測定計測展／ＴＥＳＴ２０２５　センサエキスポジャパンなど６展示会（2025年9月）

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　「測定計測展２０２５」「ＴＥＳＴ２０２５（第１８回総合試験機器展）」「センサエキスポジャパン２０２５」「第２７回自動認識総合展｣「第３４回　２０２５知財・情報フェア＆コンファレンス」｢製造現場ＤＸ展｣の６専門展が、１０日から１２日までの３日間、東京・有明の東京ビッグサイト西展示棟で同時開催される。開場時間は１０—１７時。入場料は無料（登録制）。

測定計測展／ＴＥＳＴ２０２５　センサエキスポジャパンなど６展示会

測定計測展

　「測定計測展２０２５」は計測全般に関する総合展。主催は日本光学測定機工業会と日本精密測定機器工業会で、２年に１度開催されている。自動車・ロボット・航空機関連などに用いられる光学・精密測定のほか、計測業界の最新製品・技術が一堂に集まる。会場内では測定計測のスペシャリストに相談できることから、品質管理部門や、研究・開発、生産技術部門などの担当者が多く来場する。

　成形加工技術の高度化に伴い、加工物も複雑になり、測定機器も多様化している。会場内に設けられた｢測定相談コーナー｣では、３次元測定機、マイクロメーターやノギス、光学測定機、ダイヤル・デジタルゲージなどの各種専門家が関連する相談を秘密厳守で受け付ける。また来場者には「光学・精密測定機器ガイド」が無料配布される。

　このほかにも｢計測技術セミナー｣や｢精密測定機器、座標測定機セミナー｣など各種併催企画が充実している。１０日１３時からは計測技術セミナー会場内で、大阪大学大学院工学研究科の高谷裕浩教授による「スマート機上・インプロセス計測の課題と展望｣をテーマにしたセミナーが開かれる。

ＴＥＳＴ２０２５

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　「ＴＥＳＴ２０２５（総合試験機器展）」は材料・環境試験、計測、評価に関する総合展。主催は日本試験機工業会で、２年に１度開催される。

　試験機は材料や製品の品質管理、品質保証に欠かせない。同展では材料関連の硬さ・圧縮・疲労試験機や、動力・釣り合い試験機、振動・衝撃試験機や各種環境試験機、また校正関連業務に使用する機器など専門性の高い展示が見られる。

　主催者による新企画では試験機ユーザーにより寄り添った内容を充実させるため新たに｢校正ガイダンス｣コーナーが設けられる。特に来場者アンケートから要望の多かった｢試験機や設備の老朽化と更新｣や｢校正タイミング｣など、校正関連にフォーカスし、情報を集中して発信する。

　３日間の期間中は、ビギナーを対象に、試験の基礎や使い方に関する「基礎セミナー」や、ステップアップする｢応用セミナー｣なども充実している。引っ張り・圧縮試験、高分子材料試験、気象環境試験など、幅広いテーマでラインアップされている。いずれも事前予約制で、聴講は無料。満席になっているものも複数あり、最新情報はホームページで公開されている。

センサエキスポジャパン２０２５

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　「センサエキスポジャパン２０２５」は産経新聞社が主催する、センシングに関する専門展。センシング技術と見える化による社会課題の解決をテーマとし、センサー・コントロールとその応用機器・システム・ネットワークなどに関する展示が見られる。各種センサーやＩｏＴデバイス、ＭＥＭＳ技術、画像機器、産業用カメラ、ソフトウエアなどの関連情報が紹介される。

　会場内セミナーでは、１０日１３時から京都大学大学院工学研究科附属光量子センシング教育研究センター長の竹内繁樹教授による｢光量子センシングの現状と展望｣をテーマにした量子赤外分光などの光量子センシングに関する講演が行われる。

　また１２日１１時から、センシング技術応用研究会の筒井博司会長による｢巨大化するスマート社会、センサはさらなる発展に向けて｣では、ＡＩ（人工知能）の発展で頭脳化するセンシング技術について紹介する。

このほか３展示会

　「第２７回自動認識総合展」は自動認識技術・ソリューションの専門展。バーコード、無線識別（ＲＦＩＤ）、画像認識、⽣体認証などの先進技術とソリューションを紹介する。｢画像認識×ＡＩゾーン」は、外観検査で部品の不良品対策や、医用画像診断や顔認証システムなどで用いられるＡＩを活用したソリューションを集中展示し、注目される。

　｢第３４回　２０２５知財・情報フェア＆コンファレンス｣は知的財産関連の展示会。特許・実用新案から意匠、商標まで知的財産関連の総合フェアとして、発明推進協会、日本特許情報機構、産経新聞社が主催する。今年は過去最大の１５８社が出展する。

　このほか製造現場のデジタル化を推進する｢製造現場ＤＸ展｣を加えた全６展示会で構成される。いずれかの展示会に来場登録すれば、ほかの展示会にも入場でき、異分野も含めた活発な交流拡大が期待される。