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粉粒体計量・計測・制御技術
さまざまな産業分野で使用される粉粒体は、近年ますます微粒子化が進んでいる。微粒子化は最終製品の品質や付加価値の向上に寄与する一方で、粒子の凝集や閉塞(へいそく)、架橋といった現象を引き起こし、取り扱いを難しくする。このような課題に対応するとともに、品質向上や工程の効率化、作業者の安全性向上を実現するためには、粉粒体を適切にコントロールする技術が欠かせない。
製品の高機能化を実現
粒子を的確に制御するため、各種計量・計測機器や装置の高精度化も進んでいる。粉粒体の計量・計測機器は多岐にわたるが、中でも貯槽などに保管された粉粒体のレベルを測定するレベル計や、各種装置への供給・排出時に用いられる定量供給装置は、プロセスの安定運転を支える重要な機器だ。
レベル計は、あらかじめ設定した上下限で粉粒体の有無を検知するほか、任意の位置から粉粒体層上面までの距離を測定する。粉粒体の品質に影響を与えにくいことから、超音波式やミリ波、マイクロ波を利用するレーダー式など非接触方式の採用が広がっている。近距離無線通信規格「ブルートゥース」を用いてスマートフォンなどからワイヤレスで操作できる製品も増えている。
一方、定量供給装置は一定量の粉粒体を連続的に供給・排出するための装置で、テーブルフィーダーやスクリューフィーダー、振動フィーダーなどが代表例として挙げられる。粒子径分布や粒子形状などの物性評価では、レーザー回折・散乱法や沈降法、電気的検知帯法など、用途に応じた計測手法が使い分けられている。
近年は、粒子挙動の「見える化」を実現するシミュレーション技術の活用も本格化している。さらに、AI(人工知能)やマテリアルインフォマティクス(MI)の活用にも注目が集まっており、粒子特性を最大限に引き出すための技術革新への期待が高まっている。
こうした粉粒体計量・計測・制御の最新技術などのトレンドもわかる「POWTEX2026―国際粉体工業展東京」(日本粉体工業技術協会主催)が11月25日から3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれる。
POWTEXは粉砕、ふるい分け、混合・混練などの製造プロセス機器や、計装・測定、ラボ機器などが一堂に会する展示会。「未来をつくるPX(パウダー・テクノロジー・トランスフォーメーション)」を引き続きメーンテーマに掲げて展開する。今回は従来のオンライン展をオンラインでの紹介にとどめリアル展への来場を前提にした見せ方に一新。来場前の情報収集、来場時の行動計画に役立つ機能を盛り込んでリアル展の付加価値を高める施策を巡らす。
