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埼玉県川口市
埼玉県川口市が市制施行90周年を迎えた。人口は60万人を超え、全国62市ある中核市の中で千葉県船橋市に次いで2番目に多い。埼玉県でも県庁所在地さいたま市に次ぐ規模。荒川を挟んで東京都に隣接する地理的な好条件もあり、古くから鋳物や機械の製造が盛んな街でもある。現在では高層マンションも増え、民間の住みやすい街ランキング調査では、連続1位を含め高順位を獲得している。2024年4月には川口商工会議所と鳩ケ谷商工会の統合も予定されており、産業振興施策のさらなる充実も期待されている。
埼玉県川口市の産業団体
川口産業振興公社/市内産業の維持・発展実現へ
川口産業振興公社は、市内中小企業の発展をサポートするため、ニーズの把握や支援事業の充実を図るなど地域産業の活性化に全力で取り組んでまいります。
例年実施している「受発注企業商談会」は、川口駅東口キュポ・ラ4階フレンディアにおいて11月に開催を予定しており、「企業間マッチングがひとつでも増える機会を提供」できるよう開催に向け準備を進めてまいります。
また、市制90周年を迎えた川口市と一層の連携を図り新製品開発支援、各種助成金制度、各種セミナーなどの事業を展開し、地域産業の維持・発展の実現を目指します。
川口鋳物工業協同組合/鋳物業界の将来を見据えて
鋳物業界を取り巻く状況は、原材料費やエネルギー価格、人件費の上昇が続く中で取引適正化が重要な課題となっており、コストダウンや価格転嫁への対応をしっかりと取り組んで参る所存です。一方、鋳物業界の将来展望に目を転じると人材の育成が喫緊の課題となっています。若手育成のための工業系高等学校の教育現場での鋳物講座の設置に向け、さらには中間管理職の育成にも力を注ぐべく関係各位のご協力を賜りながら一歩ずつ進めて参りたいと考えています。
川口機械工業協同組合/社会とともに生きる製造業の未来
原材料の高騰および労働力不足は、製造業の最大の懸案事項となっています。機械工業における技術力の向上は、作業環境の充実ができなければ成しえません。業種組合の使命は、その作業環境づくりにこそあると思います。実現のためには、行政との強い連帯、各方向への情報の発信や各方向からの情報の把握、さらには人材の育成や子育て対策に至るまで、多岐にわたって配慮が必要です。生きるために必要な、すべての分野に私たちの仕事が関連していることに、あらためて思い起こされる、今日です。
川口木型工業協同組合/今後の木型業に何が必要か考える
川口市制90年おめでとうございます。私は木型業に就いて30年程で昔は知りませんが、現在の川口木型工業協同組合は昭和35年、63年前に設立されました。最盛期に会員企業は200社以上ありましたが、現在は38社で今後も減少します。国内製造業全体の減少、市内県内の鋳物工場の減少、製造単価下落、材料の高騰など、多くの外的要因もありますが、木型業の多くが目先のことに追われ、将来を見据えた企業の組織化や設備投資、人材育成ができなかったことも要因だと考えます。今後の木型業に何が必要かを考え、少数であることをチャンスに変えるための変革が必要です。