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コンプレッサー
排出量取引制度「GXーETS」の本格導入、イラン情勢を背景とする燃料費高騰や電気代上昇の不安などにより、工場における消費電力の多くを占めるコンプレッサーの電力削減が注目されている。アトラスコプコは顧客に最適なコンプレッサーや関連機器の運転方法を提案する各種サービスを含め、コンプレッサー室全体の最適化に取り組んでいる。ここでは同社の体験型デモブース、最新型オイルフリーコンプレッサーの特徴とその導入効果について紹介してもらう。
温水による排熱回収
ここまで、運転の最適化や高効率機器の採用による削減効果について述べた。ここでは通常冷却水として捨てられる熱を、温水として再利用することによるエネルギーの再利用について紹介する。
標準仕様の水冷式コンプレッサーは機内で発生する熱を効率よく機外へ排出するために、冷却回路を二系統に分けている。一つは潤滑油の冷却から圧縮部ケーシングの熱膨張防止を行う回路。もう一つはインタークーラーやアフタークーラーにて、発生した圧縮熱を奪う回路である。これらは最終的に出口にて合流、排出される仕組みとなっている。
一方で熱回収オプションを搭載した水冷式コンプレッサーは、より高温の温水を回収するために、機内での分岐はせずに、潤滑油の冷却を優先し、その後圧縮部を経由して最後にインタークーラー、アフタークーラーから熱を回収する仕組みとなっている(図5)。
この回路構成により、搭載モーターの軸入力の最大90%の熱量を、最大90度Cの温水として回収することが可能となっている。
100キロワットのコンプレッサーを例にすると、90キロワット分の熱量、1キロワット=860キロカロリーであることから、最大7万7400キロカロリーの熱を温水として回収できる計算となる。
まずは実測値で体感を
今後、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)の目標に対しての対策が必要になり、より一層の燃料費の高騰が危惧される中、コンプレッサーの使用電力をいかに抑えるかが非常に重要となってくる。
工場設備の担当者の中には、電力削減に取り組む中で、すでに対応できる部分が少なくなってきた、あるいは「次にどこから手を付ければよいのか分からない」という課題を抱えている人が少なくないだろう。
こうした課題に直面した際には、グローバルで数多くのユーザーに圧縮空気システムを提供し、コンプレッサー室から使用先まで幅広い製品ラインアップで生産性向上を支援してきた当社に、ぜひ相談いただきたい。まずは当社の体験ブースにお越しいただき、省エネルギー効果を「実測値」で体感いただければ幸いである。
