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nano tech 2025 など14展示会(2025年1月)
「nano tech 2025 第24回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」など全14展示会が1月29日から31日までの3日間、東京・有明の東京ビッグサイト東展示棟と会議棟で開催される。開場時間は10時から17時まで。入場は無料(事前来場登録制)。14展示会すべて相互入場が可能で、さまざまな分野の関係者が交流することによって新たなビジネスの創出が期待される。14展示会の合計来場者数は4万7000人を見込む。
素材・材料・ナノ技術 集結
nano tech 2025は、研究開発の重要な共通基盤技術であるナノテクノロジーを軸に、革新的な材料や次世代デバイスなどが国内外から集結する展示会。主催はnano tech実行委員会とJTBコミュニケーションデザイン。
ナノカーボン、ナノセルロースといった素材・材料や、ナノサイズの加工技術、次世代半導体、再生医療技術、化粧品材料、電子顕微鏡、分析装置、人工知能(AI)シミュレーション技術など、多様な製品・技術が披露される。
30日13時から、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による「CNF複合材料・部品・製品の市場拡大を目指して~NEDO事業 炭素循環社会に貢献するセルロースナノファイバー関連技術開発 成果報告会~」が行われる。軽量でありながら優れた強度を持ち、植物由来であることからカーボンニュートラル(CN、温室効果ガス排出量実質ゼロ)実現の観点からも注目が高まっているセルロースナノファイバー(CNF)の最新の研究開発動向を知れる。
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CONVERTECHにはコンバーティングに必要な機械、資材、関連技術が集まる(前回の展示会)
「CONVERTECH2025」「新機能性材料展2025」「GREEN MATERIAL2025」「3DECOtech 2025」は、加工技術研究会とJTBコミュニケーションデザインが主催する。
フィルム・シートや紙、金属箔(はく)、不織布・布、鋼板、薄板ガラスなどの薄物材料に「塗る」「貼る」「切る」を軸とする加工を施して新たな価値を付与することを「コンバーティング」と言う。CONVERTECH2025にはコンバーティングに必要な印刷機やラミネーター・貼合装置などの加工機械、資材、関連技術が集まる。
新機能性材料展2025は市場要求が高まっている〝新しい〟付加価値を付与する素材や技術が紹介される。機能性マテリアルや機能性樹脂、機能性インキなどが集まる「マテリアルゾーン」、軽量化樹脂素材やコンポジット材料などが集まる「複合材料ゾーン」、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)などが集まる「研究開発DXゾーン」、不織布やフィルター、紙、木質系材料などが集まる「不織布・機能紙ゾーン」、受託加工ビジネスや試作請負サービスなどが集まる「試作・受託ゾーン」が設けられる。
GREEN MATERIAL2025のテーマは「〝ひと・社会・地球〟のためのモノづくりを世界に。」。環境に配慮した材料をはじめ、再生ペレット製造装置、リサイクル関連装置、資源循環プラットフォームなどが提案される。
3DECOtech 2025は製品の意匠性や機能性を付加する技術や材料などが集まる展示会。加飾フィルム・転写箔、シボ加工や光沢加工といった表面加工技術などが紹介される。
新たなビジネス 創出
WELLーBEING TECHNOLOGY実行委員会が主催の「WELLーBEING TECHNOLOGY 2025」は、工学や化学をはじめとするサイエンスの視点から、ウェルビーイングな環境を実現するテクノロジーが集まる展示会。素材から空間デザイン、センシング技術、ロボティクスまで、各業界の製品・サービス開発者が集結、交流することでウェルビーイング社会の実現に貢献する。
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めっき技術や塗装・塗料、熱処理・表面硬化に関する装置などが出品されるSURTECH(前回の展示会)
「SURTECH2025 表面技術要素展」にはさまざまな表面処理・加工技術が集まる。主催は表面技術協会、日本鍍金材料協同組合、JTBコミュニケーションデザイン。めっき技術や塗装・塗料に関連する装置、熱処理・表面硬化に関する装置などが出品される。
JTBコミュニケーションデザインとRapid News Publicationsが主催の「TCT Japan 2025 ー3Dプリンティング&AM技術の総合展ー」には、世界中のアディティブ・マニュファクチャリング(AM)技術が集結する。3Dプリンターや3次元(3D)スキャナー、樹脂・金属などの材料、3D測定機器、コンピューター利用設計・製造(CAD/CAM)システムなどが披露される。
「MEMSセンシング&ネットワークシステム展 2025」は、微小電気機械システム(MEMS)や微細加工に特化した専門性の高い展示会。主催はマイクロマシンセンターとJTBコミュニケーションデザイン。車載・自動運転、ビッグデータ、AI、ロボット、健康・医療、環境・エネルギーなど広い分野で活躍する次世代センサーに関する要素技術が集まる。
JTBコミュニケーションデザインが主催の「InterAqua2025 第16回水ソリューション総合展」では、水不足など国内外における水環境の課題解決の場として、革新的な技術だけでなく、今すぐに取り組むことのできる事例が紹介される。イオン交換樹脂・膜、水殺菌用発光ダイオード(LED)デバイス、汚水・排水処理装置、ろ過装置などが出品される予定。
「第19回再生可能エネルギー世界展示会&フォーラム」は太陽光、風力、バイオマス、水力、地熱・地中熱などによる再生可能エネルギーの導入を加速させる製品・技術と出会える展示会。再生可能エネルギー協議会が主催する。
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ENEXでは最先端の省エネ機器や技術が披露される(前回の展示会)
省エネルギーセンターが主催の「ENEX2025 第49回地球環境とエネルギーの調和展」は、省エネ機器や技術が集まる展示会。ヒートポンプや排熱回収装置、断熱材・遮熱材、熱交換器などが紹介される。
「DER/Microgrid Japan2025」は分散エネルギーとデジタル技術の融合展。地域マイクログリッドや仮想発電所(VPP)、エネルギーリソースアグリゲーションに関する技術や、関連プロジェクトに携わる自治体・事業者と出会える。主催はJTBコミュニケーションデザイン。
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海洋計測・観測装置、センシング技術、水中ドローンなどが展示されるOffshore Tech Japan(前回の展示会)
産経新聞社とJTBコミュニケーションデザインが主催の「Offshore Tech Japan 2025 第6回海洋産業技術展」は、海洋資源の利活用に関する海洋産業技術展。海洋計測・観測装置、センシング技術、水中ドローンなどが展示される。洋上風力発電の建設プロジェクトに関わるマリンコンストラクターやエネルギー事業者、自治体などとの交流も図れる。