-
業種・地域から探す
続きの記事
3月21日はバルブの日
3月21日はバルブの日。日本バルブ工業会(会長=西岡利明SANEI社長)が1954年3月21日に発足したことに由来して制定した。バルブは配管内の流体の流れをコントロールする機能を担う。社会インフラや電力・化学プラント、建築設備、食・医薬品、半導体など数多くの産業を、見えないところで支える縁の下の力持ち的な存在として、安全・安心の社会基盤を支えている。
工業会の取り組み
日本バルブ工業会ではバルブへの関心を高め、バルブ産業の地位向上に向けたさまざまな取り組みを進めている。
バルブフォトコンテスト
同工業会ではこれまで12回にわたり、写真と川柳で構成した作品のコンテストを実施してきたが、24年からは写真と作品名で応募できる「バルブフォトコンテスト」になった。より若い世代に、バルブが生活に役立っていることを知ってもらえるよう、いつでも手軽にインスタグラムから応募できるようにした。
年1回だった募集は通年になり、1年で3回審査する。第1回審査期間は2月9日から始まっており、5月7日までに投稿された作品が対象。第2回審査期間は5月8日から9月17日まで、第3回審査期間は9月18日から25年2月12日までとなっている。
応募方法は同工業会インスタグラム(アカウント名=jvmaofficial)をフォローして、撮影したバルブの写真と投稿内容に作品名を加え、ハッシュタグ「#バルブフォトコンテスト」をつけて投稿する。プロ・アマ問わず応募でき、入賞者にはバルブのイメージキャラクター「ばるちゃん」のグッズが贈られる。詳細は同会ホームページへ。
バルブ女史ネットワーク
「バルブ女史ネットワーク」は同工業会の“人財育成”の取り組みの一環として、女性のさらなる活躍や女性にとってより働きやすい環境づくりを進めている。17年に「バルブ女史プロジェクト」として発足した。「女性の感性とモチベーションでバルブ業界の発展に貢献しよう」をスローガンに、見学会や講演会、ミーティングなどを行っている。
23年は9月に「キッツ女性社員との意見交換会」を実施。「自分らしい働き方とは」をテーマに、キッツ女性社員9人とバルブ女史ネットワークメンバー13人が意見を交わした。
環境配慮バルブ登録制度
同工業会は品質や性能だけでなく、環境面でも優れた製品づくりに取り組んだ会員企業製品を登録する独自の環境ラベル制度「環境配慮バルブ登録制度」を16年から運用している。登録は会員の自己宣言に基づくもので、2月末時点で10社30製品が登録されている。23年にホームページをリニューアルし、グリーン調達に気を配るユーザーにアピールしている。
同工業会は24年3月21日に創立70周年を迎える。記念式典・祝賀パーティーは通常総会とともに6月6日、大手町サンケイプラザ(東京都千代田区)で開催する予定になっている。