します。映像でも魅力を紹介するなど、興奮がいまだ冷めやらぬ“万博の熱気”をマイドームであらためて体感していただきます。
今回も新たな出会いに繋がるよう、ぜひともご来場をお待ちしています。
