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第73回 電設工業展 JECA FAIR2025(2025年5月)
電気設備に関する機器やソフトウエア、ソリューション、施工技術などが集まる展示会「JECA FAIR2025~第73回電設工業展~」が28日から30日までの3日間、大阪市住之江区のインテックス大阪2・3・4・5号館で開催される。国内外の255社・団体が出展する予定。主催は日本電設工業協会(JECA)。入場は事前登録制。開場時間は10時から17時(初日は10時半開場、最終日は16時半まで)。
電設の最新技術 集結
電設技術が拓く新たな可能性 ~進み続ける世界と共に~
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東京ビッグサイトで開催したJECA FAIR2024では、国内外から多くの来場者が集まった
JECA FAIRは1957年5月23日に「優良電設資材展」として開催し、今回で73回目を迎える。会場を大阪と東京の2拠点で隔年・交互開催している。前回は東京・有明の東京ビッグサイトで開催され、国内外から256社・団体が出展し、10万2576人が来場した。
同展は電気設備関連の資機材、工具、計測器、ソフトウエア、システムなどの新製品紹介をはじめ、施工技術や施工効率化、アカデミックの紹介、電気設備業界の魅力や働き方改革の取り組みなど、さまざまな情報を発信する国内最大規模の電気設備総合展示会。来場者は電気工事業者をはじめ、工事発注者、設計者らを中心に、各方面から同展の情報発信に期待を寄せているステークホルダーが集まる。
電設技術は経済や産業活動、国民生活を支える社会インフラとしての役割を担っている。また、電気設備業の従事者は住宅やオフィス、ビル・工場などの電気設備の建設・保守管理を通じ社会を支える必要不可欠な存在だ。
同展は将来の担い手や人材育成につなげ、電気設備業界を知ってもらう機会として学生や学校関係者を招待する「JECA FAIR見学会」を企画しており、交通費を助成している。
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プレゼンテーションセミナー(前回)
今年の開催テーマは「電設技術が拓く新たな可能性~進み続ける世界と共に~」とした。出展者プレゼンテーションセミナーは会期中毎日開催され、作業効率化や省エネルギー化、EV充電システムなどが紹介される。
オンライン展示会も開催され、6月30日17時まで閲覧できる。
製品コンクール 表彰式7月9日
特別催事の「第64回JECA FAIR2025製品コンクール」は、電気設備に関連する資機材の進歩改良を促進し、電気設備技術の向上などを図ることで関連企業の振興と社会生活の向上を目的に開催している。同コンクール審査委員会が技術的観点、社会的貢献度、着想、将来性や市場性などの観点から製品を審査し、選考する。
各製品には、国土交通大臣賞、経済産業大臣賞、環境大臣賞、中小企業庁長官賞などが授与される。会期中はエントリー製品と前回コンクールの受賞製品一覧が主催者コーナーでパネル展示される。同展ホームページでも「注目の出展製品」として紹介される。コンクールは審査会を経て、展示会会期終了後の7月9日に表彰式が行われる。
主催者コーナー
このほか、主催者コーナーでは五つのコーナーを設ける。「JECA取り組みコーナー」では、JECAや国内各地の電設・電業協会の活動、取り組み、成果物を紹介し、電気設備工事業界の認知度向上を図るとともに好事例を水平展開する。「電気設備業界プロモーションコーナー」では、来場する学生や教育機関関係者などを対象にした企画。電気設備業界の仕事内容や社会的役割などの魅力を発信し、入職促進を図るのが目的。
特別講演 工藤公康氏
特別講演が28日13時半から国際会議ホールで開かれ、福岡ソフトバンクホークス元監督の工藤公康氏が「未来を見据えた組織マネジメント~実現のための思考と行動~」をテーマに、当時のチームで活用した実際のデータの一部を紹介しながら講演する。