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最先端科学・分析システム&ソリューション展 JASIS 2025(2025年9月)
『測る』が支える未来の社会
「JASIS2025」は幕張メッセをメイン会場に、分析・科学機器および関連製品・技術の実機展示や実機によるデモンストレーション、講演、セミナーが行われる。ウェブ上で分析・科学機器に関するさまざまな情報を発信するオンライン展「JASIS WebExpo」は、10月31日まで開催。JASISは常に新しい試みに挑戦しながら、課題解決につながる製品・技術・ソリューションを提供している。
アジア最大級 総合展/444社・団体 1280小間
「JASIS」はJAIMA主催の「分析展」とJSIA主催の「科学機器展」が、2010年に「分析展・科学機器展」として共同開催。12年に名称をJASISに統一し、米国のピッツコン、欧州のアナリティカと並ぶアジア最大級の研究・分析・試験・検査に関する総合展として存在感を高めている。今回の展示会規模は444社・団体、1280小間。
分析機器や科学機器は製薬、ライフサイエンス、新素材などの最先端の研究・開発などに欠かせない重要なツール。JASISは「『測る』が支える未来の社会」をテーマに掲げ、分析機器や科学機器・装置をはじめ、分析機械部品、コンポーネント、試験機器・装置、環境機器や工業用計測器、生産プロセス機器・装置などを紹介する。
今回は「“五感で感じる”学び場」をコンセプトに、リアルな体験から得られる付加価値を追求して、会場のレイアウトや企画、セミナーなどを一層充実させている。来場者特典として最新版「分析機器の手引き2025(DVD版)」(各日先着300人)と「科学・分析機器総覧2026」製品カタログを無料配布する。
JASISスクエア
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JASISスクエア内「LabDXゾーン」が見どころの一つ
主催者企画として展示会場内の情報発信拠点「JASISスクエア」を設け、来場者が集い・交流する場を創出する。中でもロボットやAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)などを活用し、実験・分析作業の自動化・効率化を図る「ラボラトリーオートメーション(LabDX)」に関する特別企画「LabDXゾーン」が注目される。
個別の自動機は各社がラインナップする中で、部分的な自動化・最適化だけでなく、全体最適につながるシステム・アプローチを提案。社会実装ステージへの転換期を迎えたLabDXの最新ソリューションを展示する。
また「ライフサイエンスゾーン」はバイオ計測サイエンスとAIをテーマに、バイオ産業における分析・計測に関するニーズとシーズのマッチングの場とする。このほか「インターナショナルオーガナイゼーションエリア」も展開する。
JASISスクエア内ステージでは、展示テーマとリンクしたセミナー企画、スタートアップ企業や出展社による自社一押し製品の紹介を行うフラッシュプレゼンテーションなどが用意されている。
講演・セミナー
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人材育成を推進する「JASIS School」
JASISでは多種多様な講演・セミナーも見どころ。「JASISトピックスセミナー」は分析・科学機器業界注目のトピックスごとに、専門家や有識者が社会に求められているさまざまな課題解決やヒントにつながる講演を行う。今回はLabDX、先端材料、環境、量子、ライフサイエンス、食品の6分野における注目テーマを展開する。
4日10時半からは国際会議場コンベンションホールAで「世界に広がる製品含有化学物質規制/環境規制の最新動向」と題し3講演が開かれる。経済産業省大臣官房産業保安・安全グループ化学物質管理課の石田宏美課長補佐らが登壇する。
昨年、本格稼働した「JASIS School」は、分析・科学機器の基礎知識を学べるノウハウ系セミナー。学生、新入社員、新規配属者など業界初心者を対象に教育プログラムを展開し、人材育成を推進する。
出展企業の技術者が、新製品や新しい技術などについて最新情報を発信する「新技術説明会」は「出展社セミナー」へと名称を変え、国際会議場とTKP(旧アパホテル&リゾート)東京ベイ幕張ホールで行われる。
3日間で84社309テーマが用意され、新製品や新技術、分析・測定に関する基礎からノウハウまで、分析・理化学機器に関わる情報が紹介される。
WebExpo開催中 10月31日まで
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生成AIビジネスマッチング(ウェブ画面)
JASIS WebExpoは今回で9回目を迎えた。昨年からオフィシャルサイトと統合、今年はよりシンプルでアクセスしやすいデザインにした。過去最多となる約400社が出展して開催中で、会期は10月31日まで。
9月中旬からはJASIS2025での人気講演・セミナー動画を公開する予定となっている。生成AIを活用したマッチング機能を導入し、来場者向けのサービスを強化した。いくつかの質問に答えるとおすすめの出展社やセミナー情報などをもらうことができる。チャットのナビゲート役は幕張メッセキャラクター「バクハリ君」。
