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JIMTOF 2024に向けて
JIMTOF2024見どころ
最大規模 1262社・団体 5743小間
11月5日から10日までの6日間、東京・有明の東京ビッグサイトで、工作機械とその関連機器・技術が集まる「第32回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2024)」が開催される。開場時間は西・南展示棟が9時―17時、東展示棟が10時―18時(最終日はどの棟も16時まで)。主催は日本工作機械工業会(日工会)と東京ビッグサイト。今回は「アカデミックエリア」が新設され、学生の来場増加も見込まれる。
工作機械DX・脱炭素 提案
JIMTOFは隔年開催で、日本における工作機械関連の展示会としては最大規模で行われている。今回のテーマは「技術のタスキで未来へつなぐ」。
東京ビッグサイトの全館を使用し、会場面積約12万平方メートルで開催される。旋盤やマシニングセンター(MC)、複合加工機などの工作機械、鍛圧機械、工作機器、機械工具、歯車・歯車装置、試験機器、コンピューター利用設計・製造(CAD/CAM)などが出品される。
前回開催の2022年から175社・団体増え、1262社・団体が5743小間出展予定で、過去最大規模での開催となる(9月30日時点)。直接出展者1023社・団体の内、国内出展者が793社・団体、5220小間、海外出展者が230社・団体、523小間出展。前回と比べて海外企業の出展が特に増えた。
デジタル技術の活用拡大や脱炭素・省エネルギー化の動きが産業界では活発になっており、これらに応える関連製品・技術の提案が増えることが予想される。
アカデミックエリア 学生と出展者つなぐ
南展示棟南4ホールには「アカデミックエリア」が新設される。モノづくり業界の次代を担う学生と出展者をつなぐことで、学生のモノづくり業界への興味・関心を高めることが狙い。進路選択や就職活動に役立つ情報も提供される。
企画展示「マシンツール・インフィニティ」では、免震車による地震免震体験、汎用旋盤やCAMシミュレーターによるモノづくり体験などのコンテンツが用意される。また、出展企業の総務・人事担当者と直接交流できる「キャリアマッチングスクエア」が設置されるほか、国内の大学や研究機関が53のテーマで研究発表を行う「IMEC(国際工作機械技術者会議)ポスターセッション」も行われる。
オープンカフェ内には多目的ステージが設置され、学生含む参加者に向けて、業界のトップランナーによるミニセミナーやユーチューバーによるスペシャルトークショーなどが予定されている。
南1・2ホールでは、前回に引き続き特別併催展「Additive Manufacturing Area in JIMTOF2024」が行われる。AM技術は金属や樹脂などの素材を3次元(3D)積層する造形技術。同展には53者が192小間の規模で出展する。