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高機能素材Week/ファインテック ジャパン/Photonix(2024年10月)
材料と加工機械の展示会「第15回高機能素材Week」が29日から31日までの3日間、千葉市美浜区の幕張メッセで開催される。電子ディスプレーの産業展「第34回ファインテック ジャパン」と光・レーザー技術展「第24回Photonix」との同時開催となる。主催はRX Japan。開場時間は10時から18時(最終日のみ17時)まで。事前の来場登録で入場は無料。来場登録は同展公式ホームページから。
最先端の素材技術結集
高機能素材Weekは「高機能フィルム展」「高機能プラスチック展」「高機能金属展」「高機能セラミックス展」「接着・接合EXPO」「塗料・塗装設備展」「サステナブル マテリアル展」の7展示会と、今回初開催となる「素材工場の脱炭素化展」の計8展示会で構成される。
秋の東京(幕張メッセ)と5月の大阪(インテックス大阪)で、年2回開催している。
同展は材料メーカーをはじめ、加工技術や製造装置、検査関連技術などが集結。フィルム、プラスチック、複合材、金属、セラミックなど製品の高付加価値化に欠かせない素材・技術が展示される。
同時開催のファインテック ジャパン、Photonixと合わせて過去最大の930社・団体が出展。国際展として存在感を高めている。
ファインテック ジャパン
情報化社会が加速する中、膨大な情報を効率的に授受する電子ディスプレーの役割は増している。会場では液晶や有機ELなどのディスプレーに加え、露光装置、洗浄装置、基板材料、装着マスク、光センサー、イメージセンサーなどの関連技術が一堂に会する。
高機能フィルム展
機能性フィルムは電機、自動車、建材、医薬品、食品包装など、さまざまな分野で活躍している。会場では機能性フィルムに加え、成形・塗工・二次加工、検査・測定・分析機器、静電気除去、コーティング、包装・パッケージ、加飾技術などの関連技術も披露される。
サステナブル マテリアル展
製品・素材の再利用を可能とする技術が紹介される。
環境配慮型のパッケージやリサイクル材料など、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)や脱炭素社会の実現へ向けた足がかりとなるような技術・製品が展示される。環境配慮型の素材、リサイクル材のアップサイクルを目指すマテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルなどの最新技術が見られる。
高機能プラスチック展
高機能樹脂、炭素繊維複合材、バイオプラスチックなどの加工品、原材料、また成形・加工機械や受託製造など、プラスチックに関わる製品・技術が紹介される。素材の軽量化や剛性機能、金属代替など、高機能プラスチックの活躍の場は広がっており、注目度の高い製品・技術が出品される。
高機能セラミックス展
耐久性、耐熱性に優れたセラミックは、医療機器や半導体、電子・電気機器関連メーカーから注目が集まっている。
会場では高機能セラミックス製品や、窒化物、酸化物、炭化物などの原料、コーティング技術や溶射技術、焼成炉などの加工技術や製造装置が紹介される。
注目度の高い3Dプリンターや切削加工装置、粉体装置なども披露される。
高機能金属展
アルミニウムや銅、チタン、マグネシウム、貴金属、鉄鋼をはじめとした金属素材や、その加工機械などを紹介する。日本最大級の鉄鋼・非鉄金属の産業展として、高機能金属に関する製品・技術が展示される。
塗料・塗装設備展
機能性塗料や塗料の原料、添加剤、塗装機械やロボット・設備などを紹介する。塗料は自動車、エレクトロニクス、建築など、さまざまな分野で必要不可欠な材料となっており、塗料自体にも高付加価値化が求められている。
耐火性能の向上や環境配慮などの技術革新も進んでおり、注目度の高い製品・技術が披露される。
接着・接合EXPO
異種材料接合から一般用途まで、製造業で欠かせない接着・接合技術を紹介する。会場では接着フィルムや粘着テープに加え、レーザー接合、超音波接合、ディスペンサー、レーザー表面改質などの製品・技術が見られる。
Photonix
光・レーザー関連技術の総合展としてレーザー発振器、光学部品・レンズ、光計測、分析機器などが出そろう。会場は「レーザー加工」「光学部品・材料」「光計測・分析」の三つの専門ゾーンから構成され、注目度の高い製品・技術が出品される。