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第7回 100年企業顕彰
優良100年企業表彰/受賞企業一覧
【優良100年企業表彰】 赤見製作所
1924年創業の赤見製作所は、工業炉の草分け的存在として知られる。コア技術である特殊ロータリーキルン(回転式窯炉)の「ラジアル炉」(登録商標)は、大手企業からの信頼も厚く、数多くのモノづくりの現場を支えるヒット商品だ。ラジアル炉は当初、金属材料の乾燥・焼成を目的に開発されたが、その後一部改良を経て、フェライトや電子・電池材料、環境関連などへ用途を広げてきた。「現場密着主義」を掲げる同社は、独創的な技術で社会に貢献することを使命に、持続可能な社会の実現に向けたソリューションを今後も提供し続ける。
【優良100年企業表彰】 イソダメタル
1905年創業の軸受メーカーで、船舶用エンジンを中心に高品質のすべり軸受を製造。官公庁や造船業界からの厚い信頼と高い国内シェアを誇る。コロナ禍を経て、医療分野で使用される遠心分離機向け軸受の製造に挑戦するなど、新たな分野への進出も果たす。製品の精密加工は国内工場で熟練職人が行い、ベテランから若手への技術・技能伝承にも力を注ぐ。職人の頭部に小型カメラを設置し、101にも及ぶ主要工程の作業を動画で記録。これを多能工化や新人研修に活用するなど、次代に向けた教育体制の構築も進む。
【優良100年企業表彰】 カワソーテクセル
せとものの町、愛知県瀬戸市で食器製造業として1877年に創業。大正期からは陶磁器製のガイシ事業に乗り出し、配電線設備に関わる電力資材事業の基盤を固めた。1980年代にファインセラミックス事業に進出し、セラミックスと金属を気密性を保った状態で接合させるメタライズ技術を確立。真空絶縁部品にも事業を展開する。真空機器への電源導入分野で欠かせない高度な技術力を持つ企業としての地位を築き、半導体製造装置や液化天然ガス(LNG)貯蔵・輸送設備、人工衛星、加速器関連など、最先端のモノづくりを支える。
【優良100年企業表彰】 鈴幸商事
専門技術商社の鈴幸商事は、明治の文明開化にわく横浜で、1875年にクギ地金・金具商店として創業。戦後、機械工具問屋として再出発を果たす。1980年代には「FAロボット・メカトロ」分野に進出。現在はこれに「工業ダイヤモンド」「ポリイミド樹脂」「精密化学品」「精密研磨機器」「環境保全機器」を加えた6分野を主力に、高い専門性に基づく最良の提案を行う。FAロボット分野では、仕入れ販売からロボットシステムインテグレーションまでトータルにソリューションを提供するほか、IT分野への参入も進める。
【優良100年企業表彰】 須山木材
木材・建材販売を軸に、製材・プレカット工場での加工製造も手がける須山木材の創業は1877年。島根県出雲市で製材業としてスタートした。住宅向けや神社・仏閣向けなど多様な木材を取りそろえ、幅広いニーズに応えている。工場では最新鋭のプレカット加工機や3次元CADを導入。一戸建て住宅向けのほか、集合住宅や学校、病院などの大型建築物向けの加工に取り組むことで、木材建築の可能性を広げてきた。森林保全活動にも注力し、循環型林業で地球温暖化の防止を目指すJ—クレジット事業「出雲の森プロジェクト」を展開中だ。
【優良100年企業表彰】 栃木屋
1913年に金物小売業として創業した栃木屋は、37年より通信機器向け機構部品の製造・販売を開始。当時はまだ珍しかった商品のカタログ化をいち早く導入し、取っ手部品や蝶番を製造・販売する業態への転換が、事業を大きく飛躍させる転機となった。社員が自由に発想し、継続的に事業を発展できるよう「つなげることで社会を明るくする」をミッションに掲げる同社。2021年には建築家と手を組み、建築の空間構成に必要な部材を開発・提供するブランド「S2M」を立ち上げるなど、新規事業にも積極的に挑む。
【優良100年企業表彰】 富士化学工業
創業から100年以上にわたり植物の原料加工・販売を手がける。医薬品製造品質管理基準(GMP)や食品安全の国際規格「FSSC22000」、ハラール・コーシャーの認定を取得。主力製品のタンニン酸では、抽出から粉末化まで一貫して製造できる国内唯一のメーカーだ。同製品で培った技術を応用し、海藻由来のアルギン酸類や各種ポリフェノールなども製造する。和歌山大学との共同研究では、和歌山県の名産品・梅干しの加工時に出る梅酢を使ったプロテオグリカンを製造するなど、新機能性素材の開発にも力を入れる。
