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バリ取り・エッジ仕上げ
2023年4月に「バリ取り・表面仕上げ・洗浄協会」を設立し、早や2年弱が経過した。当協会は機械加工現場における製品の高品位・高精度化の決め手となる最終処理工程に対し、技術情報の交換や教育支援活動を行うとともに、会員企業や専門家の集まりを各地で開催するなど、これからの日本のモノづくり現場に役立つ活動を主な目的とする。ここでは会員企業のトピックスや、協会活動の一部について紹介する。
全国で展示会・セミナー開催/バリ取り・表面仕上げ・洗浄協会
バリ取り・表面仕上げ・洗浄協会が24年度実施した事業を表に示す。展示会開催のほか、企業訪問・研究見学会を行った。
中でも当協会の大きな目標は、全国各地域へ出向いて展示会・セミナーを開催することにある。昨年ようやくこれが実現し、12月10日に長野県工業技術総合センターと南信州・飯田産業センターの共催を得て、産業振興と人材育成の拠点であるエス・バード(長野県飯田市)で開催した。
長野県はこの場所に航空機産業支援サテライトを開設しており、精密機器産業はもとより医療機器分野にまでその裾野を拡大している。当協会開催のセミナーでは異例の80人を超える多数の参加者を得た(写真5)。
同県の今後の飛躍の一助になったものと、我々は大いに自信を得た次第である。
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【写真5】飯田市エス・バードでセミナーを開催(2024年12月)
これに引き続き、25年度は9月に浜松商工会議所(浜松市中央区)で展示会・セミナーを開催する計画を立てている。機械加工後の最終工程であるバリ取り・表面仕上げ・洗浄工程の省力化を目指す生産現場で役に立つべく、努力をしたいと考えている。読者諸氏の当協会への入会をお待ちしている。