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人とくるまのテクノロジー展2025YOKOHAMA(2025年5月)
DXで広がる自動車技術
「人とくるまのテクノロジー展2025YOKOHAMA」が、21日から23日までの3日間、横浜・みなとみらいのパシフィコ横浜で開かれる。主催は自動車技術会(JSAE)。開場時間は10―18時(23日は9—16時)。入場は無料だが、完全事前登録制。またウェブ開催の「オンラインステージ1」は14日から6月4日まで開設される。イベントの詳細はホームページ(https://aee.expo—info.jsae.or.jp/ja/yokohama)へ。
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最先端のクルマや関連技術を届ける(前回開催=2024年) 自動車を構成する要素部品・技術や、試験、解析、設計支援などに使われる装置やシステムなどが一堂に会する(前回開催=2024年)
人とくるまのテクノロジー展YOKOHAMAはJSAEの春季大会・学術講演会に併せて開催される。1992年に第1回が開催されて以来、30年以上にわたって最先端のクルマや関連技術を届けてきた。
今回は617社・団体が1470小間の規模で出展する。自動車を構成するすべての要素部品・技術が出品対象で、製造工程における試験や解析、設計支援などに使われる装置やシステムなども披露される。
同展の今回のテーマは「新しい技術との融合で創るクルマとモビリティの未来—DXで広がる自動車技術—」。昨今、自動車業界はAI(人工知能)やビッグデータの活用といったデジタル変革(DX)により、自動運転やテレマティクス(自動車向け通信サービス)の利用が進んでいる。同展では①DXで実現するクルマの進化②クルマを取り巻く社会・サービスの進化③モノづくりの進化—という三つの視点で、主催者企画展示・講演が行われる。
講演は各日2本ずつの開催で、会場はアネックスホールのF201・F202。定員は各回300人で、聴講無料だが事前予約が必要。28日から6月4日まで、アーカイブ配信も予定されている。
ノース会場には「モビリティDXエリア」が設置され、「自動車に関わるDX」をテーマに、出展者によるプレゼンテーションステージ「モビリティDXイノベーションステージ」が行われる。事前予約は不要で、無料で聴講できる。
EV・HV関連増加/好評‼ ホワイトボディー展示
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これまでも好評だったホワイトボディーの展示を今回も行う(前回開催=2024年)
近年はカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)の実現に向け、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)に関する展示が増えており、今回も引き続きこれらに関する多くの製品・技術の提案が予想される。
アネックスホールのホワイエではトヨタの「C—HR」とホンダの「N—VAN e:」のホワイトボディー(塗装前の車体)が展示される。ホワイトボディーの展示は例年好評で、多くの来場者が足を止めていた。22日13時半からは同ホール内でフォーラム「車体の最新技術2025」が行われ、展示車両に関する講演も用意されている。
目当ての技術・製品を取り扱うブースを、限られた時間でまわるには事前の下調べが有効だ。14日スタートするオンラインステージ1を活用することで、リアル展を効率よくまわることができる。気になる技術や製品、社名などで検索し、表示された出展者の中から訪問したいブースを見学リストに追加することで、デジタル会場マップに自動反映される。ブースごとに見学メモを入力できるため、報告書の作成などに活用できる。
春季大会・学術講演会 《併催》
JSAEは人とくるまのテクノロジー展と並行して25年春季大会・学術講演会を開催する。学術講演会や学生ポスターセッション、キーノートアドレスなどが行われる。キーノートアドレスは22日17—18時に、ホンダの三部敏宏社長が「電動化・知能化時代に於けるモビリティ産業の広がりについて」をテーマに講演する。
また22日13時45分からは「第75回自動車技術会賞」の授賞式が会議センターで行われる(参加は受賞者・関係者のみ)。自動車技術会賞は1951年に自動車工学と自動車技術の向上発展を奨励することを目的として創設され、自動車技術における功績を顕彰している。今回の受賞は22件となった。
名古屋展示会 7月16日開幕
横浜展に続いて7月16日から18日までの3日間、愛知・セントレアのアイチ・スカイ・エキスポでは「人とくるまのテクノロジー展2025NAGOYA」が開かれる。それと連動して、ウェブ開催の「オンラインステージ2」は7月9日から30日まで開設される。