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6月2日開幕 FOOMA JAPAN 2026(2026年6月)
日本食品機械工業会主催の「FOOMA JAPAN 2026」が6月2日から5日までの4日間、東京・有明の東京ビッグサイト東展示棟1―3、7―8ホールと西展示棟1―4ホールで開かれる。1025社・団体が出展し、食品製造現場で役立つ機械や関連機器、システム、技術などを披露する。開催時間は10時から17時まで。事前登録制で、登録者の入場は無料。
食品製造の最先端テクノロジー集結
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原料処理から製造、検査、包装、物流まで、食品製造プロセスに関するあらゆる製品・技術が集まる(前回開催=2025年)
FOOMA JAPANは今年で49回目を迎える世界最大級の食品製造総合展。食品機械・装置をはじめ、原料処理、検査、包装、物流など食品製造プロセスに関わるあらゆる分野の企業が集結し、最先端テクノロジーを披露する。
今回の展示会テーマは「The Shift is On.」。自動化や省力化、環境配慮、フードテック、食に対する価値観の変化など、食品業界は大きな転換点に立っている。テーマには、FOOMA JAPANで提案される具体的な技術やソリューションを通じて、今まさに起きている変化を体感してほしいという思いが込められている。
過去最多の1025者が出展予定で、そのうち131者が新規で出展する。展示分野は大きく分けて、①原料処理②食品製造・加工③エンジニアリング④ロボット・IT・IoT・フードテック⑤鮮度管理・品質保持⑥包装・充填⑦保管・搬送・移動⑧計測・分析・検査⑨衛生対策・管理⑩環境対策・省エネ・リサイクル⑪設備機器・技術・部品⑫コンサルタント・特許⑬情報サービス・団体—の13分野と、スタートアップゾーンの1ゾーン。
Innovation Hub新設
今回は西展示棟のアトリウムに「Innovation Hub」が設置される。設立9年以内の企業を出展対象とする「スタートアップゾーン」と、国内外の43の大学・研究機関が最先端の研究を発表する「アカデミックプラザ」、ロボット・IT・IoT・フードテック分野の出展ブースが集結。これらの展示を集中配置することで見学効率を高めるほか、企業と大学・研究機関の交流を増やすことで、新たなビジネスのきっかけ作りへとつなげる狙いだ。
スタートアップゾーンには、新規出展13社を含む36社が出展。AI(人工知能)を活用した検査・分析、陸上養殖、宇宙技術を応用したハイパースペクトルカメラ搭載の鮮度測定器など、次世代の食品製造を切り開く多様な技術が提案される。
同ゾーンでは連日、出展者によるピッチプレゼンが行われるほか、来場者の応援アクション(①FOOMAアプリによるチェック②ブースでの入場バッジ〈クイックパス〉の読み取り③ピッチプレゼンの聴講)と主催者による審査を基に、もっとも支持を集めた企業を「スタートアップグランプリ2026」として表彰する。
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特に生産性向上や省力化・自動化に寄与する製品の提案が進む(前回開催=2025年)
食品製造においては食品の安全性の確保はもちろん、生産性の向上や省力化・自動化、食品ロスの削減、環境負荷低減、職場環境の改善、労働者の確保などが求められている。近年は機械や機器だけでなく、ロボットやデジタル技術を多数組み込んだ製造ラインや、AIを活用した検査・分析機器やロボットの提案が多数見られる。
FOOMA JAPANを効率よく回るには「FOOMAアプリ」の利用が便利だ。気になる出展者のブースをお気に入り登録すると、アプリ上の会場マップに自動で反映される。アプリで来場登録・セミナーの受講登録や、多彩な料理が楽しめる「FOOMA東京バル」で繰り返し使えるクーポンの取得、スタンプラリーへの参加などもできる。
【インタビュー】FOOMA JAPAN 2026 展示会実行委員会 委員長 尾上 稔 氏(日本食品機械工業会 理事)
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FOOMA JAPAN 2026 展示会実行委員会 委員長(日本食品機械工業会 理事) 尾上 稔 氏
時代の変化に乗り遅れないよう
—今回の展示のテーマは「The Shift is On.」です。ここに込めた思いをお聞かせ下さい。
「食品でも食品機械業界でも、大きな変化がすでに始まっている。その変化の波を展示会で少しでも早くとらえ、乗り遅れないようにしてほしいとの願いを込めた。ロボットもAI(人工知能)も最近の技術革新速度は著しく、不可逆的なフェーズに入ってきている。新時代の中で業界が、ユーザーが、取り巻くさまざまな課題にどう対応するか。答えのヒントをこの展示会で見つけて欲しい」
—今回は新たな取り組みとして、西展示棟にオープンイノベーション拠点「Innovation Hub」を開設します。
「これまでは会場内でAIやロボットの展示が散在していた。今回は集中配置することで見学効率を高める。食のスタートアップ企業や大学・研究機関の展示を1カ所にまとめることで関係者の交流が生まれ、新しいビジネスが起こることを期待している。大学や研究機関は企業にとっては敷居が高い。大学が開発した食材をスタートアップが製品化するといった、産学連携の成果が一つでも多く出ることを願う」
—ロボットやAIを活用したシステム開発が進んでいます。国の成長戦略として、フードテックへの期待も高まっています。
「昨年は人間と同じ場所で作業ができる協働ロボットや、小型ロボットの出品が多かった。ただ現場への導入はあまり進んでいない。高価格のネックもあるが、食品業界の宿命である多品種や変量生産、不定形物の扱いに産業用ロボットが対応できていないことが理由だ。ヒューマノイド(ヒト型ロボット)やAIでロボットの柔軟性が高まれば、食品機械もこの先、変わる可能性がある。フードテックでは陸上養殖技術に注目している。養殖魚はこれまで天然魚に劣るイメージがあったが最近は品質も向上し、海水温の上昇など世界的な環境変化で期待が高まっている」
—業界の成長には輸出増も欠かせません。
「インバウンドで日本を訪れる外国人旅行者が増え、日本で食べたおいしい食事を母国でも食べたい願望が強まっている。日本食を作る機械なら、国産の食品機械に優位性がある。一方で国内企業には、自力で海外営業できない企業も多い。多くの外国人が訪れる展示会で自社技術をPRし、その後の商談の発展を工業会としても関係省庁と協力して、お手伝いをしたい」
