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SMART ENERGY WEEK(2025年2月)
再生可能エネルギーや省エネルギー技術、蓄電池、環境先進技術などエネルギーの総合展である「SMART ENERGY WEEK」が、19日から21日までの3日間、東京・有明の東京ビッグサイト東展示棟と南展示棟で開かれる。主催はRX Japan。開場は10-17時。入場には事前登録(無料)が必要となる。
新エネルギー総合7展
SMART ENERGY WEEKは「水素・燃料電池展」「太陽光発電展」「二次電池展」「スマートグリッド展」「風力発電展」「バイオマス展」「ゼロエミッション火力発電EXPO」の7展示会で構成される。
同時開催展の「脱炭素経営EXPO」と「サーキュラー・エコノミーEXPO」合わせて約1600社・団体が出展し、会期中の来場者目標は7万2000人を見込んでいる。
蓄電池 最新技術で脱炭素
蓄電池の一種であるリチウムイオン電池(LiB)は、エネルギー密度や出力密度が高く、繰り返し(リサイクル)寿命が長いなど優れた特徴を持つ。主に電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの車載用や定置用の蓄電池として使用されている。脱炭素社会に向けて蓄電池は再生エネの大量導入に伴い、電力の安定供給に活用することが期待されている。
また、建機や農機のほか、バイクの電動化やキックボードなどモビリティー関連の普及拡大に合わせLiBの需要増大が見込まれている。
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EVやPHV普及のカギとなるLiBの
研究開発、製造に必要な技術が披露される
(2024年2月)
二次電池展では2050年カーボンニュートラル(CN、温室効果ガス排出量実質ゼロ)実現に向けた再生エネに加え、EVやPHV普及のカギとなるLiBの研究開発、製造に必要なあらゆる技術、部品・材料、装置が披露される。
レーザーテックはLiBの充放電中の挙動をオペランド(その場)観察できるシステム「ECCS B320」を会場でアピールする。
タクミナはLiBや電池材料の製造工程での流体移送の悩みを解決する流体ソリューションを紹介する。
理研計器は作業環境の安全を守る各種ガス検知器を紹介する。
全固体電池は産業総合研究所によると温度変化に強く、発火リスクが小さいといった安全面に加え、EVの充電1回当たりの走行距離が長い、ガソリン車の給油並みの急速充電ができるといった性能面からの期待が持たれているという。
こうした中、クロマジャパンはLiBに加え、大電流・高電圧化する車載向け全固体電池セルの開発ニーズの高まりを受けて、大容量の試験装置を提案する。
水素 「作る・運ぶ・使う」技術
水素は燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しないクリーンエネルギーとしてCN実現に向け注目されている。産業用から家庭用、輸送分野までの幅広い用途が検討されている。
水素を「作る」方法として、化石燃料もしくは再生エネから作る方法が主流となっている。化石燃料から水素を作る場合、排出されたCO2を回収・利用・貯留(CCUS)すれば、CO2排出量低減が可能となる。また、再生エネから作る場合は水を電気分解して水素を取り出すためCO2を排出しない。
「運ぶ」技術としては、世界に先駆けて大型液化水素運搬船の技術開発が行われている。
「使う」段階では燃料電池で発電した電気で動く自動車(FCV)やバスのほか、今後はトラックや船舶などの燃料に水素が使われることが期待される。
燃料電池は水素と酸素を化学反応させ、発生する電気や熱を利用できる装置。24年1月にエネファーム普及推進協議体「エネファームパートナーズ」は家庭用燃料電池「エネファーム」の累計販売台数が50万台を突破したことを明らかにした。
業務・産業用での利用も拡大している。たとえば、工場や公共施設、病院・福祉施設などの電気が止まると影響が大きい施設では、事業継続計画(BCP)の観点から導入が進められている。
使用される燃料は都市ガスやバイオガスのほか、水素を直接利用する燃料電池も流通し始めている。
水素・燃料電池展は水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)、水素バリューチェーン推進協議会(JH2A)が共催となり、水素を作る、運ぶ、使うためのさまざまな技術が紹介される。
オリオン機械は水素社会や電動化に向けた技術として、小型水素発生装置やプレクールチラー、ドライチャンバーを展示する。
チノーは水素と燃料電池をテーマに、水素を得るために必要なシステムやセンサー、機器を展示する。