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名古屋ネプコンジャパンなど4展示会(2024年10月)
23日から25日までの3日間、「第7回名古屋オートモーティブワールド」、「第7回名古屋ネプコンジャパン」、「第4回名古屋スマート物流EXPO」、「名古屋Factory Innovation Week2024」の4展示会が名古屋市港区の名古屋市国際展示場(ポートメッセなごや)で開催される。主催はRXJAPAN。
モノづくりの課題に貢献する技術集結 EV、ロボット、物流の自動化など
オートモーティブワールドなどは、東京と名古屋で年3回開催される複合展示会。特に毎年秋に開かれる名古屋展は、自動車や航空機など製造業の集積地である中部地区での開催とあって、注目度が高い。総出展社数は約640社で、開場時間は10時から17時まで。来場には事前に公式ホームページからの登録が必要となる。
オートモーティブワールドは「第7回名古屋カーエレクトロニクス技術展」、「第7回名古屋EV・HV・FCV技術展」、「第7回名古屋クルマの軽量化技術展」、「第7回名古屋自動車部品&加工EXPO」、「第2回SDV EXPO」の5分野で構成される。カーボンニュートラル(CN、温室効果ガス排出量実質ゼロ)の実現に向けて大きく動き出した自動車産業の最新技術が集結し、積極的な情報交換の場として役立っている。
さらに今回は米テスラの最新型ピックアップトラック「サイバートラック」を展示する。ステア・バイ・ワイヤ(SBW)など最新技術を搭載し、車体はギガプレスにより製造。ボディーは高強度なステンレス鋼製だ。EVと住宅を充放電システムでつなげるビークル・ツー・ホーム(V2H)機能をもち、自動車産業で注目される技術がふんだんに使われている。来場者はボンネットやドアを開けて自由に車内を見ることが可能。会期中は1時間ごとにデモンストレーションも実施する。さらに中国・浙江吉利控股集団(ジーリー)の最新EV「ZEEKR 007」の分解部品も展示する。車載コンピューターや超音波センサー、電子制御ユニット(ECU)など22の部品を紹介する。
主催者企画や併催イベントも充実
また中国のバッテリー電気自動車(BEV)市場を紹介するシンポジウムも開催。25日には「中国最新BEVトレンド~技術者シンポジウム~」と題しアパテックモーターズの孫峰社長と、KPMG FASの平澤尚子マネージングディレクターが対談する。このほかにも若手エンジニアに向けたキャリア形成講座を開催するなど、主催者企画も充実させた。
ネプコンジャパンでは特設会場にて、国際標準規格を策定するIPCが主催する「はんだ付けコンテスト 日本大会2024」が同時開催される。45分の競技時間内にプリント基板へハンダ付けし、手順と品質の高さを競い合う。優勝者には11月に独ミュンヘンで開かれる世界大会への参加資格が与えられる。