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廃棄物処理技術
廃棄物は環境への配慮や、資源として再利用することを考慮した適切な処理が求められる。早稲田大学の招聘(しょうへい)研究員である加茂徹氏に、プラスチックリサイクルの現状や課題について、解説してもらった。また今後、廃棄量が増えるとされる紙おむつの燃料化システムや太陽光パネルのリサイクルシステムについて、企業に取材した。
紙おむつ、太陽光パネルのリサイクル
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太陽光パネルのガラスを剝離するタイガーチヨダの「PVリサイクルハンマー」
少子高齢化に伴い、子ども用紙おむつの廃棄量は減少しているが、それを上回るペースで大人用紙おむつの廃棄量は増加している。4月に改定された環境省の「使用済紙おむつの再生利用等に関するガイドライン」によると、一般廃棄物に占める使用済み紙おむつの割合は2023年度の5・5%から、30年度には6・6―7・1%、50年度には7・7―12・7%に増加する見込みだ。
水分を多く含む紙おむつは焼却処理が難しく、燃焼効率を低下させる。こうした中、コンクリート製品製造設備メーカーのタイガーチヨダ(岡山県高梁市)は使用済み紙おむつのバイオマス燃料化装置を提供している。
汚物付きで袋入りのまま装置に投入でき、装置内で破砕から乾燥、滅菌まで自動で処理される。水を使わず、排水もないため安全に処理が可能。処理後のフラフ燃料はバイオマスペレット化して、入浴施設などのボイラで利用できる。
また12年に固定価格買取制度(FIT)が施行され、太陽光パネルが急速に導入された。太陽光パネルの寿命は一般的に20―30年程度とされる。30年代後半以降に多くのパネルが寿命を迎え、年間50万―80万トンの大量廃棄が予想されている。
同社は廃棄太陽光パネルのリサイクル装置も提案。「PVフレームセパレーター」でアルミ枠と端子ボックスをパネルから分離し、「PVリサイクルハンマー」でガラスを剝離する。同社は剝離したガラスカレットをコンクリート製品の骨材として使用するためのガイドラインの作成や事業化に向けた活動を、ガラス再資源化協議会と推進している。
