-
業種・地域から探す
第72回電設工業展 JECA FAIR 2024(2024年5月)
電気設備に関する機器・資材、ソフトウエア、ソリューション、施工技術などを一堂に集めた展示会「JECA FAIR 2024 第72回電設工業展」が、29日から31日までの3日間、東京・有明の東京ビッグサイト東展示棟1―3ホールで開催される。主催は日本電設工業協会(JECA)。入場は無料で、事前登録制。開場時間は10時から17時(初日は10時半開場、最終日は16時半まで)。
電設の最新動向発信
電設技術が未来をデザイン!
JECA FAIRは1957年に開催して以来、今回で72回目を迎える。同展は電気設備に関する資材・機材、工具、計測器やソフトウエア、システム、ソリューションなどの最新製品の紹介をはじめ、施工技術や施工実績などを披露する専門展示会。会場を東京と大阪の2拠点で隔年・交互開催している。
出展社数は前年比約21%増の256社・団体で、小間数は872小間と過去最大規模での開催。来場者は10万人を目指す。オンライン展は6月28日まで開催する。
電気設備業界・施工現場の魅力や働き方改革を発信し、業界全体を盛り上げる。特に近年では省エネルギー施工、省人力化が叫ばれ、技術や製品開発にも大きく影響を与えている。
来場者は電気工事事業者をはじめ、工事発注者、設計者らを中心に、各方面から同展の情報発信力に期待を寄せたステークホルダーが集まる。電設業界の将来を担う学生が多く来場するのも同展の特徴だ。
電設技術は経済・産業活動や国民生活を支える社会インフラとして重要な役割を担っている。現代の暮らし・生活をより上質でスマートな環境に導くなど、これからの未来づくり、街づくりの一翼を担う。
同展は今年の開催テーマを「電設技術が未来をデザイン!~持続可能な社会のために~」とした。電設技術の発展は太陽光や風力、洋上風力を使った再生可能エネルギーの活用による温室効果ガス排出量の抑制につながり、脱炭素社会に欠かせない。
電気設備業界は我々の生活・ライフラインを支えている。住宅やオフィスビル、工事などの電気設備の建設や保守・点検・管理によって、安心・安全な国民生活を確保し、生活の質の向上を担っている。
その技術が一堂に会する同展への期待は大きいといえよう。
製品コンクール 7月4日表彰式
特別催事「第63回製品コンクール」が予定されている。
「電気設備に関連する資機材の進歩改良を促進し、電気設備技術の向上と電気保安の確保を図る」ことを目的に、優れた特徴ある新製品を選定している。
特に優秀と認められた各製品には、国土交通大臣賞、経済産業大臣賞、環境大臣賞などの各大臣賞が授与される。展示会会期中はエントリー製品が特設コーナーでパネル展示されるほか、同展ホームページでも「注目製品」として紹介される。審査会を経て展示会会期終了後の7月4日に表彰式が行われる予定だ。
「電気設備業界プロモーションコーナー」は来場する学生や教育機関関係者などを対象にした企画。「電気設備業界」を身近に感じてもらい、若い世代への入職促進を目的にしている。電設業界の仕事内容を紹介し、社会的役割、働きがいを知るきっかけを提供する。JECA会員企業の会社案内書類なども配布しており、会場では就職希望者が資料入手のために立ち寄る姿が見られる。
特別講演 気象防災キャスター
特別講演会として、29日13時半から東8ホールで「今、知ってほしい災害対策」と題して、『めざまし8』(フジテレビ系列)気象防災キャスターの天達武史氏が講演。豪雨、台風、水害などの激甚化する気象災害から被害を最小限に抑えるために、情報を利用した防災方法を紹介する。