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第14回試作市場&微細・精密加工技術展(2024年4月)
4月18日から2日間、東京都大田区の大田区産業プラザPiΟで日刊工業新聞社主催の「試作市場(しさくいちば)」と「微細・精密加工技術展」が開かれる。モノづくりで重要な役割を担う試作や微細・精密加工分野の専門展で、関連する68の企業・団体が集結し、強みとする高度な技術や製品を発信する。2日間で3500人の来場を見込む。時間は10時から17時(19日は16時まで)。入場は無料。
18日と19日に大田区産業プラザPiΟ(東京都大田区)で開催
見て、体験し、商談を創出
この展示会は切削やプレス、研磨などの精密加工や微細加工に特化した「微細・精密加工技術展」と、試作分野に焦点を絞った「試作市場」で構成されている。また、試作市場内には恒例の特設ゾーン「3Dプリンタゾーン」が設けられ、3Dプリンターを用いた造形サービスやサンプルなどを紹介する。
会場では最先端技術を実際に見て、体験できる。同展はこうした体験から商談の機会を創出し、新製品・技術開発における課題解決を後押ししている。
会期中は特別講演や出展者によるプレゼンテーションが実施される。18日13時ー14時に中村留精密工業の代表取締役社長の中村匠吾氏が登壇。「試作の世界でどうやったら現場の負担が削られるかを一緒に考える会」と題して、加工機やソフトウエアを活用した試作現場の負担を軽減する事例などを話す。
また19日13時ー14時では各種会員制交流サイト(SNS)を通じて技術情報を発信しているしぶちょー氏が「しぶちょーが考える!試作屋さんとの良好な関係づくり」というテーマで、現役設計者の立場から試作・開発担当者と良好な関係を築くポイントを紹介する。
展示会事務局 来場者と出展者のマッチングをサポート
出展者のプレゼンテーションは2日間で7件の実施を予定している。18日15時30分―15時50分にSOLIZE(東京都千代田区)が「デジタルものづくりで製造現場に競争力を」というテーマで話す。見積もりや発注業務を効率化し、高品質な部品を短納期で入手できるオンラインサービスの活用方法を提案する。
また19日15時―15時20分には、ものレボ(京都市中京区)が「少量多品種向けの工場DXのご紹介」と題して、現場改善に活用できる工場のデジタル変革(DX)を支援するツールを紹介する。
さらに同展では、来場者と出展者のマッチングシステム「この技と~まれ!」を実施している。このシステムは来場者からの「こんな加工ができるところはないか」「こんな製品はないか」「技術提携できるところはないか」などといったニーズに対応し、展示会事務局が来場者と出展者とをマッチング。会期中の商談のセッティングをサポートする。来場者と出展者の出会いの場を創出し、新たな技術、製品、パートナーの発掘を手助けする。