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Japan Mobility Show 2025(2025年10月)
日本最大級のモビリティーの祭典「Japan Mobility Show(ジャパンモビリティショー)2025」が、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕する。主催は日本自動車工業会(自工会)。30日は招待状持参者のみ参加可能なオフィシャルデーで、31日から11月9日まで一般公開される。
日本最大級 モビリティーの祭典
近未来体験/名車/スタートアップ出展
同展は2023年に東京モーターショーから名称・コンセプトが一新され、自動車業界だけでなく他産業やスタートアップの参加も増えた。今回は過去最多の500以上の企業・団体が参加。完成車のほか、部品・機械器具、関連システム、充電機器など自動車を含むモビリティーに関するあらゆる製品、技術、サービス、エンターテインメントが一堂に会する。
コンセプトは「ワクワクする未来を、探しに行こう!」。「みんながワクワクし、一緒に考え、未来を創り上げていく」という思いが込められている。クルマ・バイク好きから、子ども、ファミリー、ビジネスパーソンまで、幅広い来場者が豊かで夢のあるモビリティー社会によってもたらされる、ワクワクする未来を体験できる企画が用意される。合言葉は「いくっしょ、モビショー!」。
入場の当日券は3000円、前売り券/20人以上の団体入場券は2700円、土日・祝日の9—10時に先行入場可能なアーリーエントリーチケット(数量限定)は3500円、日曜を除く16時以降入場可能なアフター4チケットは1500円。障がい者手帳所持者の特別見学日は31日で、無料で入場できる。各種チケットは会場窓口では販売されず、オンラインとコンビニエンスストアでの販売のみなので注意が必要だ。
モビリティーの中でも自動車産業は日本のビジネスを支える基幹産業で、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)、ハイブリッド車(HV)など環境対応車の開発や普及が進められている。EV・住宅間で電力を相互供給できるビークル・ツー・ホーム(V2H)システムは、災害時の非常用電源として活用できるほか、太陽光発電と組み合わせることで再生可能エネルギーの有効活用や電力コストの削減につながる。
また自動運転やコネクテッドサービスなども注目されている。自動車の安全性や快適性向上のため、ハードとソフトの両面で技術開発が進む。
今回の同展は①モビリティーの未来の姿(#FUTURE)②モビリティーそのもの(#CULTURE)③モビリティーのビジネス(#CREATION)—の三つを軸に多彩な企画が行われる。
#FUTURE
「Tokyo Future Tour 2035」は170以上の企業・団体が参加する企業横断型の展示企画。10年後の近未来の技術や、それによってもたらされる生活の変化を体感できる。
空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」の試乗体験を通じて空の移動シーンを体感したり、モビリティーの進化によって変わる10年後の街や道の姿、自然との共生を感じたりできる。また「ポケットモンスター」のキャラクターを乗り物として再現した「トヨタミライドン」「ホンダコライドン」も展示予定だ。
#CULTURE
モビリティーは単なる移動手段ではなく、暮らしの記憶や価値観をも形作ってきた。その魅力が「Mobility Culture Program」として発信される。東7ホールでは、戦後から現代までの名車が街の風景、音楽、ファッションなど当時のカルチャーとともに披露される。
また東ホール屋外臨時駐車場では、次世代燃料の可能性を伝えるショーランや、レーシングカーのデモラン・同乗試乗、スポーツ多目的車(SUV)による悪路走行など、ダイナミックなパフォーマンスが行われる。ほかにも、働くクルマ、“痛車(いたしゃ)”、キャンピングカーなどが展示され、会場全体でさまざまなジャンルの車両を楽しめる。
#CREATION
「Startup Future Factory」では、多様な製品、サービス、技術を持つスタートアップや大学などが120者以上参加する展示エリア「Exhibition Street」が設けられる。出展テーマは①移動がもっとスイスイ・ワクワク②地球のことを考えてつくり方から新しく③暮らす・働くを支える仕組みをアップデート④そんなことまで!?拡がるモビリティ—の四つ。また予選を通過したスタートアップ30社による「Pitch Contest&Awards」が開催される。
さらに「未来モビリティ会議」では、豊かで夢のあるモビリティー社会の構築に向け、地域過疎化や都市の混雑・渋滞問題、ウェルビーイング(心身の幸福)などをテーマとした八つのセッションが行われる。
このほか、職業・社会体験施設「キッザニア」とコラボしたクルマに関連する職業体験やトミカブースなどの子ども向けコンテンツ、軽トラックの荷台に商品を並べて販売する「軽トラ市」など、ワクワクする企画が盛りだくさん。詳細は公式ウェブサイト(www.japan‐mobility‐show.com)へ。
