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オンライン展 11月10日まで開催
今回3回目となる「POWTEX2023オンライン展」が9月27日から開催されている。
出展者情報が公開されており、リアル展前に出展企業への訪問計画に利用できるほか、会場への来場が難しい場合にも出展者とその製品などの情報収集が可能になる。
オンライン展は13日のリアル展終了後も11月10日17時まで開く。終了後には一部フォーラムやセミナーの配信も予定されており、多角的な活用も可能であるところも注目される。
会期中シャトルバス運行
会期中は来場者の利便性を図るため、大阪メトロ中央線コスモスクエア駅と会場のインテックス大阪西ゲート脇の間にシャトルバスを運行する。乗車料金は110円。
出展企業紹介
愛知電機は中部電力グループとして粉体混合機の製造を担う。1978年から製造を開始。現在までに数千台の販売実績があり、さまざまな業種で使用されている。近年では新型機を市場投入するなど活動の幅を広げている。
赤武エンジニアリングの「振動式バルブフィーダ」は、バタフライ弁を振動と開度制御で高精度な定量供給を実現。防爆エリアでも使用可能な「パウダーワープLITE」は紙袋から粉体の取り出し作業を補助し、残量粉を最小限に抑える。
兼蔵は乾式の気流式微粉砕機「サイクロンミル」を展示する。コーティング・混合粉砕なども可能。1パスでマイクロ(マイクロは100万分の1)に至る粉砕能力が大きな特徴。機械的摩耗や異物が少ない。
シンフォニアテクノロジーは幅広い製品実績が強みな振動機のパイオニアだ。高精度な切り出しが可能な電磁フィーダー、材料の温度・水分量を制御し搬送する振動乾燥・冷却装置、バランス型長尺コンベヤーで顧客に応える。
杉山重工は高機能素材の開発・製造向けに多様な新製品を出品する。「ワイリングドライヤー」は加熱ワイヤベルトでスラリーを直接乾燥させる連続乾燥機。接粉面が大気暴露しにくい材料供給装置「スプリットコーンバルブ」も展示する。
日清エンジニアリングは1マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下まで分級可能とした分級機や、粗大粒子の飛び込みが少ない粉砕機、受託加工(分級・粉砕・ナノ粒子製造)、少量多品種生産・自動化に適したコンテナシステム、プラント建設について紹介する。
日本興産のチューブコンベヤー「トランジー」は、渦巻きの原理を応用した独創的な搬送機。高濃度空気輸送装置「ピュア・ゼット」はコンパクト設計で、粉粒体を高濃度で吸引・輸送可能。いずれも用途に合わせた提案ができるのも強みだ。
槇野産業は粗粉砕、粉砕、微粉砕の粒度領域の衝撃式粉砕機を主力とし「マキノ式粉砕機」や「イクシードミル」など、短時間で大量処理が得意な機器を取りそろえる。そのほか、混合・分級・搬送などの機器も出展する。
有力企業の製品・技術
勝川熱工は産業用熱交換器メーカーとして、加熱・冷却工程における幅広いニーズに応えている。自動車や医薬品などの主要分野以外に、環境施設向けにも熱エネルギーを有効利用する製品を供給している。
服部製作所の粉体用色彩選別機「UDP」シリーズは、磁力やふるいで除去できない粉体中の異物を、高解像度カメラにより色の違いを認識して検知し、2・5ミリメートル幅の空気銃により、ピンポイントで除去することができる。
松本機械販売のコンテインメント専用遠心分離機「アイコンテ」は、医薬品原薬などを手で触れずに、機械の中で取り扱うことが可能だ。作業者の安全を第一に考えた。封じ込み性能は1立方メートル当たり0・1マイクログラムを目指す。