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電圧・電流・電力測定器
電圧・電流・電力測定器は電圧(ボルト)、電流(アンペア)、抵抗(レジスタンス)、電力(ワット)などを測定し、研究開発から生産、設備機器の保守・メンテナンスまで幅広く利用される。環境や省エネルギーの要求が高まる中、電気自動車(EV)の普及やデータセンターのインフラ需要に支えられ需要増に期待が高まる。
ベンチトップ 高確度・広帯域・高安定/ハンドヘルド データ転送・遠隔操作
電圧・電流・電力測定器には電圧や電力などを測定するマル44チメーターやクランプメーター、消費電力などを測定する電力計・パワーアナライザー、電源品質を測定する電源品質アナライザーなどが含まれている。研究開発では主に机上に置くベンチトップタイプ、保守・メンテナンスではハンドヘルドタイプが用いられ、目的や要求精度に合わせて選択できる。
ベンチトップはEVなどのモーターやインバーターの電力変換効率評価試験や損失評価試験における高確度、広帯域、高安定な測定要求に応えている。
ハンドヘルドは近距離無線技術であるブルートゥースを搭載し、タブレット端末と連携して測定データの転送や遠隔操作を実現。作業者の負担軽減に貢献する。現場測定の利便性を高める測定機能を複合化した測定器も注目が集まる。共立電気計器はマルチファンクションテスターにブルートゥース機能を搭載するだけでなく、竣工検査や保守に必要な電圧と絶縁抵抗、接地抵抗といった測定機能を1台に集約。さらに、別売りのEVなどの普通充電器用の測定アダプターを接続することで、実車不要でEV普通充電設備(EVSE)に適した検査も可能となる。
日本電気計測器工業会(JEMIMA)が24年12月に発表した「電気測定器の中期見通し」によると電圧・電流・電力測定器の24年度の国内市場は、再生可能エネルギー関連の投資拡大や、EV普及の本格化が後押しして前年度比2・0%の61億円を見込んでいる。
また、人工知能(AI)の急成長によるデータセンターに関するインフラ構築と省エネに応える電子部品が求められるなど、関連測定器の需要増加を期待する。24年度以降も電圧・電流・電力測定器の需要は伸長し、28年度は66億円を予想する。
こうした中、共立電気計器は三相コンセントテスター「KEW4555BT」を25年春に発売予定だ。接地極付き三相コンセントの電圧と検相、配線チェックを同時に確認できる。
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共立電気計測器は三相コンセントテスターを
PR(「JECA FAIR2024
(第72回電設工業展)」)
同製品は「JECA FAIR2024(第72回電設工業展)」の製品コンクールで、東京都立産業技術研究センター理事長賞を受賞。プラグ部分は付け替えができ、さまざまな三相コンセントのソケット形状に対応する。配線ミスのチェックと同時に、検相、電圧測定の結果を画面に表示する。ブルートゥースでタブレットやスマートフォンに計測結果を送信できる。
電圧・電流・電力測定器はこうした設備機器の保守・メンテナンスだけでなく、脱炭素社会実現に向けた省エネ化の研究開発に欠かせないツールとして、計測値の正確さに加えてユーザー要求の利便性を高めている。