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2025モバックショウ(2025年2月)
製パン・製菓関連の展示会「2025モバックショウ(第29回国際製パン製菓関連産業展)」が18日から21日までの4日間、大阪市住之江区インテックス大阪で開かれる。主催は日本製パン製菓機械工業会(JBCM)。開場時間は10時から17時まで。入場には事前登録が必要(無料)。
食品産業の発展 豊かな食品文化
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業界の最新情報が満載(品川工業所ブース=2023モバックショウ) -
最新の機器とふれあえる(カジワラのブース=2023モバックショウ)
モバックショウは製パン・製菓産業に必要な製パン・製菓の器具や機械、分析・検査機器、ロボット、省人化・省力化を支える関連機器、工場設計・設備エンジニアリングのほか、関連する情報サービス、各種製法などが出品される。新規需要の創出と業界交流の場を生み出し、食品産業の発展と豊かな食品文化の向上を目的にする。
2年に1度、大阪と東京で交互に開催されている。1971年に「製パン製菓機械展」として大阪で初開催された。99年の開催から「国際製パン製菓関連産業展」へと名称を変更し、機械だけでなく、原材料なども出品分野とした。
今回の展示会テーマは「未来の食文化を創造する」。国内外の製パン・製菓に関連する専門メーカーや業者を中心に237社・団体が1442小間で出展。このうち、36社・団体が新規で出展する。同展目玉の一つである実演展示を行う出展者が、コロナ禍の影響から回復傾向にあるため、JBCMは来場者3万5000人を目指す。
食品製造DXー安全・衛生を実現/五感を刺激ー実演展示
展示方針は①「技術」と「素材」が創り出す「おいしさ」の実演②持続可能な未来につながる機器、原材料、マーケット情報の発信③「環境」「安全・安心」「衛生」に配慮した一連の展示④次世代に向けた「省人化」「省力化」の提案ーの四つ。
出展者による実演展示に来場者からの関心が集まる。ブース内で作動する機械や、その機械で作られた製品の試食など、視覚、嗅覚、味覚、聴覚に訴えることで商談と新製品開発の創造を生む。機械と原材料メーカーによる企画に加え、機械メーカーによる製造ラインの展示、有名シェフが出展者のブース内で調理するデモンストレーションを行うことで、来場者だけでなく出展企業間でのコラボレーションにも期待されている。
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2023年モバックショウ(幕張メッセ)
コロナ禍の中で開催した2021年の第27回展は、実演展示を減らして感染拡大を防ぐ一方、全体の規模を縮小した。5類に移行する前に実施した第28回展は、19年に開催した3万6142人に匹敵する3万3855人が会場に訪れた。日本製の機械は各工程の細かな設定ができるため、国外からの評価が高い。
情報満載 多彩なセミナー
会期中は多くのセミナーが開催される。食の安全・衛生に関する情報や業界最新の技術動向などが紹介される。
洋菓子イベントコーナーでは、20日12時から「チーズケーキの未来」をテーマに実演デモが行われる。世界的に権威あるチーズ団体「ギルドクラブジャポン」のメンバーからチーズが提供され、製菓業界をリードするシェフたちが、チーズスイーツの新たな可能性を追求する。
製パン・製菓業界では省人化や省力化が求められている。こうした中、パンや菓子は味覚を大切にして、小さく、柔らかく、形状が不安定な食品を取り扱う上、高い衛生性と安全性が求められる。そのため、機械の導入が課題とされる。多くの人手に頼らざるを得ない産業であり、機械化による自動化・省人化に取り組むことが国から推奨されている。
業界各社は製造工程の効率化を図るため、省人化に向けた開発に取り組んでいる。セミナーでは食品製造業界のデジタル変革(DX)化や工程の省力化、人手不足の解決策について紹介される。
【ごあいさつ】
日本製パン製菓機械工業会 理事長 梶原 秀浩
持続可能な食の未来 創造
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日本製パン製菓機械工業会 理事長 梶原 秀浩
2025モバックショウは関係各位のご支援・ご協力により、開催の運びとなりました。
本展は1971年に大阪で第1回展を開催以来、今回で29回目を迎えます。長きにわたり当工業会ならびにモバックショウを支えていただいた多くの関係者の方々に、ここにあらためて御礼を申し上げます。
おかげさまで、今回も多くの機械設備メーカー、原材料メーカー、各種関連資材メーカーの積極的なご参加を得ることができ、「国際製パン製菓関連産業展」にふさわしい“マシーン” “マテリアル” “マーケティング”の「3つのM」を網羅した総合専門展として一段と展示内容の充実を図ることができました。
2024年の国内経済状況は、人手不足を背景とした合理化・省力化投資の増加、雇用・所得環境の改善や訪日外国人数が過去最高の3600万人を超えるなど明るい兆しもありましたが、長引く円安傾向による原材料・資源価格の高止まり、人件費・物流費の高騰が続いており、企業経営の重しとなりつつあります。
加えて、私たちのユーザーである製パン製菓業界をはじめとする食品業界では、人手不足の中での生産現場の省力化・省人化、コスト高を適正に反映させた価格改定、食品ロス削減といった環境問題、変化の激しい消費者市場にマッチした新製品の開発など、たくさんの課題を抱えております。こうした取り組みを加速する必要を強く感じます。
このような中で開催される2025モバックショウでは「未来の食文化を創造する」をテーマに持続可能な食の未来の創造へ向け、ユーザー業界の皆さまの課題解決につながる各種ご提案を積極的に行い、日本の製パン製菓業界のさらなる成長発展を図ってまいる所存です。
また、アジアを中心に海外来場者を積極的に誘致し、日本の高品質な製品、繊細で技術力が高いパンや菓子づくりを世界中に発信してまいりたいと思います。
本展が製パン製菓業界を中心とする食品業界の発展に役立つ真の情報発信の場となり、ユーザー業界のますますのご発展とイノベーション創出のきっかけになることを念願いたします。多数の皆さまのご来場を心からお待ち申し上げます。