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FOOMA JAPAN 2025(2025年6月)
日本食品機械工業会主催の「FOOMA JAPAN 2025」が6月10日から13日までの4日間、東京・有明の東京ビッグサイト東展示棟1—8ホールで開かれる。1007者が出展し、食品製造現場で役立つ機械や関連機器、システム、技術などが集まる。開催時間は10時から17時まで。事前登録制で、登録者の入場は無料。
次世代の可能性に触れ 未来を味わう
ビジネス・開発のヒント発信
FOOMA JAPANは充実した併催プログラムも見どころだ。ビジネスや研究開発のヒントとなる最新情報が発信される。
●FOOMA 自動化検討プロジェクト
10日14時からはパネルディスカッション「FOOMA 自動化検討プロジェクト 省人化ハンドリングシステムの未来」が開かれる。チトセロボティクスの副社長兼立命館大学グローバル・イノベーション研究機構の特別招聘(しょうへい)研究教授である川村貞夫氏がモデレーターを務め、4人のパネリストとともに省人化ハンドリングの最前線を探る。
●農林水産省セミナー
11日10時20分から行われる「農林水産省セミナー」では、「災害食マーケットの今後の展望について」をテーマに4講演が行われる。また東7ホールの「農林水産省コーナー」内でも、災害食に関する日本災害食学会の取り組み事例や農業・食品産業技術総合研究機構の研究成果などが紹介される。
●フードテックセッション
12日13時からは「食産業のグローバル化と共創の加速」をテーマに、2部構成でフードテックセッションが開催される。1部では食産業の未来や日本の可能性、これから企業に求められる視点などについて、フードテックの最先端トレンドを交えてUnlocX代表取締役CEO兼SKS JAPAN Founderの田中宏隆氏が講演する。2部では食農領域における大手・中堅企業とスタートアップの共創について、日本での協業の現状や課題などについてパネルディスカッションが行われる。
●出展社プレゼンテーションセミナー
「出展社プレゼンテーションセミナー」では、計48件の講演が開かれる。人手不足への対応や衛生管理に有効なソリューションなど、出展企業が自慢の製品・技術・サービスについて詳しく解説する。
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アカデミックプラザでは学校や研究機関が食に関する最先端の研究を紹介する(前回=2024年)
●アカデミックプラザ
今回で33回目を迎える「アカデミックプラザ」では国内37、海外6の研究室が、東5ホール前ガレリアでポスターセッションを行う。学校や研究機関が参加し、最先端の研究を紹介する。会期中は計19件の口頭発表も行われる。
●FOOMA東京バル
東1ホールのロータリーでは「FOOMA東京バル」が開催される。東京ビッグサイトがある江東区の人気店の料理のほか、世界自然保護基金(WWF)と英ユニリーバが2019年に発表した「未来の食材50」を取り入れた料理が提供される。未来の食材50は国連食糧農業機関(FAO)が定めた持続可能な食事の基準に基づき、栄養価、環境への影響、風味、入手のしやすさ、受容性、価格の手ごろさなどの面で高く評価された食材。会場では大豆やゴマ、ワカメ、ホウレン草などが使われたメニューを楽しめる。
●経営支援・輸出相談コーナー
中小企業の事業経営や海外進出を支援するため、東3ホール前ガレリアに「経営支援・輸出相談コーナー」が設置される。中小企業基盤整備機構が経営支援に関わる相談に、日本貿易振興機構(ジェトロ)が海外進出支援に関わる相談に乗る。またタイ王国大使館経済・投資事務所とタイ投資委員会(BOI)東京事務所がタイの投資関連情報を紹介する。
ほかにも多彩なプログラムが盛りだくさん。セミナーやシンポジウムなどの受講には事前登録が必要で、各回定員があるため早めの登録がおすすめだ。
第4回 FOOMAアワード/最優秀賞 11日一般公開
優秀な食品機械・装置を顕彰
10日、日本食品機械工業会主催の顕彰事業「第4回FOOMAアワード2025」の受賞製品が決まる。FOOMAアワードは優秀な食品機械・装置を顕彰する表彰制度で、2022年に創設された。
審査委員会によって最優秀賞、優秀賞、FOOMAアワード審査委員会賞の3賞が決められる。今回は組み合わせ計量機や食肉スライサーなど6製品が最優秀賞にノミネートされた。最優秀賞は10日に決定、メディアに向けて発表され、11日午前中に一般公開される。
会期中、最優秀賞および優秀賞受賞製品は東2ホール前ガレリアで、パネル展示される。