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JECA FAIR 第73回 電設工業展 製品コンクール
日本電設工業協会(JECA)が主催する「JECA FAIR 2025~第73回電設工業展~製品コンクール表彰式」が、9日に大阪市北区の帝国ホテル大阪で開催された。同コンクールはJECA FAIRで展示された応募製品の中から優れた製品・技術を選定し、表彰するもの。表彰製品は13件。1960年に始まり、今年で64回目を迎えた。
発想・アイデア—高い技術力
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表彰式に出席した受賞企業の代表者ら
製品コンクールは電気設備に関連する資機材の進歩改良を促進し、電気設備技術の向上などを図ることで、関連企業の振興と社会生活の向上を目的としている。審査委員会が技術的観点、社会的貢献度、着想、将来性、市場性などの観点から製品を審査し、選考する。今回は51社がコンクールに参加し、13社が受賞した。
表彰式ではJECAの文挟誠一会長が「どの製品も発想、アイデアともに素晴らしく、高い技術力に裏付けられていた。安全性、省力化、生産性の向上につながり、省エネルギー化とメンテナンスの向上にも貢献するものだった。13点の選りすぐりの製品がふさわしい賞を受賞した」とたたえた。
受賞製品は国土交通大臣賞を受賞した三菱電機の「ブレーカ端子カバー形電力計測ユニット」、経済産業大臣賞を受賞した共立電気計器の「3Pブレーカ端子用アダプタ KEW8331」、中小企業庁長官賞を受賞した音羽電機工業の「信号回線用SPD PRO—MONIシリーズ」、日本電設工業協会奨励賞を受賞したニチコンの「商用EV向け急速充電器『サイクリックマルチ充電器』」などが選ばれた。
今年のJECA FAIRは5月28日から30日までの3日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催された。255社が、849小間で出展し、来場者数は延べ9万8228人と大阪開催では過去最大となった。電気設備業界を知ってもらうため学生を誘致し、約700人の学生が来場した。学生はブース見学のほか、企業から映像による仕事の紹介を受けた。
次回のJECA FAIRは26年5月27日から29日までの3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催される予定。
