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モビリティー・エンターテインメントの祭典―10月28日から東京ビッグサイトで
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来場者と双方向で未来を創る展示会(2019年開催の東京モーターショー)
ジャパンモビリティショーは東京モーターショーの名称を変更し、自動車業界だけでなく、さまざまなモビリティー産業も一緒に「未来の日本」を体感する場として開催される。モビリティーが変える未来の東京を映像や製品で体感する展示、ビジネスコンテストやマッチングといったスタートアップ向け企画、脱炭素化などを語るトークショーの三つを主要企画に据え、会期中で100万人以上の来場を目指す。
ロゴは「オールジャパンで一つになり、協力し、日本を動かし、世界へ発信していく、それぞれの個性が歯車のように噛み合い、未来へと進んで行く、そんな想い」を表現した。ショーコンセプトは「みんなで一緒に未来を考える場」。FUTURE、GREEN、DREAMの三つのキーワードを軸に、出展者からの情報発信にとどまらず、来場者と双方向で目指したい未来を思考する。
カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)に向けて、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)の普及拡大に注目が集まる。EVやPHVなどの電動車(xEV)に充電するだけでなく、家庭の電気として給電できるV2H(ビークル・ツー・ホーム)システムは、災害時の非常用電源としての活用や、太陽光発電と組み合わせてカーボンニュートラルな生活の実現が可能となる。
こうした中、東京ビッグサイト東展示棟1―8ホールは次世代モビリティー関連、モータースポーツエリア、キャンピングカーエリア、西展示棟3―4ホールは部品・機械器具、南展示棟3―4ホールはスーパーカーやカスタマイズカーのコーナーを設けている。
ニチコンは東展示棟5ホールから、V2Hシステムの新型「EVパワー・ステーション」を一般公開するなど同社の多彩なEVソリューションを紹介する。
トノックスは同7ホールに出展。これまで培った技術力とノウハウ、協業により、ガソリンやディーゼルエンジン車から不要な装備を取り除き、電動機や電池を取り付けたEVを提案する。
トヨタ自動車はスポーツ多目的車(SUV)タイプのEVなどを紹介する。操作性やデザインに加え、乗り味のカスタマイズ(個別対応)や周辺情報の検索など新たな体験価値を提案する。車が単なる移動手段ではなく「生活のパートナー」になることを目指す。
日産自動車はコンパクトクロスオーバー型EVのコンセプトカー「ハイパーパンク」を実車展示する。コンテンツクリエーターやインフルエンサー(影響力を持つ人物)、アーティストら、他者と異なる自己表現にこだわるユーザーがターゲット。多角形を使った立体的な外観で車とデジタルの融合を表現した。
2輪車メーカー各社は、市販の中・大型2輪の展示だけでなく、電動2輪車やロボット、水素エンジン搭載車、脱炭素社会実現に向けた取り組みなど、さまざまな新モビリティー関連の展示を予定している。
海外メーカーではドイツ勢のほか中国EVメーカー比亜迪(BYD)などが出展する。
モビリティーの枠を超えて、他産業やスタートアップなど新しい仲間と一緒に作る企画として①「Tokyo Future Tour」②「Startup Future Factory」③「Japan Future Session」―の三つのシンボルコンテンツを用意した。
Tokyo Future TourはLIFE、EMERGENCY、PLAY、FOODの四つのシーンから、モビリティーが変える未来をショー仕立ての体験型コンテンツ。超小型や立ち乗り型など生活に身近なモビリティーに試乗することが可能で、映画「ゴジラ―1・0(マイナスワン)」と協力し、ゴジラに破壊された街の復興のために活躍するモビリティーの実機を動かして紹介するコーナーなども設ける。