-
業種・地域から探す
計量計測展/センサエキスポなど3展示会(2024年9月)
18日から20日までの3日間、東京・有明の東京ビッグサイト東1-2ホールで「計量計測展」「センサエキスポジャパン」「総合検査機器展」の3展示会が開催される。開場時間は10時-17時。入場料は無料(事前登録制)。いずれかの展示会に来場登録すれば、ほかの展示会にも入場できる
計測展/センサエキスポなど3展示会
計量計測展 /INTERMEASURE2024
「第31回計量計測展(INTERMEASURE2024)」は計量計測全般に関する総合展。隔年で開催され、日本計量機器工業連合会が主催する。「#はかる~はかるとつくるサステナブルな未来~」をテーマに、計量計測機器メーカーをはじめ約60社・団体が出展する。
計量計測機器は産業、社会インフラ、医療、研究開発、教育など、あらゆる場面で使用されている。研究開発用、知的基盤用、品質管理用をはじめ、省力化、省エネルギー、環境保全機器として使用される最先端の計量計測機器・システムなどを多数展示するほか、大学や研究機関から計量計測に関わる最先端技術、基盤技術、情報などの紹介も行う。
18日12時から東2ホールの「はかるプラザ」で、特別企画「#はかる 第1回はかる-1グランプリ」を開催する。お笑い芸人のジグザグジギー、きしたかの、ひつじねいり、パーパーなど6組が「はかる」を取り入れたネタを披露し、参加者の笑いや拍手を「はかって」グランプリを選出する。優勝者には賞金20万円が贈られる。座席は先着順。
19日13時からは会議棟6階で計測標準フォーラム、日本計量機器工業連合会、産業技術総合研究所計量標準総合センターの共催による「計測標準フォーラム第22回講演会」が開催される。「グリーントランスフォーメーション(GX)における計量標準・計測技術の活用」をテーマに、計量標準総合センターが行う法定計量分野の試験・検査(型式承認、基準器、検定)や国際相互承認制度の最新動向、各種計量標準の研究開発、校正サービスなどについて紹介する。事前登録制で聴講は無料。
また「電力・ガス・水道のスマートメーター」の企画展示を行う。スマートメーターの導入は、使用量の可視化や、省エネ、スマートグリッドなどの次世代供給システムの実現に貢献する。収集されるデータは、高齢者の見守りサービスや災害発生時の避難誘導など、さまざまな分野で活用が進められている。
本格導入が始まる水道メーターやガスメーターの仕組みのほか、2025年から電力デジタル変革(DX)を目指し置き換えが予定されている次世代スマートメーターなど今後の展開について展示、紹介される。
センサエキスポジャパン
「センサエキスポジャパン2024」は産経新聞社が主催する、IoT(モノのインターネット)社会とつながるセンシング技術とその応用分野、機器、システム、ネットワークに関する展示会。
「センサ・センシング技術」をメインテーマに、各種センサーをはじめ、センサー構成部材、試験・検査関連機器、通信デバイス・ネットワーク、ソフトウエア関連、電磁波・電磁環境適合性(EMC)・ノイズ対策などが提案される。約70社・団体が出展。新たなセンシング技術を求める研究開発者や技術者、品質管理や検査などに従事する専門家、新たなセンサーの活用を検討する流通サービス業や医療機関関係者などが多く来場する。
18日11時から会議棟6階で、経済産業省製造産業局産業機械課長の須賀千鶴氏による基調講演が行われる。「製造業を巡る現状と課題」をテーマに市場の多角化や経営の複雑性の増大など、製造業のおかれている現状を整理するとともに、日本企業の経営の課題を整理し、今後の製造業DX、GX、経済安全保障の政策について紹介する。
19日13時からは展示会場内特設セミナー会場Fで、東京工業大学名誉教授・次世代センサ協議会会長の小林彬氏が「新オートメーションにおけるセンシング技術の構成」と題して登壇する。
20日11時からはセンシング技術応用研究会会長の筒井博司氏による「指紋構造を有する柔らかな触覚センサとロボットハンドへの応用」をテーマにセミナーを開催する。
出展社プレゼンテーションでは、19日11時からエイジングによる「センサ+エッジAⅠによる組み込み機器の性能向上」、11時40分から愛知製鋼が「50マイクロメートルの磁性異物を検知!磁気センサの活用事例」についてそれぞれ紹介する。
総合検査機器展/JIMA2024
「第12回総合検査機器展(JIMA2024)」は非破壊検査関連全般に関する総合展。主催は日本検査機器工業会。隔年開催され、今回は約60社・団体が出展する。
非破壊検査は超音波、磁気、渦電流、浸透、放射線、レーザー、光学などのハイテクセンサー技術を駆使して、航空機や新幹線、車両、原子力発電所、化学プラント、橋梁などの保守検査や製造物の品質管理などを行う。
非破壊検査関連の最新機器や技術、材料、情報が一堂に集まり、研究開発部門、生産・品質管理部門、経営企画部門、営業・サービス部門といった担当者が多く来場する。
19日には会場内で専門技術者による特別セミナーが開催される。12時20分からサイバー・フィジカル・エンジニアリング技術研究組合の高山光弘氏が「超大型X線CT装置によるデジタルエンジニアリングへの展開」をテーマに講演。放射線エネルギーの強さが9メガ電子ボルト級で乗用車クラスの大型被検体を扱える超大型X線CT装置による計測やデジタルエンジニアリングへの展開についての最新情報や今後の計画について紹介する。
15時からは鹿島技術研究所土質・地盤グループの永谷英基氏が「センサフュージョンによる地盤の可視化施工技術 Geo-DX」をテーマに講演。トンネルや造成といった地盤の施工において、センサーフュージョンを駆使した地盤の可視化施工技術に関する取り組みついて紹介する。いずれも事前予約制で、聴講は無料。