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メンテナンス・レジリエンスTOKYO2025(2025年7月)
東京ビッグサイトの東展示棟4-6ホールでは、TECHNO-FRONTIERと同時開催展の「メンテナンス・レジリエンスTOKYO2025」が開かれる。主催は日本能率協会のほか、各種構成展は日本非破壊検査工業会など団体との共催で実施。製造業や建設業向けに生産性向上や、持続可能な社会資本整備、レジリエンス(復元力、危機対応力)をテーマとし、関連分野の技術交流を促進する。開場は10時-17時。
プラント保守・保全の最新技術
保安のスマート化 加速
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メンテナンスに関する最新技術を発信
同展は「プラントメンテナンスショー」「インフラ検査・維持管理・更新展」「非破壊評価総合展」「無電柱化推進展」「国際ドローン展」「交通インフラ設備機器展」など技術要素ごとに分かれた専門展で構成。今年は新たに「建設防災・資材展」「土木・建設DX/システム/ツール展」の2展を加えた計8展で実施される。
建設インフラから製造業まで幅広い分野のメンテナンス分野に特化しながら、業界の枠を超えた活発な交流促進を狙いとしている。今年は410社・団体、911小間の規模で、期間中に2万3000人の来場が見込まれている。
重要インフラやプラントを支える保安人材の高齢化や設備の高経年化が進む中、労働集約型で展開してきた産業保安分野では省力化や次世代へのノウハウ継承が重要課題としてのしかかっている。
また近年では豪雨や地震、台風など自然災害への対策やレジリエンス力も問われている。こうした課題解決に向けて、会場ではIoTやセンサー、飛行ロボット(ドローン)活用など技術革新の成果を生かした「保安のスマート化」を加速する最先端技術の披露が見どころとなる。
企画コーナー
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NETIS登録製品紹介コーナー
プラントメンテナンスや防災関連など土木建設系から工場設備関連まで幅広く対象としている会場では、各分野ごとに特化したさまざまな企画コーナーが準備されている。
「スマート保安特別企画」では、ファンの異常検知体験や、コンサルタントによる相談コーナーが設けられている。国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」の特設コーナーでは、会場内で発表されているNETIS対象製品の情報をカタログで一気に見ることができ、気になったものを直接ブースで比較検討できる。
さらに会場内を数時間見学すると、土木学会が推進する技術者継続学習プログラム「CPD」の単位取得の対象となる。初日は3・9単位、2日目以降は3・4単位が取得可能で、会場で受講証明書をもらい、同学会に申請する仕組みだ。
このほかにも、3日間の期間中は会場内で100を超えるセミナーが多彩なラインアップで準備されている。「事前防災・減災のための国土強靱化推進セミナー『コンストラクションステージ』」では、国交省や東京都などの行政や関係者らが国土強靱化に関連する最新施策の取り組みを発表する。
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3日間の期間中行われる「ものづくり特別講演会」 -
また「ものづくり特別講演会」(表)は、企画を日刊工業新聞社が担当。素材やエネルギー関連企業のプラントメンテナンスに関連する、最新動向が紹介される。
「国際ドローン展JDCフォーラム/特別講演会」では、台湾のドローン関連技術とコラボレーションした日台ドローン産業の国際協力展望などをテーマにしたユニークなセッションが見られる。
