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モノづくりフェア2024(2024年10月)
日刊工業新聞社は16-18日の3日間、福岡市博多区のマリンメッセ福岡で産業見本市「モノづくりフェア2024」を開く。自動化、省力化による製造業の生産性向上を後押しする最新の製品や技術、サービスを紹介する。モノづくりの今と、これからを体感する多彩な特別イベントも連日開催する。
注目の技術・製品・サービス
モノづくりフェア2024では、九州でいま注目される半導体や自動車、ロボットをテーマとしたセミナーを多数実施する。技術、技能、サービスに関連する多彩な特別イベントも連日開催する。九州内外から606社・団体が参加する今回。えりすぐりの技術・製品・サービスが一堂に集結する中で、注目の展示内容を紹介する。
次世代エネルギー・脱炭素化対応、先端技術など解説
トヨタ自動車九州の電動化対応・環境に対する取り組み、パワー半導体モジュールの構造や役割について説明
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九州の産業動向を話題にした特別セミナー(前回)
16日は自動車関連で、トヨタ自動車九州社長の長木哲朗氏が登壇する。「トヨタ自動車九州のクルマの電動化対応と環境取組について」をテーマに、今後のクルマづくり、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)に向けた活動など環境に対する取り組みについて講演する。
具体的には、次世代エネルギーである水素を「つくる・つかう」現状と、海岸の藻の繁殖促進によるブルーカーボンの取り組みを説明。バッテリーを回収して3R(リユース・リサイクル・リデュース)を進めていることも紹介する。
半導体関連では三菱電機パワーデバイス製作所の応用技術統括である山田順治氏が「パワー半導体とオール九州で創造したい未来の明るい九州」と題して講演する。
パワー半導体は、比較的小電力を取り扱うディスクリート半導体と、大電力を取り扱うパワー半導体モジュールに分けられる。パワー半導体モジュールは国内メーカーの市場シェアが高く、脱炭素化や省エネのキーデバイスとして近年注目される。
そこでパワー半導体モジュールの構造や役割について分かりやすく説明。応用例として、どのように電気自動車(EV)のモーターを動かしているのかを解説する。
ものづくり企業の成長を支援
福岡県産業・科学技術振興財団と、福岡県ものづくり中小企業推進会議などは「安心・安全な社会を実現する産業技術イノベーション ~ふくおかISTはものづくり企業の成長を支援します~」をテーマにセミナーを開く。
先進事例に学ぶ!中小のCN実践
17日は中小企業基盤整備機構九州本部が「先進事例に学ぶ!中小企業のカーボンニュートラル(CN)実践~会場内で無料相談に対応しています~」と題してセミナーを実施。福岡県工業技術センターと福岡県工業技術センタークラブは「2024年度 研究成果発表会」を開く。
最新のロボットSIer動向
18日は、日本ロボットシステムインテグレータ協会が「九州座談会シリーズ!最新のロボットSIer動向~ロボットSIerについて語り合う~」を開催する。
廃棄物ゼロを目指すサーキュラーエコノミー
日本能率協会コンサルティングなどは「廃棄物ゼロを目指すサーキュラーエコノミーについて考える~原材料・エネルギー自給率向上に向けて~」を開く。九州・沖縄地域で取り組まれる鉄の再資源化や太陽電池パネルのリユース・リサイクル、企業が掲げるサーキュラーパーク九州構想について紹介する。
ビジネス交流会やロボコンなど開催/イベント会場
イベント会場では16日の「第15回福岡県高等学校溶接技術競技会表彰式」を皮切りに、17日に福岡商工会議所工業部会、福岡市機械金属工業会、九州・山口産業人クラブ共催で「モノづくりビジネス交流会」が開かれる。
18日は「九州ロボットコンテスト2024モノづくりフェア杯」がある。九州電力、九電ドローンサービスは「九電ドローンサービスの新たな挑戦~ドローンと4足歩行ロボットでつくる未来の産業現場~」と題してセミナーとイベントも行う。
各セミナー、イベントともに、ここでしか聴けないものばかりで見逃せない。