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第20回キャンパスベンチャーグランプリ北海道
「第20回キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)北海道」実行委員会と日刊工業新聞社は2024年11月26日、札幌市中央区の札幌ガーデンパレスで最終審査会を開催した。厳正な審査の結果、最優秀賞の公立はこだて未来大学・同大学院のグループをはじめ、審査した全5組を入賞プランに決定。同日、表彰式と祝賀会も行い、受賞学生と実行委員、審査委員、協賛・後援企業団体の関係者らが交流を深めた。
事業プラン5件表彰
「第20回キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)北海道」実行委員会と日刊工業新聞社は2024年11月26日、札幌市中央区の札幌ガーデンパレスで最終審査会を開催した。厳正な審査の結果、最優秀賞の公立はこだて未来大学・同大学院のグループをはじめ、審査した全5組を入賞プランに決定。同日、表彰式と祝賀会も行い、受賞学生と実行委員、審査委員、協賛・後援企業団体の関係者らが交流を深めた。
最優秀賞に松下さんら CVG全国大会に出場
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表彰式後、全入賞者と実行委員、審査委員、協賛・後援企業団体関係者が記念写真に収まった -
本審査会では藤井実行委員長はじめ実行委員、協賛企業関係者らもオブザーバーとして発表を見守った
道内の学生によるビジネスプランコンテスト「第20回CVG北海道」には、前回を上回る13の大学・大学院などから35件のエントリーがあり、うち12校の26プランが有効と認められた。その中から1次審査をくぐり抜けた5組が最終審査に進出。各組の代表者らが資料を会場スクリーンに投映しながら熱弁を振るった。7分間のプレゼンテーションに続き、審査委員との質疑応答では制限時間の8分に収まらない活発な議論が交わされた。
その後の採点や審議の結果、公立はこだて未来大学・松下文太さんが代表者の「INCUBASE※個人開発アプリ共有プラットフォーム」が最優秀賞に選ばれた(※受賞後「INCUVERSE」に改称)。1次審査の段階では他プランにリードを許していたが、本審査で内容をより充実させ、プレゼンや質疑応答で巻き返した。松下さんらは2月25日開催の全国大会へ北海道代表として出場する。
優秀賞は北海道大学大学院・倉橋康平さんが代表者の「北海道を養殖先進地域へ 養殖システムの導入支援サービス」。すでに起業も果たしているなど完成度が高く、1次審査でも注目されていたが、僅差で次点の評価となった。また、奨励賞に室蘭工業大学大学院・葛西芳枝さんらの「脱空き家!後世の『空き家ストック』利活用」、努力賞に小樽商科大学・池田莉々香さんらの「RunAd(ランアド)」、および同大学院・先名修平さんの「社会人教育特化型マーケットプレイス事業『Reach in』」が選ばれた。
表彰式後の祝賀会は食事の合間に学生と各委員、企業団体関係者が、ざっくばらんに会話を交わし、記念写真を撮影するなど和気あいあいとした雰囲気に。後半には司会者からのご指名を受け、全員が感想や意見などを述べ合い、お互いの距離を縮めていた。
【ごあいさつ】チャレンジ精神あふれるアイデアに感銘
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CVG北海道実行委員会委員長 藤井 裕
CVG北海道実行委員会委員長 藤井 裕
キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)北海道は、今年で20回の節目を迎えました。これまで本事業を支えてこられた日刊工業新聞社をはじめ、関係の皆さまに深く敬意を表します。
この記念すべき第20回大会において入賞された皆さま、誠におめでとうございます。
CVG北海道は、明日の北海道を担う若者たちの起業家精神を養い、創造力やチャレンジ精神に富む人材、問題を発見し解決していく力を持った人材の育成を目的に毎年開催しています。今回も道内の大学・大学院、高等専門学校などから創造性豊かなビジネスプランがそろいました。
その中で最優秀賞の栄誉に輝いたのは、公立はこだて未来大学の松下文太さんらによるアイデアで、学生が開発した努力の結晶であるアプリを、コンテストなどのイベント発表で終わらせることなく、それらを集約し企業や支援家とのコネクションを形成する基盤を作り、起業支援等につなげていく、というものでした。スタートアップが注目される今、まさに時代にふさわしいアイデアであると高い評価を受けました。
他にも、道内各地の使われなくなった水産加工場を有効活用し陸上養殖を展開するプラン、自治体と連携し空き家をデータベース化して利活用に結びつける計画など、ユニークな作品がめじろ押しでした。いずれも共通するのは、身近な課題を解決したいという気概にあふれていたことでした。
北海道経済は昨今のエネルギー高騰や円安によって厳しい状況にありますが、最大の問題は人口減少であり、地域でさまざまな課題が顕在化してきています。今回、発表された皆さんのプランにはこうした課題に正面から向き合い、地域共生や共創のテーマを掲げている内容も多く、感銘を受けました。チャレンジ精神あふれる皆さんとともに、北海道を盛り上げていけると信じてやみません。
最後に、共催の日刊工業新聞社、ご協賛・ご後援いただきました関係の皆さま、鈴木馨審査委員長をはじめとする審査委員の皆さまに厚く御礼申し上げます。
第20回CVG北海道実行委員会(敬称略)
〈委員長〉
藤井 裕(北海道経済連合会会長)
〈委員〉
鈴木 洋一郎(北海道経済産業局長)
鈴木 直道(北海道知事)
岩田 圭剛(北海道商工会議所連合会会頭)
吉住 淳男(北海道商工会連合会会長)
福島 知之(北海道科学技術総合振興センター専務理事)
井水 治博(日刊工業新聞社社長)