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ものづくりワールド東京(2025年7月)
製造業の最新技術が一堂に集まる大型総合展示会「第37回ものづくりワールド東京」が9日から11日までの3日間、千葉市美浜区の幕張メッセの全館を使用して開かれる。主催はRX Japan。開場時間は10時から17時まで。同展は「機械要素技術展」「設計・製造ソリューション展」「ヘルスケア・医療機器開発展」など10展で構成される。入場には公式ウェブサイト(https://www.manufacturing―world.jp)から事前登録が必要。
製造業の最新技術結集 10専門展
ものづくりワールド東京は、製造業向けITやデジタル変革(DX)製品、部品、設備、計測製品が一堂に集まる日本最大級の製造業の展示会。会期中は6万5000人の来場者を見込む。1-8ホールでは「機械要素技術展」「ヘルスケア・医療機器開発展」「工場設備・備品展」「次世代3Dプリンタ展」「計測・検査・センサ展」などの7展示会。9-11ホールでは「設計・製造ソリューション展」「製造業DX展」など3展示会が開催する。そして製造業における「業務効率化」「DX推進」を後押しすべく新規開催の「スマートメンテナンス展」「製造業サイバーセキュリティ展」も加わり合計10展で構成される。1900社を超える出展社が新製品や先端技術、サービスを披露する。
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ビジネスに直結する展示会として商談も活発
(前回の展示会)
会場は図面やワークを持ち込んでの技術相談や見積り対応、導入検討などができ、実践的な商談と情報交換の場となっている。
また、韓国・中国・ドイツをはじめとした17カ国の海外出展社とも商談できる。日韓国交正常化60周年を記念し、韓国の企業・団体の専用マップ、スタンプラリー、韓国フードフェアなど特別企画を実施する。韓国の先進的な製品・技術に直接触れられる機会となる。
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最新技術が展示される(前回の展示会)
会期中は講演やセミナーが全153講演行われる。業界の第一線で活躍する講師が最新の技術動向や事例、経営戦略などについて解説する。9日10時から特別講演、「進化するHondaのものづくり-電動化に向けた新たな挑戦-」が開かれ、ホンダの小沼隆史執行役四輪生産本部長が登壇する。10日10時からはアイシン九州の熊谷隆之DX推進室室長が「デジタルツールを最大限活用し業務効率向上」について紹介する。コダマコーポレーションは10日13時から9ホール会場Hにて「手戻りのない3次元設計の効率化のご提案」と題した出展社セミナーを開催する。
機械要素技術展
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来場者が必要な情報をキャッチする絶好の機会となる(前回の展示会)
機械要素技術展では機械部品、加工技術、表面処理などが1-6ホール展示される。油圧・空気圧・水圧機器、ポンプ、バルブなどの「油空圧機器・配管部品」、ハンドル、レバー、キャスターなどの「機構部品」、ベアリング、ねじ、ファスナーなどの「ねじ・ばね」のゾーン、切削、プレス、板金、鍛造、鋳造、樹脂加工、溶接・接合・切断などの加工技術、材料・素材などの「加工技術・機械材料」、めっき、コーティングなどの「表面処理・改質技術」のゾーンごとに分けられる。
ヘルスケア・医療機器開発展
ヘルスケア・医療機器開発展は、医療・ヘルスケア機器に搭載される部品・デバイスや、開発・製造技術、OEM(相手先ブランド生産)サービスなどの展示会。4ホールで開催される。
医療・ヘルスケア機器メーカー向けの電子・機械・光学部品、加工技術、材料、表面処理・改質、ポンプ、モーション技術、針、パイプ、配管部品、などが集まる。
工場設備・備品展
工場設備・備品展は8ホールで開催され、工場向けの省エネルギー製品、物流機器、メンテナンス製品、安全用品、防災製品などが集まる。
「バリ取り・洗浄」ゾーンでは、バリ取りの装置や工具、表面仕上げ製品、砥石(といし)、洗浄機などが見られる。
設計・製造ソリューション展
設計・製造ソリューション展は、製造業向けのIT技術が一堂に集まる専門展示会。9ホールで開催される。コンピューター利用設計・製造(CAD/CAM)やコンピューター利用解析(CAE)、統合業務パッケージ(ERP)、生産管理システムなど、設計から製造、経営管理までを支えるソリューションが紹介される。